このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
最終面接が終わったあとのドキドキ感は言葉にならないものがありますよね。私もいつも以上にスマートフォンが気になった覚えがあります。
そこで、今回は内定の連絡が来るタイミングや内定の連絡に対する対応をご紹介します。
この記事を読めば、連絡が来るタイミングがわかるだけではなく、連絡が来たときの対応もしっかりと押さえられるので、いざ内定が出たときも慌てずに行動できるようになります。
内定の連絡はいつくるか
まず、内定連絡がいつ来るかについてご紹介していきます。内定連絡の時期で押さえておいてほしいのは次の4つです。
- 最終面接から1週間前後を目安にしよう
- 最終面接をした日に来ることもある
- 前回までの合格連絡も参考にしよう
- 1週間以上たっても落ちているというわけではない
これらを知っているだけで落ちついて内定連絡を待てるので、ぜひ4つとも読んでみてください。
最終面接から1週間前後を目安にしよう
内定連絡は最終面接が終わってから1週間前後で来ることが多いです。
内定を出すときには役員層の了承を得る手続きがありますし、企業によっては最終面接をある程度おこなってから内定者を決める場合があるからです。
また、木曜日や金曜日に最終面接をおこなった場合、土日を挟んでしまうので意思決定に時間がかかってしまうこともあります。
以上のような理由から、基本的に最終面接から1週間前後で内定の連絡が来ることが多いです。
最終面接をした日に来ることもある
まれに最終面接をした日に内定連絡が来ることもあります。
これは最終面接が社長もしくは役員層で意志決定がはやい場合や、選考のはやい段階で企業側が採用すると決めていた場合に起こります。
そのため、最終面接の面接官が社長や役員だったり、選考のなかで優遇されている感覚がある場合は最終面接が終わった日から心の準備をしておきましょう。
前回までの合格連絡も参考にしよう
また、前回までの合格連絡のはやさも参考になります。
企業によってどのようなプロセスで合否を決めているかは少しずつ異なるので、企業によって合否を決めるスピード感は変わります。
前回までのメールを見て、だいたいどれくらいで合否が出ているのかを調べてみましょう。
1週間以上経っても落ちているというわけではない
1週間以上たっても連絡が来ないからといって、必ずしも落ちているわけではないので安心してください。
次の章で詳しくお伝えしますが、さまざまな理由で連絡が遅れている可能性があります。
私も最終面接から10日後に内定連絡をもらった経験があります。1週間連絡がないからといって悲観的になる必要はありません。
内定の連絡が遅れる5つの理由
では、具体的に内定連絡が遅れるのにはどのような理由があるのかをご紹介していきます。不合格以外の理由で内定連絡が遅れている理由は以下の5つが考えられます。
- 全員の選考が終わっていないから
- 合格にするか迷っているから
- 補欠になっているから
- 採用担当者が忙しいから
- 連絡手段にトラブルが起きているから
内定連絡が来ないとソワソワしますよね。しかし、その理由をしっかり知っていればそのソワソワも少しは落ち着くと思うのでぜひ確認してみてください。
全員の選考が終わっていないから
よくあるのが全員の選考が終わっていないパターンです。企業によっては学生の人数が多くなかなか選考が進まないところもあります。
さらに、最終面接で面接官を担当する社長や役員は忙しいので、なかなか選考の日程を組むのに苦労することも多いです。
このようなことが積み重なり、応募者全員の面接が終わっていない場合が出てくるのです。
企業には目標の採用人数があり、最初に選考をおこなったからといって簡単に合格させられません。最終面接に進んだ学生の面接が終わるまで内定を出さないこともあります。その結果、内定の連絡が遅れるのです。
合格にするか迷っているから
また、全員の選考が終わっているかに関係なく、単純に合格にするか迷っている場合もあります。
先ほどもお伝えしたように採用できる人数は決まっています。採用枠が残り1人になった場合、候補者のなかで誰を採用にするか真剣に協議をおこなうのです。
企業は採用のために莫大な資金をかけており、平均すると内定者1人100万かけているなんてざらにあります。真剣に協議するのもわかりますよね。そのために内定連絡が遅れてしまうのです。
補欠になっているから
あなたが補欠枠になっている可能性も十分あります。
採用担当が一番恐れているのは、内定辞退する人がたくさん出ることによって予定していた採用人数に大きく届かないことです。
そのため、内定辞退する人が出ても大丈夫なように内定補欠枠を作っておきます。
内定かどうかの連絡が遅れているのは、他の内定者の動きを待っているからの可能性があります。
採用担当者が忙しいから
単純に採用担当が忙しく、内定連絡に手が回っていないこともあります。
特に小規模な企業では採用担当が少なかったり、採用担当が採用活動以外の業務を担当していたりする場合が多いです。
ただでさえ、採用活動で忙しいのにそれに加えて他の業務が加わり、内定の連絡が迅速におこなわれていない可能性も高いです。
連絡手段にトラブルが起きているから
連絡手段にトラブルが起きていることも内定連絡が来ない理由として考えられます。
例えば、メールが迷惑メールに届いていたり、郵便局で内定通知が止まっていたりするのです。
一度、迷惑メールに届いてしまっていないか確認してみたり、ポストに郵便局から何かしらの連絡が届いていないか確認したりするのもよいと思います。
内定の連絡手段は電話・メール・郵送の3つ
