初めての就職活動で、
「面接ではどのようなメイクをしたらいいの?」
「普段のメイクとどう違うの?」
と悩む人は多いと思います。
就活は自分を知ってもらい企業とのマッチングをみる機会ではありますが、その前にまず第一印象がよくなければ話は始まりません。
女性はメイクによって顔の印象が大きく変わるため、就活に合ったメイクを心がけることが大切です。
ここでは、就活メイクでやってはいけない事や、印象をアップさせるコツなどを紹介します。ぜひこの記事を読んで、就活メイクの疑問を解消していきましょう!
- 就活メイクで気をつけるポイント
- ナチュラルメイクでも印象UPを狙うコツ
- 業界別での就活メイクの特徴
就活メイクって?普段のメイクとの違いを解説
就活中は普段のメイクと違い、場をわきまえたメイクであることが大切です。
普段なら、オシャレを楽しんだりトレンドを取り入れたりと、自由にメイクをして構いません。
しかし、就活でも自由なメイクをしてしまうと、面接官に「この子は遊びにきているのか?」と思われてしまいます。
実際に、その会社で働くようになったときを考えてみてください。
会社に派手なアイシャドウや、真っ赤なリップをつけていく人はなかなかいませんよね。
ファッション業界など例外はもちろんありますが、デスクワークを基本としている企業では、常識のない人だと思われてしまっても仕方ありません。
就活では、ナチュラルメイクで清潔感を出して、明るい印象をもってもらえる工夫しましょう。
就活メイクで気をつけるべき3つのポイント
就活メイクでは、何に気をつけたらよいのでしょうか?
押さえておくべき3つのポイントを紹介します。
ポイント①すっぴんや派手なメイクはNG
メイクは身だしなみの1つです。
就活はオシャレをする場ではないため、派手なメイクは控えましょう。
しかし、女性のすっぴんは身だしなみに気を使っていない人と思われ、だらしない印象を抱かれてしまいます。
万人から受け入れられやすくマイナスイメージを持たれることのない、ナチュラルメイクをしましょう。
とはいえ、ナチュラルメイクってどんなの?と思いますよね。
後ほどメイクのやり方をお伝えしますので、参考にしてください。
ポイント②自分に似合うメイクを知ろう
就活メイクをしようとして、普段とはまったく違うメイクをする必要はありません。
いつもと違ったベースメイクや違う色のリップを使うと、かえって浮いてしまう可能性があるからです。
普段からナチュラルメイクの方は、特に意識して変える必要はありません。
少し濃いめの方は、色を抑えたり、使う色を減らしたりして薄くしましょう。
また、ラメがたくさん入っているものなどは、避けた方が好ましいです。
就活用に新しいコスメを購入する必要はありませんが、購入する際は自分の肌や印象に合ったコスメを調べて、いろんなものを試してみることをおすすめします。
ポイント③スキンケアは念入りに!
メイクをするうえで、スキンケアも非常に重要です。
普段からスキンケアをしっかりとしておくことで、メイクのノリと持ちが変わってきます。
帰宅後、クレンジングと洗顔は欠かさずおこないましょう。
乾燥肌や敏感肌の方は、よごれをしっかり落としつつ、潤いも残してくれるクリームタイプのクレンジングがおすすめです。
また、タオルではなくティッシュやコットンで拭くと、より肌への刺激を抑えることができます。
洗顔をした後は、化粧水と乳液で保湿をしましょう。朝の洗顔後やお風呂上がりに化粧水と乳液、できれば美容液もつけると保湿効果を高められます。
さらに気をつけたいのは毛穴ケアです。鼻の周りやおでこなど気になる方が多いのではないでしょうか?
毛穴ケアには、週に1~2回のフェイスパックが効果的ですので、ぜひやってみて下さい。
就活メイクのやり方をステップ別にご紹介
では、実際どのように就活メイクをしていけばよいのでしょうか?
ここからは、メイクのやり方をステップごとにご紹介していきます!
