就活を始めるとなったら、まず最初に考えるのがインターンシップへの参加ですよね。
昨今はインターンの形式や内容も多種多様になり、ユニークなインターンもたくさんあります。
とはいえ、就活をはじめてすぐにインターンに参加となると、わからないことや不安も多いはず。
なかでも就活生からよく聞くのは、「何社くらい参加すればいいの?」という悩みです。
就活をはじめたばかりで、右も左もわからない中では、なにか1つ、わかりやすい数の基準が欲しくなりますよね。
この記事では、インターンシップに何社くらい参加するのがよいか、1つの基準を出しました。
ズバリ、就活生の平均インターンシップ参加数は5社です。
ですが、これはあくまで1つの基準ですから、必ずしも5社受けるのが正解とは限りません。
この記事では、そんなあなたに向けてインターンのアレコレをまとめています。
「まずインターンに参加したいけど、何にもわからない」なんて困っている人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
インターンシップは何社参加するのがいいの?
まず気になるのは、やはり「どのくらい参加すればいいのか」という点ですよね。
1社だと少ない気もするし、とはいえアルバイトや大学の講義もある中で何十社ものインターンを受けるのは現実的ではありません。
まずはあなたに合ったインターンの数を探してみましょう!
平均参加社数は4.5社
先ほど導入の部分でも書きましたが、インターンの平均は大体5社ほど。正確には、平均は4.5社です。
つまり、約半数の就活生が4社から5社のインターンに参加した経験があることになります。
就活を始めたての頃は、とにかくたくさんの企業を見てみることも重要ですので、4社から5社という数値は妥当だといえるでしょう。
平均よりも少し多く応募するのが安心
では、いざインターンに応募しようと思ったら、何社申し込みをおこなえばよいのでしょうか。
実は、インターンに応募したからといって必ずしもインターンに参加出来るわけではありません。
もちろん、応募した学生を全員受け入れてくれる企業のインターンも存在します。
しかしほとんどのインターンでは学生の人数が決まっており、定員以上の応募があると一定数インターンに参加出来ない場合もあるのです。
企業によって、抽選やエントリーシートの提出など、インターンの応募をふるいに掛ける方法はさまざま。
そのため、平均の4社から5社ほどのインターンに参加したい場合は、少し多めに応募しておくと安心です。
最低2社は参加しよう
この記事では、ここまで4社から5社ほどのインターンに参加するよう勧めてきました。
しかし、アルバイトや部活動、そのほか課外活動などの都合で、そんなにたくさんのインターンには参加出来ないという就活生もいるかもしれません。
その場合は、無理にたくさんのインターンに参加する必要はありません。
大学の単位をしっかり修得したり、課外活動に力をいれた結果、就活が上手くいくケースも十分にありえるからです。
もしあなたがどうしても忙しいようであれば、インターンには最低2社参加するようにしましょう。
後で詳しく解説しますが、インターンのメリットの1つは企業を知ることできる点です。
せっかく企業について詳しく知ることのできるチャンスなのに、1社しか受けていないと他の会社との比較ができません。
2社以上のインターンに参加すれば、
など、比較したからこその魅力に気付ける可能性も出てきます。
また同様の理由で、行きたい会社が決まっているという人も、必ず2社以上のインターンに参加することをおすすめします。
他の企業を見てみることで、より深くその会社を知ることができるはずです。
インターンシップに参加するメリット3つ
さて、インターンの基準がわかったところで、そもそもなぜインターンに参加するのかについて説明します。
普段はなかなか見ることのできない、企業の内側を見ることができる貴重な機会であるインターンは、まさに就活生の特権。
ここでは、そのインターンへの参加があなたにどのようなメリットをもたらすのかを解説していきます。
成長できる
まず一つ目のメリットが、成長できるという点です。
インターンでは、実際に企業に出向き、与えられた課題をこなしたり、場合によっては実際に業務の一部を任せてもらえたりします。
学生にとっては非日常的な経験を積むことができますが、その一方で、自分のできないことや、成長段階のところが見えてくる機会でもあるのがインターン。
インターンに参加する中で自分のできていないところを見つけ、改善を繰り返すことで、着実に自己成長することができます。
多くの業界を見られる
二つ目のメリットは、多くの業界を見ることができる点です。
入社できる企業は1社のみですが、インターンは何社でも参加することができます。
そのため、多くの業界や職種を経験できるのがインターンの大きなメリット。
行きたい業界がまだ決まっていないという人は、とりあえず興味のある業界の企業インターンに参加するというのもよいでしょう。
また、インターンを通じて思わぬ業界の楽しさや魅力に気付くというケースもあります。
ネットの情報や文字媒体で仕事の魅力を完全に理解することは難しいですが、インターンならさまざまな業種・職種の魅力を身をもって体験できます。
まだ志望する業界や職種が決まっていない就活初期にこそ、このインターンのメリットを活用しましょう。
企業研究ができる
三つ目のメリットは企業研究ができることです。
仕事の魅力と同様、企業の魅力も説明会の情報や、文字だけでは伝わりません。
実際にその企業で働いている人を間近で見たり、仕事の内容や打ち合わせの様子を見たりしてはじめてわかる企業の顔もあります。
企業の中に入って裏側をみることができるのは就活生だけです。その利点を生かして、インターンを通してしっかりと企業研究も進めていきましょう。
また、気になっている企業や第一志望の企業ほど、インターンでは企業の様子をしっかり見ておくべきです。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、インターンの参加は非常に有効だといえるでしょう。
インターンシップの見つけ方
ここまで、インターンに参加するメリットについて解説しました。
では、その肝心なインターンはどこで探せばよいのでしょうか?
