外資系企業に向いている人の特徴は?選考ポイント・スケジュールも紹介

就活をする中で、外資系企業に興味をお持ちの方もいるでしょう。

しかし、「外資系に興味があるけど自分に向いているのか不安」という方も少なくありません。

そこで今回は、外資系企業に向いている人の特徴や、外資系企業のメリットとデメリットに加え、外資系企業の選考ポイントや就活スケジュールを詳しく解説いたします。

外資系企業への就職に興味のある就活生はぜひチェックしてくださいね。

外資系企業に向いている人の特性・志向

外資系企業には、国内企業とは異なった特徴があるため、向き不向きがはっきりと分かれます。

ここからは、外資系企業に向いている人の特性や志向をご紹介します。

TOEICスコア700~800点の英語スキルを有する人

採用試験はもちろん、社内の昇進においてもTOEICスコアによる基準を設定している外資系企業が多く存在します。

外資系企業で活躍するためには、TOEIC700点以上が目安とされています。

英語で電話やメールをする場合は700点程度、プレゼンをするためには800点程度の英語スキルが求められます。

TOEICスコア700〜800点程度の英語スキルを有していれば、外資系企業に向いています。

他人を気にせず積極的に発言できる人

積極的に発言できるプロアクティブな人は、外資系企業に向いています。

一般的な国内企業は、先輩や上司から与えられた仕事をこなします。

しかし、外資系企業では、入社年次・年齢・性別を問わず、積極的に意見や提案ができる人が求められます。

ミーティングなどで、自分の立場に関係なく意見を積極的に発言できる人は、外資系企業に向いています。

自力でポジションを掴むことができる人

外資系企業で活躍するためには、自分の意見をはっきり伝え、自分でポジションを掴みに行かなければなりません。

異なる文化の人々が集まる外資系企業では、謙遜や遠慮は「意見がない人」と判断され、さらに意見を出せない人は「仕事ができない人」と判断されます。

先輩や上司が相手でも、臆することなく自分の意見を伝えれば、理想とするポジションに近づくことができます。

サークルやアルバイト先でも、先輩や自分より立場が上の人に対して自分の意見をはっきり伝えることができる人は、外資系企業に向いています。

多様性を受け入れる柔軟性をもつ人

さまざまな国から文化の異なる人が集まる外資系企業では、日本で当たり前の習慣も通用しない場合がほとんどです。

例えば、日本は最も働く国と言われており、誰かが残業していると残って手伝ってあげるという習慣があります。

しかし、外国ではそのような行為は見かけず、「他の人の仕事は自分の仕事ではない」と切り分けて考えます。

このように、考え方が全く異なる人と働くため、多様性を受け入れる柔軟な心を持って接することができる人は、外資系企業に向いています。

指示を待たず自走できる人

外資系企業では、個々の価値観やスタンスを尊重する習慣があり、均一化を図ることはありません。

しかし、その分それぞれに自走を求める傾向があります。

分からないことは自分で調べて解決する、必要なスキルは自分で勉強して習得するなど、誰かからの指示を待たずに自走できる人は、外資系企業に向いています。

負けず嫌いを発揮できる人

外資系企業では、年齢や入社した順ではなく実力で評価されます。

そのため、後輩が自分よりも早く昇進することも珍しくありません。

常に同僚と比較されるため、実力の優劣が目に見える形となった場合に悔しさをバネに奮起できる人は、外資系企業に向いています。

ロジカルシンキングができる人

ロジカルシンキングができる人も外資系企業に適しています。

ロジカルシンキングとは、論理的で筋の通った考え方または説明の仕方です。

ロジカルシンキングは、外資系か否かにかかわらずビジネスシーンで必要なスキルです。

しかし、外資系企業ではスピーディーに結果を出すことが求められるため、特に必要なスキルとされています。

このことから、短時間で論理的な説明ができる人は、外資系企業に向いています。

外資系企業に向いていない人の特性・志向

外資系企業に向いている人の特徴をご紹介しましたが、逆に

「保守的で受け身な人」
「努力が認められないことが納得いかない人」
「管理職に就いて楽に働きたい人」
「仕事に安定を求める人」

は、外資系企業には向いていません。

それぞれの特性や志向について詳しく見ていきましょう。

保守的で受け身な人

先ほどご紹介した通り、外資系企業は先輩や上司などにも臆せず自分の意見を伝えられる人が向いています。

つまり、逆に保守的で受け身な態度の人は「仕事ができない人」と判断されてしまいます。

謙虚な人や与えられた仕事をこなしたい人、保守的であると自負のある人は、外資系企業に向いていません。

努力が認められないことに不満を感じる人

努力が認められないことに不満を持つ人も外資系企業には向いていません。

なぜなら外資系企業は、完全成果主義であるためです。

成果を出すまでの過程は重要視されず、最終的に出た成果のみを評価します。また、結果は自己責任という考えもあります。

このことから、成果だけではなく成果を出すまでの努力も評価してほしいと考える人は、外資系企業に向いていません。

管理者になって楽に働きたい人

国内企業は年功序列の企業も多く、管理者になれば仕事が楽になるケースも少なくありません。

しかし、外資系企業は年功序列の制度はなく完全成果主義です。

部下を持つ立場となっても、自分の評価のために成果を出し続けなければなりません。

そのため、「将来的に管理職に就いて部下に指示をするだけの楽な仕事をしたい」と考えている人は、外資系企業に向いていません。  

仕事に安定を求める人

外資系企業は、成果を出しても安定はありません。

成果を出し続けることができなければ退職を命じられる場合もあります。

また、フレキシブルさを重んじるため、変化の多い環境の中で働かなければなりません。

そのため、仕事に安定を求める人は、外資系企業に向いていません。

外資系企業に就職するメリット

外資系企業に就職するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここからは、外資系企業に就職するメリットをご紹介します。