化粧下地は必ず塗ろう
大事な面接で化粧が崩れるなんてことは避けたいですよね。
化粧崩れを防ぐために、化粧下地は必ず塗りましょう。
化粧下地は汗を抑える効果もあります。緊張した時に汗をかいてしまうという方には嬉しいですね。
また、化粧下地にはコントロールカラーと呼ばれる色味補正用の下地と、皮脂崩れ防止用の下地、保湿効果の高い下地などたくさんの種類があります。
コントロールカラーとは、あなたの肌の状態によって使い分けることで、自然な肌を演出することができるものです。
具体的には、
- オレンジ=クマやたるみをカバー
- グリーン=赤み肌、ニキビ跡をカバー
- イエロー=肌のくすみ、色むらをカバー
- ピンク=肌の血色の悪さをカバー
- ブルー・パープル=肌に透明感を与える
このような効果があります。あなたの肌にあった色を選んでみてくださいね。
1日中スケジュールが詰まっている日は、メイク直しをする時間がないかもしれません。
メイク直しをしなくても済むように、皮脂崩れ防止用の化粧下地を使うことをおすすめします。
ファンデーションはむらなくのばす
「すっぴんはNG」とお伝えしましたよね。
普段ファンデーションは塗らないという方もいるかもしれませんが、就活では塗るようにしましょう。
ファンデーションは肌の色むらをなくし、肌をキレイに見せる効果があります。
肌がところどころくすんでいるよりも、むらのない肌の方が清潔感や透明感がでるので面接官からのイメージもよくなります。
ファンデーションの塗り方には、いくつかコツがあります。
- ファンデーションの量に注意!
薄すぎるとむらができてしまうし、反対に量が多いとフレッシュさがなくなり厚化粧という印象になってしまいます。
- ムラができないように塗る
ファンデーションを指の先に乗せ、少量を額・両頬・鼻・顎の5点に置きます。指で均等になるように広げた後は、水で湿らせたパフを使って、むらが無くなるように全体に均一に伸ばしてください。
パフはファンデーションの伸びを均等にするだけでなく、余分な油分を吸い取ってくれる役割もあります。
知性的な印象を与える眉毛の書き方
眉毛は顔の印象を決める、とても重要なパーツです。書き方ひとつで印象はガラッと変わり、知性的にも穏やかにも見せることができます。
ここでは、面接や履歴書の写真撮影の時に使える、知性的に見える眉毛の書き方をお伝えします。
何度か練習してみて、自分にとってベストな書き方を見つけてみてください。
- 眉山は黒目の外側から眉尻の間になるように描く
- 眉尻は鼻と目を結んだ延長上におく
- 眉頭は小鼻の延長上におく
この3つのポイントを押さえて、全体的にアーチ型になるように描いていきます。
パウダーを使って、色をのせていくイメージで描いていくのがおすすめです。
元の眉が薄めの方は、ペンシルを使って形を整えるように描いていきましょう。
アイメイクはナチュラルに
アイメイクで必ず守って欲しいことが、ラメやパールがたくさん入った派手なものは避けるということです。
- アイシャドウ
発色の良いカラーものではなく、基本的にベージュやブラウン系を選び、自然なグラデーションになるように塗っていきます。
- アイライン
これも目立ちすぎない同系色のものを選びましょう。
真っ黒なものより、ダークブラウンやモーヴブラウンといったカラーがおすすめです。
ラインはなるべく細く、まつ毛の間を埋めるようなイメージで丁寧に引くと、ラインだけが主張することなくナチュラルな目元を演出できます。
- マスカラ
下まつげへのマスカラは目元が強調されすぎてしまうため、やめておきましょう。
しかし、目力が強くなるかも...と思い何もしないでいると、のっぺりとした印象になり、逆にイメージダウンになる可能性もあります。使用する場合は、上まつげにナチュラルに塗りましょうね。
メイクも社会人マナーの1つです。
ナチュラルでも魅力的な目元は演出できるので、このポイントを参考にいろいろと試してみてください。
チークで健康的なイメージを演出
チークは入れる位置や量、自分に合った色を選ぶことが難しいため、普段チークを使っていなくて慣れていない人はつけなくても問題ありません。
しかし、チークには顔を明るく健康的にみせる効果があります。
もし、チークを取り入れてみたいと思ったら、以下のポイントを意識してみてください。
- チークの色は、コーラルピンクやコーラルオレンジ
どちらも落ち着きがある色なので、迷ったらこれらの色を使うのが無難です。
ブルーベースの肌の方はコーラルピンク、イエローベースの肌の方はコーラルオレンジが、肌馴染みがよくおすすめです。
- 大きめのチークブラシを使う
チークを購入すると付いてくる付属品の小さいチークブラシよりも、大きいブラシが使いやすいです。
チークを軽くブラシに取り、ふんわりと入れるようにすると、自然な発色になります。
- 頬骨の1番高い場所に入れる
チークを入れる基本的な位置は、頬骨の1番高い場所です。
頬の1番高い位置にチークを付けることで、顔全体に立体感が生まれて印象も明るくなります。
にこっと笑って頬が一番高くなるところに入れてみてください。
就活リップの選び方
リップはチーク同様、顔を明るく健康的に見せる効果があります。
以下の3つのポイントを参考に、自然に肌に溶け込み、顔全体がイキイキと健康的に見えるカラーを選びましょう。
- ナチュラルカラーを選ぶ
気になるリップのカラーですが、ベージュ・ピンクベージュなどのナチュラルカラーを選ぶのが無難です。
最初も少し触れましたが、真っ赤などの派手な色は避けてくださいね。
- ラメやパールは控えめなものを
適度なツヤ感のあるものを選びましょう。大きめのラメやパールが強いリップは、派手な印象を与えてしまいます。
- 色持ちのよいリップが便利
就活では、落ち着いてメイク直しができないこともあるので、色持ちのよいリップだと安心です。
キレイな色をキープできるティントタイプのものがおすすめです。
就活リップを具体的にもっと知りたい方は、こちらもチェック!
