「将来の夢」はどう答える?|即内定がもらえる面接での答え方
こんなあなたにおすすめ
  • 面接での「将来の夢」への答え方がわからない
  • 「将来の夢」の回答例が知りたい

「将来の夢はなんですか?」

面接でこのように聞かれたとき、みなさんはすぐに回答できますか?

「〇〇で貢献したい」「〜な人の力になりたい」など、自分のなりたい像や方向性が決まっていなければ、たとえ憧れていた企業に就職できても、満足できる人生は送れないかもしれません。

あなた自身で舵を切り、企業のいう名の波と風にうまく乗ることで、なりたい姿に最短で近づけるのです。

今回の記事では、

面接で将来の夢を聞かれたときは正直に答えてもよいの?
どうして面接では将来の夢を聞かれるの?
将来の夢の回答例やNGな回答が知りたい!

このようなみなさんのお悩みを解決していきたいと思います。

金丸理紗
面接でよく聞かれる「キャリアプランはなんですか?」という質問への回答にも役立つはずです。今回の記事をしっかり読んで面接に備えてくださいね!

面接での「将来の夢」の答え方

人差し指を立てる就活生

面接で将来の夢を聞かれたときは、

  1. 結論(私の夢は〜です)
  2. 夢を持った理由
  3. 今後どうしていくか

の順序で回答すると、面接官にもよく伝わります。

結論から答える

将来の夢にだけでなく志望動機や自己PRなど、すべての回答に共通して言えることですが、必ず結論から答えるようにしましょう。

「結論から話す」を意識するだけで、話が端的でわかりやすくなります。

例えば、以下の例文を読んでみてください。

OK例
面接で受け答えをするときは、結論から話すことを意識しましょう。
結論から話すと、相手に内容が伝わりやすくなります。
NG例
面接では、自分のことを一生懸命に伝えるために、具体的な話をとにかく並べて話す人が多くいますよね。そういったダラダラした話し方をしてしまうと、結論がどこにあるのかわかりにくいので、「結局この学生は何が言いたいのだろう」と思われてしまいます。それは嫌ですよね?もちろん具体的に話すのはとても大切ですが、結論から先に話すことを意識しましょう。
いかがでしょうか?
上の例文の方が、短いのに内容が端的に伝わってきたと思います。
面接は「会話」です。面接官が気になったところはあとで深掘りもしてくれるので、むりに詳しく話す必要もありません。
まずは結論をファーストを意識しましょう。

次にその夢を持った理由を答える

結論を端的に伝えたあとは、その夢を持った理由を答えます。

どのような夢にも、きっかけとなったエピソードがあるはずです。エピソードも端的に伝えることが大切ですが、面接官が想像しやすいように話すのがベストです。

記事の後半では回答例もご紹介しています。回答例を参考に、みなさんの夢のきっかけとなったエピソードも考えてみてくださいね。

最後に今後どうしていくかを答える

「私の将来の夢は〜です。この夢を持ったきっかけは〜〜です。」

このように伝えたあとは、「夢を叶えるために今後どうしていくのか」を伝えましょう。

後ほど詳しく解説しますが、ここでは「その企業だからこそできること」を混ぜて答えると、よりよい印象になります。

「将来の夢」面接での回答ポイント3つ

面接官

ここからは、実際に「将来の夢」に回答するときのポイントを解説していきます。

ありのままの回答でOK

「将来の夢」は企業によって回答を変える必要はありません。

あなたの考えるありのままの将来の夢を答えて大丈夫です。

ただし、その企業で絶対叶わない夢やプライベートすぎる夢は避けましょう。避けたいNG回答については記事の最後に紹介しています、そちらも合わせて確認しておいてくださいね。