成果がすぐ収入・昇進に反映される

外資系企業の成果主義は、向いていない人にとっては大きなデメリットに感じられますが、成果を出せば昇給や昇進が期待できるというメリットがあります。

国内企業は、長年勤務し続けている人が上司、入社したての若者が部下であることがほとんどです。

しかし、外資系企業は、入社したてでも成果を出せば収入が大きく上がり、昇進して先輩が部下になることもあります。

このように、成果が収入や昇進に反映されやすいというメリットがあります。

上下関係を気にしなくて済む風通しのいい環境

国内企業は、年功序列で上下関係がはっきりしています。

しかし、外資系企業では上司と距離が近く、フラットな関係を築きやすいというメリットがあります。

上司とフラットな関係を築くことができれば、不明点があってもすぐに相談できます。

社員の自主性を尊重するため、入社したてでも意見が通りやすいというメリットもあります。

個人の時間を優先できる

外資系企業はオン、オフがはっきりとしており、個人の時間を優先できる点もメリットです。

また、日本の企業では業務時間外でも、上司とともに食事を楽しまなければならないことも少なくありません。

しかし、外資系企業では、上司からの誘いがあることも少なく、誘われても断りやすい環境が整えられています。

そのため、個人の時間を優先できるというメリットもあります。

外資系企業に就職するデメリット

前述の通り、外資系企業には就職するメリットが多くありますが、一方で以下のようなデメリットもあります。

  • 教育してもらえない
  • 長期雇用を前提としていない
  • 常に成果を求められる

それぞれのデメリットを詳しく解説します。

人を育てる制度が少ない

日本の企業では、入社時に新人研修があり、先輩から手取り足取り教えてもらえます。

しかし、外資系企業には人を育てる制度がほとんどありません

特に入社したての頃は、分からないことだらけですが、すべて自分で調べて解決しなければなりません。

このように、人を育てる環境が整えられていないというデメリットがあります。

長期雇用を前提としていない

外資系企業は、長期的な雇用を前提にはしません。

そのため、長期雇用を前提とした福利厚生が整えられていないというデメリットがあります。

長期雇用を求める場合には、外資系企業以外に就職した方が良いでしょう。

常に成果を出し続けなけらばならない

成果主義の外資系企業では、常に成果を求められます。

一度成果を出したからといって安心はできず、コンスタントに成果を出さなければなりません。

万が一成果を出せなかった場合は解雇されるケースもあります。

そのため、常に成果を出し続けてアピールしなければなりません。

コラム:新卒で外資系企業が難しいとされる理由

新卒で外資系企業に就職するのは「狭き門」とされています。

なぜなら、外資系企業は即戦力の人材を求めています。

新卒は、業界の知識や経験が十分ではなく即戦力として期待できないため、新卒で採用する外資系企業は多くありません。

しかし、コンサルティング企業・IT企業・メーカー企業などは新卒者を比較的多く募集しています。