ここでは、たくさんあるインターンの探し方のうちの3つの方法をピックアップして紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ただし、ここに書いた方法以外にもインターン参加の方法はいくつかありますので、もし志望している企業がある場合は、諦めずにインターネットやSNSで調べてみてください。
就活サイトを活用する
まず1番メジャーな方法は、就活サイトを活用することです。
言わずもがな、就活サイトは就職活動をする学生のためのサービス。
さまざまな企業の就活生に向けた情報が集まってくる就活サイトには、インターンの情報も満載です。
という人におすすめなのがこの就活サイトを使った探し方。
たくさんの企業の情報が揃っているので、あなたの興味に合わせたインターンを見つけることができますよ。
企業の採用サイトや発信を見る
もしあなたがある程度志望する企業や業界にあたりをつけているなら、おすすめなのが企業の採用サイトやSNSなどの活用です。
企業のホームページなどから採用サイトに飛べば、募集要項が掲載されていたり、すぐに募集ができたりします。
特に、企業ホームページからのみ参加ができる企業インターンは、企業のホームページを調べてくれた学生しか参加できないので、初対面時から志望度の高い学生だという印象を抱いてもらえます。
また、SNSなどの媒体でインターンが告知されている企業もありますので、もし気になっている企業があるならこまめに企業の発信をチェックしましょう。
大学のキャリア課に相談する
就活においては、大学のキャリア課も強い味方です。
大学のキャリア課は、企業が積極的に情報の発信を行っている場所でもあります。
そのため、合同説明会や企業のインターンの情報がたくさん集まっているのです。
という人は、大学のキャリア課を訪ねてみましょう。
また、企業や大学によってはインターンで単位がもらえる場合もあるようです。
学業との両立がしやすくなる可能性もあるので、気になる人は一度大学のキャリア課に足を運んでみましょう。
就活エージェントに相談する
また、誰かに相談したい就活はじめたての人は、就活エージェントに相談してみるのも1つの手です。
就活エージェントはdodaやDYNなどのサービスが有名ですが、名前だけでも聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。
就活エージェントは、あなたの希望や話を聞いた上でインターンをオススメしてくれるので、インターン選びに困っている人には就活エージェントがオススメです。
就活エージェントはインターンや企業を紹介するプロですから、安心して相談することができますよ。
インターンを複数受ける場合の注意点
インターンの探し方はいろいろありますが、インターンを探したり応募することに夢中になって、その他のことがおろそかになってしまってはいけません。
ここでは、インターンに複数参加する際の注意点についてお話しします。
インターンに応募・参加する際は、ぜひ以下を参考にしてくださいね。
日程が被らないようにする
まず注意しないといけないのは、日程が被らないようにすることです。
アルバイトや大学の講義、また別のインターンと日程が被ってしまうのはNG。
インターンに応募する際は、必ずスケジュール帳など予定が書かれているものを準備しておき、応募したことを忘れないようにしてください。
よくあるのが、抽選のインターンに応募する際、「当たったら日程を書けばいいや」とスケジュール帳を白紙にしていたために、当選後になって「予定を入れてしまって参加ができない...」というパターン。
インターンも限りある企業のリソースを割いて行われるものですから、「別の用事と被ってしまったのでやっぱり不参加にします」なんてことにはならないように気をつけましょう。
目的を決めて参加する
インターンは、目的を持たずに参加すると時間の無駄になってしまいます。
何度も書いている通り、企業の中に入って仕事ができる機会であるインターンはとても貴重な機会です。
その機会をめいっぱい使うためには、企業の社内の様子を観察したり、他の企業と比べてみたり、あるいは自分の中で何を学びたいのかを決めておいたり、何かを得ようとする姿勢が必要です。
せっかくインターンに参加するなら、自分にとってそのインターンがどういう意味を持つものなのか、目的を決めてから参加するようにしましょう。
目的があるのとないのとでは、同じインターンの時間でも大きく価値が異なります。
学業に支障の無い範囲で行う
インターンへの積極的な参加はよいことですが、かといって学業に支障を出してしまっては元も子もありません。
インターンに参加していたとしても、大学の単位を落としてしまって卒業ができなくなってしまった...なんてことになれば、入社ができなくなる可能性もあります。
インターンに参加するのはよいですが、大学の講義を休んだり、課題を出さずにインターンにのめり込むのはやめておきましょう。
しっかり学業と就職活動のバランスをとることも必要不可欠です。
まとめ:おすすめインターン参加数は5社
インターンは就活をはじめるにあたって、最初のステップともいえるインターンシップの参加。
とはいえ、就活をはじめたばかりでは、何社くらい参加すればいいのか、どうやって探せばいいのかわからないことばかりですよね。
この記事でのインターン参加の目安は、
- おすすめは5社、最低ラインは2社
また、インターンの探し方については、
- 就活サイト
- 企業サイトやSNS
- 大学のキャリア課
- 就活エージェント
などを活用するのがオススメです。
インターンの参加が不安な人や、これから就活を頑張ろうとしている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
すてきな就活のスタートが切れることを祈っています。