内定連絡が届く時期、内定連絡が遅い原因は押さえられたでしょうか。それらが理解できたら次は内定連絡の手段について知っておきましょう。
内定の連絡は電話でくることが多い
内定連絡は電話で来ることが一番多いです。
採用担当としては、内定を伝えたときの反応を知りたいですし、今後のことについても伝えたいと考えています。
ディスコがおこなった調査でも、6割の学生が電話で内定連絡がきたと回答しています。
参考:ディスコの調査
そのため、最終面接をおこなったあとは、なるべく携帯電話を手元に持っておきましょう。
メールや郵送でも落ちているとは限らない
内定連絡は電話でおこなわれることが多いですが、メールや郵送で連絡がきても落ちているとは限りません。
多くの学生に対して一気に内定連絡をする場合は、メールや郵送をよく使います。郵送での連絡は費用も手間もかかるので、合格している可能性が高いと言われることも。
そのため、連絡方法で一喜一憂する必要はまったくありません。しっかりと合否を確認しましょう。
電話で内定連絡を受けるときのポイント
内定の連絡手段として一番多い電話について、その受け方をお伝えします。電話で内定連絡を受けるときは次の3つのポイントを押さえてください。
- 電話に出れないときは留守電を設定しておく
- 電話に出れなかったときはすぐに折り返す
- できるだけ静かな場所で電話を受ける
電話をしてもらうときのマナーなので、しっかり押さえておきましょう。
電話に出れないときは留守電を設定しておく
基本的に最終面接から1週間はいつでも電話に出れるようにしておいてほしいのですが、授業や他の面接でどうしても電話に出られないときがありますよね。
そのような場合は、必ず留守電設定をしておきましょう。
留守電にしておけば、メッセージを残しておいてもらえますし、企業によっては、折り返しするための電話番号とかかってきた電話番号と違う場合があります。
かかってきた電話番号にそのままかけると電話がつながらないこともあるので、しっかり折り返しのための電話番号を留守電に残してもらいましょう。
電話に出れなかったときはすぐに折り返す
そして、電話に出れなかった場合はすぐに折り返すのがマナーです。
ただ、折り返す時間帯には注意しましょう。次の時間帯にかけてしまうとかからない、もしくはマナーがなっていないと思われてしまいます。
- 始業後(7~8時)
- 昼食時(12~13時)
- 終業直前(17~18時)
- 終業後(18時以降)
できる限りこれらの時間帯を避けて電話するようにしましょう。
静かな場所で電話を受ける
実際に内定連絡の電話を受けるときは、静かな場所で電話を受けるようにしましょう。
あまりに周りがうるさいとしっかり会話ができず、マナーを知らない人と思われてしまいます。
大学の講義中や友達と遊んでいるときに電話がかかってくる場合もあると思いますが、その場合は一度席を外して電話を受けるようにしてください。
内定連絡をメールでもらった場合
内定連絡をメールでもらった場合はしっかりと返信する必要があります。そこで、返信文のポイントと例文をご紹介します。ポイントは次の4つです。
- できる限りはやく返信する
- 来たメールに返信する形をとる
- 件名はそのままにしておく
- 感謝の思いをしっかり伝える
採用担当の方には毎日多くのメールが届いているので、気付いてもらえるように件名は来たメールのものをそのまま使いましょう。
また、内定連絡に対する返信だとわかるように、新しくメールを作るのではなく、内定連絡のメールに返信する形をとりましょう。
下記に返信ときの例文を書いておくので、ぜひ参考にしてみてください。
件名:Re先日の面接の結果について 〇〇大学 笹田海斗
株式会社〇〇 〇〇部 採用担当 〇〇様
お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の笹田海斗です。
この度は内定いただき、ありがとうございます。
貴社から内定をいただけたことを大変うれしく思っております。
内定を承諾しようと考えておりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
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笹田 海斗/SASADA KAITO〇〇大学〇〇学部〇年
〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
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しかし、もし内定を保留、もしくは辞退しようと考えているのであれば連絡はメールの前に電話でするのがマナーです。内定を承諾する場合はこのような文章を書くようにしましょう。
期日をすぎても連絡がない場合は問い合わせてもOK
内定連絡について伝えられていた期日を過ぎたり、最終面接をしてから1週間たったりしてもなかなか連絡が来ない場合があるかもしれません。
そのようなときは企業に面接結果を問い合わせても問題ありません。むしろ、モヤモヤしたまま就活を進めるよりもよいと思います。
そこで、ここでは問い合わせするときのポイントや問い合わせるときの例文などをご紹介していきます。
電話であればすぐに連絡がつく
まず、連絡手段ですが、すぐに連絡が欲しい場合は電話を使うのをおすすめします。
先ほどもお伝えしたように企業に毎日多くのメールが来るので、問い合わせのメールを送っても見逃される可能性が高く、読んでもらえても返信を後回しにされることが多いです。