新卒で外資系企業を目指す場合には、このような企業を選ぶと良いでしょう。

外資系企業に入社する方法

外資系企業に就職する場合には、どのような方法があるのでしょうか。

ここからは、外資系企業に入社する方法を確認しましょう。

インターンシップ

新卒で外資系企業を目指す場合は、必ずインターンシップの経験が必要です。

外資系企業は、即戦力となり得る実績を持たない新卒を精査するために、国内企業よりも実践的な内容のインターンシップを実施しています。

インターンシップ期間中に成果を出すことができれば、採用に有利になります。

外資系企業のインターンシップ期間は、数か月と長期に及び、実施する時期も企業ごとに異なるため、大学1・2年生の頃から早めにインターンシップを調べて申し込みましょう。

第二新卒

外資系企業は新卒の採用者数は限りなく少ないものの、中途採用が活発です。そのため、新卒入社が難しい場合には、第二新卒での就職を目指す方法も一つの手です。

ただし、第二新卒は新卒以上に即戦力が求められるため、最低限業界内の知識を身に付けておかなければなりません。

外資系企業の選考のポイント

外資系企業に新卒で合格するために、ここからは外資系企業の選考ポイントを見ていきましょう。

企業によっては英文履歴書・英語面接がある

求人によっては通常の履歴書に加えて英文履歴書を提出する必要があり、英語面接が実施される場合があります。

特に、エントリーする企業で英語面接がある場合には、どのような質問があるのか、どのような人が面接官を務めるのかなど、情報収集をして対策する必要があります。

短い時間で端的に自分をアピールする

外資系企業の面接時間は、日本の面接時間に比べると短いケースがほとんどです。そのため、短い時間の中で自己アピールをしなければなりません。

短い時間でも十分にアピールができるように、端的な自己アピールの練習をしましょう。

逆質問も積極的に行う

外資系企業の面接は、日本の企業に比べると逆質問の時間が長い傾向にあります。

そのため、逆質問が積極的にできるように準備しましょう。ただし、とにかく質問の数を増やすのではなく、質問の回答に対して質問を重ねられるように意識することが重要です。

外資系企業の就活スケジュール

外資系企業の選考は、夏と冬がメインです。

また、選考過程は企業によって若干の違いはあるものの、基本的には下記の順で行われます。

  1. ES・筆記試験
  2. 面接
  3. インターン/ジョブ
  4. 最終面接

ただし、新型コロナウイルスの影響でグループ面接やジョブが行われない可能性もあります。

この場合、筆記試験と複数回のオンライン面接のみになる可能性もあるため、事前の確認が必須です。

まとめ:自分が向いていると感じたらすぐに行動しよう!

外資系企業は、日本の企業とは全く異なる特徴があります。

積極的に意見が言える人
英語スキルが十分にある人
負けず嫌いな人

など、ご紹介した特性や志向に該当する場合には、ぜひ外資系企業に挑戦してみましょう。

みなさんの就活がうまくいくことを願っております!

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