自分の夢と会社の未来がマッチしているとベスト

「終身雇用の時代は終わった」と聞いたことがある方も多いと思います。

現在では、入社して2~3年での転職もある程度一般的ですし、「企業への忠誠心」が評価される時代でもなくなりました。

個人の未来と会社の未来がマッチしており、採用することでお互いにメリットがある状態が理想です。

そのため

「会社のために何でも全力でがんばります!」

という学生よりも、

「自己実現のためにこの会社で頑張ることで、この会社に利益も出していきます。」

という学生の方が好印象を抱く企業も多いようです。

あなたの夢と会社の未来がマッチし、あなたが会社で活躍する未来を想像できるような回答をするとよいでしょう。

具体的に回答する

3つめのポイントは、具体的に回答することです。

「将来の夢はビルゲイツのような人間になることです。」

「将来の夢は、華のキャリアウーマンです。」

もちろんこれらも素敵な夢ですが、面接官に伝えるには不適切です。聞いただけでは、いったいどうなりたいのか想像できないからです。

将来の夢では抽象的な表現は避け、わかりやすい言い方を意識してくださいね。

また、エピソードも具体的に話しましょう。

「塾の先生に助けられ、憧れを持った経験があります。」

という回答では、どのような状況で助けてもらったのか、その人のどのようなところに憧れたのか、想像がつきません。

「志望校合格は絶望的と言われたわたしに、最後まで諦めるなと声をかけ、毎日夜遅くまで補習に付き合ってくれました。その先生のおかげでいま、わたしは第一志望であった〇〇大学に通うことができています。わたしも、生徒の将来にとことんよりそい、一緒に努力できるような塾講師を目指したいと考えています。」

このようにできるだけ具体的に話せば、面接官も話を聞きながらしっかり想像できるはずです。

面接官が「将来の夢」を聞く3つの理由

では、面接官はどのような点をみるために将来の夢を聞いているのでしょうか?

ここからは、面接官が「将来の夢」を質問する理由を解説していきます。

自社の事業内容や理念とマッチしているか確認するため

理由の1つ目は、自社の事業内容や理念とマッチしているかを確認するためです。

いくらよい将来の夢を掲げていても、自社とマッチしていなければ採用できません。志望動機や自己PRだけでなく、将来の夢に関する質問でも、就活生と自社とのマッチをはかっているのです。

すでにお伝えしましたが、企業によって将来の夢を変える必要はありません。しかし、企業の理念や入社後どのような仕事をするかどうかは、今一度確認しておいてくださいね。

採用することで双方にとってメリットがあるかをみるため

  • その企業はあなたを採用することで、利益がアップする
  • あなたはその企業に入社することで、あなた自身の夢に近づく

このような、お互いにとってメリットのある関係でなければ、採用には至らない場合があります。

自己PRや志望動機からは、「あなたを採用するメリット」が確認できますが、「あなたが採用されるメリット」を見出すのは難しいです。そこで、「将来の夢」を聞くことで、双方にとってちゃんとメリットがあるかどうかを確認しているのです。

人生に計画性があるかを確認するため

3つ目の理由は、あなたが人生に対して計画性を持って行動しているか確認するためです。

計画性を持った行動とは、ただ目の前の会社から内定をもらうための計画ではなく、人生で自己実現をしていくための長期スパンの計画です。

人生に計画性があると、仕事に対するモチベーションを維持できるほか、入社後に大きめのプロジェクトを任せても、しっかり計画を立てて取り組んでくれるだろうという予想もできます。

人生の計画は、1日や2日で完成するものではありません。就活を進めながらも、ときどき自己分析を振り返り、あなたがワクワクできる「将来の夢」や「人生の計画」を立てていってくださいね。

「将来の夢」面接での回答例

こちらの回答例を参考に、あなたの回答も考えてみてくださいね!

私の将来の夢は、患者の心に寄り添える看護師になることです。
私は3歳で病気にかかり、そこから2年間入院していました。保育園の友人ともなかなか会えずとても辛い日々でしたが、担当してくれていた看護師が毎日私の病室に立ち寄り、いろいろな話をしてくれたことを覚えています。貴院では日々の業務に精を出すのはもちろんのこと、目の前にいる患者さん、特に寂しい思いをしている子供の気持ちに寄り添うことのできる看護師を目指していきたいと考えております。