一方で、電話は見逃されることもありませんし、その場で答えを教えてもらえます。そのためすぐに内定の連絡が欲しい場合は電話をするのがおすすめです。
ただ、やはり電話は時間帯によって失礼にあたるので、時間帯には最新の注意を払いましょう。
メールで問い合わせる場合の例文
特に急いでいないときや電話するのが失礼かもしれないと思うときはメールを送ってもよいです。
今度はこちらから送るので新しくメールを作ってもよいですが、その分見逃されやすくなってしまうので、一目で内容がわかるような件名を書きましょう。
また、あくまで連絡についての問い合わせであって、合否を確認するための問い合わせではないので、その点は注意しましょう。
以下にメールで問い合わせする場合の例文を載せておくので、ぜひ参考にしてみてください。
件名:最終面接の結果について 〇〇大学 笹田海斗
株式会社〇〇 〇〇部 採用担当 〇〇様
お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の笹田海斗です。
先日はご多忙のなか選考の機会をいただき、誠にありがとうございました。今回は〇日にご連絡いただけると認識していた選考結果がまだいただけていないために連絡を差し上げました。
お忙しいなか恐縮ですが、ご返信いただけると幸いです。
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笹田 海斗/SASADA KAITO
〇〇大学〇〇学部〇年
〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
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内定承諾書を提出するときの注意点
内定連絡を受ける方法は理解できたでしょうか。お伝えしたことをしっかり押さえれば、内定連絡を受けたときに失敗することはありませんので、ぜひこれまでご紹介したことを参考にしてみてください。
そして、内定の連絡をもらったあとは内定承諾書を書く必要がありますよね。そこで、内定承諾書を提出するときの注意点をご紹介します。内定承諾書を提出するときの注意点は次の3つです。
- 控えとしてコピーをとっておく
- ファイルに添え状と一緒に入れて送る
- 記入漏れや誤字脱字がないように確認する
この3つを知らないと自分が損したり、マナーがわかっていない学生だと思われてしまうので、しっかり押さえておきましょう。
控えとしてコピーをとっておく
まず、内定承諾書の控えをとっておきましょう。
内定承諾書は法的拘束力がある文書とはいえませんが、就活において重要な書類であるに違いありません。
不当な内定取り消しが必ずしもないとはいえないので、コピーを取っておくのをおすすめします。
ファイルに添え状と一緒に入れて送る
内定承諾書は添え状とともにクリアファイルに入れて送るのがマナーです。
添え状とは郵送したものにどのような書類が入っているか記載したもので、ビジネスのシーンでは郵便物に添え状を入れます。
内定承諾書が濡れたり、汚れたりしないようにクリアファイルに入れるとより丁寧でしょう。以下が添え状の例です。ぜひ参考にしてください。
【添え状の例】
2022年〇月〇日
株式会社〇〇
〇〇部 採用担当
〇〇様
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笹田 海斗/SASADA KAITO
〇〇大学〇〇学部〇年
〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
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内定承諾について
拝啓
時下、貴社の益々のご清栄のこととお慶び申し上げます。このたびは内定をいただき、誠にありがとうございました。従いましては、内定承諾書をお送りいたしますのでご査収のほどよろしくお願いいたします。
また、貴社に内定をいただき、身に余る思いでございます。今後とも引き続きよろしくお願い申し上げます。
敬具
記
・内定承諾書 1通
以上
記入漏れや誤字脱字がないように確認する
そして、内定承諾書を送る前には必ず記入漏れや誤字脱字がないかを確認しましょう。先ほどもお伝えしたように内定承諾書は重要書類ですし、記入漏れや誤字脱字があると企業の人に雑な人だと思われてしまいます。
せっかく内定をもらえたのに印象が悪くなるのはもったいないですよね。
そのため、内定承諾書を送るときは他の人に確認してもらうなどして、記入漏れや誤字脱字がないようにしましょう。
まとめ:内定連絡がいつくるかを押さえましょう
今回は内定連絡がくるタイミングと内定連絡がきたときの対応についてご紹介しました。
内定の連絡がいつ来るかわからないとずっとソワソワしてしまいますし、内定連絡がきたときどのように対応すればよいかわからないと不安ですよね。
しかし、今回お伝えしたことを知ってもらえれば、あなたのソワソワも少しは落ち着くでしょうし、実際に内定連絡がきても慌てることなく対応できます。
最後に今回お伝えしたなかでも特に重要なことを以下にまとめておきます。
- 内定連絡は1週間前後が多いが、遅くても落ちているとは限らない
- 内定連絡の方法は電話が一番多いが、それ以外でも落ちているとは限らない
- なかなか連絡が来ない場合、電話で問い合わせするとよい
- 内定承諾書は記入ミスがないか確認し、添え状と一緒に送る
以上のことを押さえて、万全な状態で内定連絡を待ちましょう。
これまで、就活を頑張ったあなたであれば必ず受かっています。あなたが内定連絡をもらい、しっかりと内定承諾書を提出できるのを願っています。