業界業種によって就活メイクも使い分けよう!
就職活動では、業界や業種によって好まれる印象は少し異なります。
あなたが希望する業界に求められる要素を把握して、どのようなメイクがよいのか確認していきましょう。
事務・オフィス系
オフィスワークや事務、受付などは人と接するシーンが多いため、社交性や業務をしっかりとこなす知的なイメージが必要です。
万人受けするメイクになるように、チークやリップはピンク系でまとめましょう。
また明るい印象を強調させたいのであれば、オレンジ系を取り入れるのもおすすめです。
知的な印象が好まれるので、眉は先ほどお伝えしたポイントを意識して描いてみてください。
全体的にナチュラルなメイクで、それぞれのパーツを強調しすぎないことを意識しましょうね。
接客系
接客業は、お客様と直接コミュニケーションをとる場面が多いため、華やかなメイクが好まれます。
そこで重要になるのがスキンケアとアイメイクです。
常にキレイな肌で清潔感を出し、アイメイクも派手過ぎない程度にカラーをプラスするとよいでしょう。
アイシャドウは、繊細な細かいパールのものや、ピンクブラウンやオレンジベージュを選ぶと派手過ぎず華やかな印象を演出することができます。
派手な華やかさではなく、さりげなくトレンドを取り入れているような華やかメイクを目指しましょう!
公務員・金融系
公務員や営業職の方は、責任感や堅実さ、誠実さが求められます。
全体的に落ち着いた印象をもたせるために、メイクに使う色はベージュ系がおすすめです。
チークやアイメイクは派手にならないように、自然な仕上がりを意識しましょう。
営業系
営業職はお客様との接触が基本なので、明るさや社交性はもちろんのこと、商材を買ってもらうための意志の強さも求められます。
明るさや社交性は、接客系の場合と同じで、キレイな肌と控えめなアイシャドウで演出しましょう。
そして、営業に重要な意志の強さも目元で演出することができます。
眉毛をしっかり書き、アイラインを少し長めに引くことで、目元のキリッと感が強調されますよ。
華美ではないけど、印象に残るような目元を意識しましょう!
このメイクでいいの?就活生のよくある質問にこたえます!
就活メイクについてイメージできましたか?
最後に、就活生のよくある質問にお答えしていきます。
カラーコンタクトは付けてもいいの?
派手な印象を持たれてしまうので、基本的にカラーコンタクトはNGです。
カラーコンタクトはオシャレを目的としたものです。ビジネスの場にそぐわないので、面接官からの印象も悪くなります。
また、証明写真を撮影するときであっても、黒目が強調され不自然になってしまうので、やめておきましょう。
つけまつげ・まつエクはOK?
ナチュラルタイプであればOKです。
就活で派手な印象になってしまうのは、好ましくありません。
過度にボリュームのあるもの、明らかに長く不自然なものなどは違和感に繋がるので避けましょう。
つけまつげもまつエクも他のパーツのメイクと同様に、ナチュラルで自分の顔に馴染んでいるものであれば問題ありません。
就活でどのようなまつエクならOKか詳しく知りたい人は、こちらもチェック!
パーマや巻き髪は大丈夫?
業界・業種によってはOKです。
アパレルや美容業界など、髪色や髪型がある程度自由な業界では許されますが、公務員や営業など堅実さが求められる業界ではあまり好ましくないでしょう。
業界・業種によって髪型の許容範囲は変わるとはいえ、長い髪の場合はまとめるようにしてくださいね。
髪色や髪型について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ:就活はナチュラルメイクが基本!受ける業種もチェック!
就活メイクについての疑問は解消できましたか?
就活メイクで一番重要なのは、ナチュラルさです。
普段のメイクではオシャレを楽しんでよいですが、就活はビジネスの場であるので、TPOをわきまえたメイクであることを意識してくださいね。
- ファンデーションは、パフを使ってむらなく塗る
- 眉毛は、全体的にアーチ型になるように描く
- アイメイクは、やりすぎない程度にナチュラルさを意識
- チークは、大きいブラシで頬骨の高い位置に入れる
- 就活リップは、ナチュラルカラーで色持ちの良いものを選ぶ
ぜひ、みなさんもこの記事を参考に就活メイクをして、面接官からの好印象をゲットしましょう!