履歴書やエントリーシートを提出するときに、意外と悩んでしまうのが証明写真です。
「スピード写真じゃダメかな......」
「写真を撮るときの髪型や服装はどうしたらいいんだろう」
このように思う方も多いのではないでしょうか?
写真の撮り方一つで選考を通過できなかったとなれば、とても悲しいですよね。
この記事では、履歴書の写真を撮るときのポイントをお伝えします。
証明写真でどのようなところをチェックしているのか、人事のリアルな声もわかるので、この記事さえ読んでおけば怖いものなし!
人事に「この学生に会ってみたい」と思ってもらえるよう、証明写真のきれいな撮り方を学んで選考突破を目指しましょう。
履歴書の写真は選考に影響する?人事のホンネ
履歴書の写真はどれぐらい選考に影響しているのでしょうか?
実際の人事の声をもとに解説していきます。
チェックするのは表情や身だしなみ
下のグラフからわかるように、人事が証明写真で見ているポイントは「身だしなみ」と「顔の表情」です。
人事が学生に履歴書の提出を求める理由として、本人確認の他にも「常識をわきまえているかどうかを判断する」といったものがあります。
そのため、「証明写真としてふさわしい服装、髪型、メイクになっているかどうか」がチェックされているようです。
「身だしなみや表情の明暗は採用に大きく反映されるポイントである」といった声も上がっているので、特に気をつけるようにしましょう。
引用元:就活ジャーナル
スピード写真でもあまり気にならない
写真を撮るとき、特に気になるのが「どこで撮るか」ですよね。
結論からいうと、スピード写真で撮ったからといって、選考に大きく影響するわけではないようです。
下のグラフで「撮影場所によって就活生の印象や評価が変わる」と答えた人事の中には、「スマートフォンでの撮影は誠実さが伝わらない」といった声がありました。
スマートフォンで撮ったものを提出するのは望ましくないですが、スピード写真で評価が下がるといった声は見られなかったため、これからお伝えするポイントを押さえていれば問題ないでしょう。
ただし、「写真館で撮った方が好印象である」という声が多く見られるのも事実です。
時間やお金の余裕がある場合は、写真館で撮ることをおすすめします。
引用元:就活ジャーナル
履歴書の写真で気をつけたいポイント4つ
いざ撮影するとなったときに、写真のサイズや期限、もらう枚数なども気になりますよね。
ここでは、履歴書の写真を撮る前に気をつけておきたいポイントを解説します。
写真のサイズは縦4㎝×横3cm
写真のサイズは、縦4cm×横3cmのものを選びましょう。
大学指定のものを含め、一般的に使われている履歴書はこのサイズがほとんどです。
スピード写真で「パスポート用」に設定して写真を撮ってしまったときなど、明らかにサイズを間違えてしまった場合は撮り直すことをおすすめします。
企業から履歴書のフォーマットが送られてきた場合、サイズが異なることもあるので、事前にサイズを確認しておくようにしましょう。
使える写真の期限に注意しよう
使用できる写真は、一般的に撮影から3ヶ月以内のものになります。
ただし、企業から指示があったり、髪型など容姿が大きく変わった場合は撮り直すのがベストです。
写真を撮影する時期ですが、写真館で撮る人は遅くとも1月中に撮っておきましょう。
就活が本格化する2〜3月になると予約がとれないこともあります。
特に、インターンや早期選考に参加する人は、早めに撮影しておくことをおすすめします。
写真の裏には記名を忘れずに
写真を貼る前に、写真の裏側に名前をフルネームで書きましょう。
企業にはたくさんの履歴書が届くため、万が一のりがはがれてしまったときに誰の写真かわからなくなってしまいます。
実際に「取れてしまったときに困るので、名前を記載しておいてほしい」という人事からの声も。
名前を書くときは、油性マジックを使うのがベストです。
ボールペンや水性ペンで書いてしまうと、写真が凸凹になったり、文字が消えてしまったりするので気をつけましょう。
写真の枚数は多めにもらっておこう
写真は少なくとも20〜30枚ほど準備しておきましょう。
企業によっては、1社につき2枚以上写真が必要になることもあります。
応募する企業数が増える可能性も十分にあるので、多めにもらっておいて損はありません。
また、一緒に撮影データももらっておくことをおすすめします。
近年ではWEBでエントリーできる企業も多いので、データを持っておくと1枚のデータで複数の企業に提出することができてとても便利です。
スピード写真の場合、データがもらえない機械もあるので、事前にインターネットで調べておきましょう。
印象UP!きれいに撮影する方法は?