【絶対避けよう】5つのNG回答

面接で将来の夢を答えるときは、ありのままの回答でよいとお伝えしました。

しかし、面接で好印象を持ってもらうためには、避けて欲しい5つのNG回答があります。

避けるべき理由も合わせて紹介していくので、あなたの夢がNG例に当てはまっていないか確認してくださいね。

その会社では絶対に叶わない夢

その会社に入社しても叶えられない夢はNGです。

例えば、営業職のない企業で

「ナンバーワンの営業マンになりたいです」

と言っても、叶えることができませんよね

面接官の方は、「うちの会社では叶えてあげられないから採用しない方がいいかな」と思うと同時に、「営業希望ということは数年でうちの会社を辞めるのかな」と思われてしまいます。

採用には、学生ひとりにつき80万〜100万円程度かかると言われています。採用した学生が入社数ヶ月〜数年で辞めてしまうと、企業にとってはそれだけ損失になるので、辞める可能性の高い学生は滅多に採用されません

その企業に入社することで叶えられる夢、企業にとって採用するメリットのある夢を話すとよいでしょう。

採用してもメリットがないと思われる夢

採用してもメリットがない夢、つまり企業に利益をもたらしてくれそうにない夢はNGです。

例えば、

「将来の夢は社長になることです。そのために社長と距離が近い御社で働くことによって、経営ノウハウを学びたいと考えています。」

と答えた場合、「この学生は採用するメリットない」と判断されてしまうかもしれません。

考えた回答に対して、これは採用するメリットはあるかな?と一度自分自身に対して問いかけてみてくださいね。

抽象的すぎて伝わらない夢

面接官が聞いていて想像できないような夢も避けましょう。

「人に寄り添う仕事をすることです。」

という回答は、“寄り添う”の範囲が広すぎて想像できません。寄り添う仕事とは具体的にどのような仕事なのか、どのように寄り添いたいのかを深掘りするで、抽象的な表現を避けることができますよ。

両親や友人に聞いてもらったり、大学のキャリアセンターで添削してもらったりするのもおすすめです。第三者からアドバイスをもらうと、より具体的で伝わりやすい表現方法が見つかるかもしれません。

仕事と関係のない夢

「夢はマイホームを持つことです!」

「アメリカに住みたいと考えています!」

このような、仕事と一切関係のない夢は辞めておきましょう。もちろん、これらの夢を抱くことが悪いわけではありません。

しかし、このようなプライベートに寄りすぎた回答では、

  1. 自社の事業内容や理念にマッチしているか
  2. 採用することで双方にとってメリットがあるか

という、先ほどお伝えした面接官が「将来の夢」を聞く3つの理由のうち2つが確認できないのです。

「子育てと両立しながら楽しく働くお母さんになることです」

など、仕事に関わっている内容なら、問題ありません。

「特にありません。」という回答

ときどき、

「将来の夢は特にありません!御社でできることをなんでもやります!」

と答える人がいますが、この回答はNGです。

このような回答では人生に対する計画性が見えてこないだけでなく、入社後にあなたが活躍する未来が想像されにくいからです。

夢は、仕事を進めるうちに変わってしまうもの。面接で話した将来の夢を絶対に追いかけなければいけない決まりもありません。現時点であなたが叶えたいと思う夢を、ありのままに話してみてくださいね。

まとめ:将来の夢を面接で答えて、内定を獲得しよう!

将来の夢を答えるときには

  1. 結論
  2. 夢を持ったきっかけのエピソード
  3. 今後どうしていくか

の順番に答えることで、面接官に伝わりやすいです。

また、回答のNG例などもお伝えしてきましたが、あなた自身の夢をありのままに話すのが一番大切です。

「企業はあなたを採用することで利益がアップするし、あなたはその企業に入社することで、あなた自身の夢に近づく」このような理想的な状態が伝わるように、エピソードも工夫して具体的に伝えていってくださいね。

金丸理紗
こちらの動画では、実際に最終面接も担当している社長が「将来の夢は何ですか?」と聞かれたときの答え方を詳しく回答してくれています。
ぜひチェックしてみてくださいね!


【お知らせ】
LINE登録者限定で面接シートをプレゼント中です!

特典内容↓
・人事がこっそり教えちゃう14の面接評価基準
・【全115問】面接の基本質問集

これひとつで、友達と面接練習も可能になります。

\簡単10秒で特典をゲット/
https://lin.ee/g3wj6wn