ここからは、きれいに写真を撮影する方法をお伝えしていきます。
写真を撮る前に要チェックです。
男性は髪型やネクタイを整えよう
男性の場合、髪型は寝ぐせを整えて、ワックスで自然にまとめましょう。
おでこと眉、耳は出した方が清潔感があって好印象に見えます。
服装で特に気をつけたいのがネクタイです。
- 左右に歪んでいないか
- 剣先はまっすぐ下に伸びているか
- 上まで締まっているか
これらのポイントを撮影する前に必ずチェックしておきましょう。
ネクタイの色や結び方について不安な方はこちらの記事もご覧ください。
女性はナチュラルメイクを心がけよう
女性の場合、メイクはナチュラルに仕上げましょう。
目の下のクマやシミが気になるときは、コンシーラーでカバーするのがおすすめです。
チークやリップは、薄いピンク色など肌馴染みの良い色を選びましょう。
赤みが強いものを使ってしまうと撮影したときに色が濃くでてしまうため、赤色や濃いピンクは避けたほうがベストです。
肩よりも髪が長い人は、一つに束ねるかハーフアップにしましょう。
前髪は、全部下ろしてしまうのではなく、眉毛が見えるように横に流すのがおすすめです。
かたい表情にならないように注意
表情は、無表情ではなく少し微笑むようにすると印象アップが狙えます。
ただし、放送業界やCAなどを除いて、歯を見せるのは避けましょう。
表情がかたくなってしまう人は「い」と発音するイメージをしてみてください。
目は普段よりも少しまぶたを持ち上げて、大きめに開くようにしましょう。
表情ひとつでも「御社で働きたい」というやる気が伝わるかどうかが決まります。
あごは威圧的な印象にならないよう、軽く引くようにしましょう。
時間がない!スピード写真で撮影するときの注意点4つ
時間がなくてスピード写真で撮るしかないというケースもありますよね。
そんなあなたに、スピード写真で撮影するときの注意点をお伝えします。
椅子の高さを調節しよう
スピード写真では、正面の画面に人型がでてきます。
その人型に合うように椅子の高さを調節しましょう。
肩を丸めたり、お尻を浮かせて撮るのはNG。
姿勢が悪いと「この学生はやる気がないのかな」といった悪い印象につながりかねません。
あごをひいて背筋を伸ばした状態で、目線が合うように調節しましょう。
足元にも注意しよう
写真を撮るときに見落としがちなのが足元です。
証明写真では上半身しか写りませんが、両足を閉じて撮影するようにしましょう。
足元には光を全体に当てるためのストロボが設置されており、足を開いたりカバンを置いたりすると写真に影ができて暗い仕上がりになってしまいます。
足はきちんとそろえて、カバンは足と椅子の間に置くようにしましょう。
背景と服の色のバランスを意識しよう
スピード写真を撮るときは、スーツの上着を着るようにしましょう。
一般的にスピード写真の背景は白か青であるため、白シャツよりもスーツの上着を着用したほうが、輪郭がはっきりとして印象に残りやすくなります。
また、男性は背景に合わせてネクタイの色を変えるのがおすすめ。
背景が青色の時は赤いネクタイにするなど、バランスを意識してみましょう。
補正機能は適切な範囲で
肌色や肌質をキレイにみせるために、補正機能を使うことも可能です。
+100〜200円ほど払えば、クマやくすみをとばしてくれたり、発色のよい健康肌に調整できます。
ただし、補正機能の使いすぎには要注意。
いざ面接で対面したときに、写真と違いすぎると違和感を覚えてしまいます。
適切な範囲で補正するようにしましょう。
まとめ
ここまで、履歴書の写真で人事が見ているポイントや、写真の撮り方をお伝えしてきました。
「ただ写真を撮るだけでいいと思ってたけど、気をつけることが多くて大変そうだな」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
証明写真を撮影するうえで大切なのは「清潔感のある身だしなみになっているかどうか」ということ。
このポイントさえ押さえてしまえば、あとは写真を撮るだけです。
今回お伝えしたポイントを押さえて、あなたが行きたいと思う企業への選考突破を実現しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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