【必見】あなたの「テストセンターとは」を解決!

就活生
テストセンターって言葉をよく聞くけど、具体的にはどのようなものかわからない……

就活生
テストセンターを受けるためにどんな準備をすればよいの……

このような疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。私も就活生のときにテストセンターを受験しましたが、主催者から指示があるわけではないので、恐る恐るテストセンターの準備をしたのを覚えています。

そこで、今回はあなたが自信を持ってテストセンターに挑めるよう、そもそもテストセンターがどのようなもので、どのような流れで受験すればよいのかをお伝えします。

さらに、最後には就活経験者が実際にテストセンターを受けて感じたことを交えながら、テストセンターの対策、そして、おすすめの問題集もご紹介します。

谷川清健
この記事を読めば、テストセンターの準備は完璧になるので、ぜひ参考にしてみてください!

テストセンターとはSPIテストのことをいう

では、まずテストセンターとはどのようなものかをお伝えします。テストセンターとはリクルートが作ったSPIと呼ばれるテストを、自宅ではなく指定された会場のパソコンで受けるものです。

ごくまれにSPI以外のテストを指定された会場で受ける場合もありますが、基本的にはSPIが用いられるので、それを勉強していれば問題ないでしょう。

他の受験方法との違い

では、次に他の受験方法(玉手箱などのWebテストや企業が独自で作るペーパーテスト)との違いをご紹介します。主な違いは以下の4つです。

違い
  • 受験会場に行く必要がある
  • さまざまな企業で使える
  • 出題される範囲が異なる
  • 1つの問題に制限時間がある

違いを知ることでテストセンター独自のメリットや対策の仕方を知れると思うので、しっかりとポイントを押さえましょう。

受験会場に行く必要がある

先ほどお伝えしたように、テストセンターは自宅で受けられるWebテストと違い、決まった受験会場に行く必要があります。替え玉受験や答えを見ながらの解答などの不正を防止するためです。

どうせパソコンで受けるのに、わざわざ受験会場に行くのは面倒くさいなと思う方もいると思います。私が就活生のときは心の底から面倒くさいと思っていました。

ただ、不正ができないようになっているため、公平・公正な評価をしてもらえる点はメリットです。

1年間通してテストセンターをおこなっているのは、東京、大阪、名古屋に加え、福岡、広島、仙台、北海道の7都市だけですが、就活が盛んになる時期には全国47都道府県で会場が設置されるので、会場に赴く負担はそれほど大きくありません。

さまざまな企業で使える

自宅でのWebテストやペーパーテストの結果が、選考している企業でしか使えないのに対して、さまざまな企業の選考に使いまわせるのが、テストセンターの大きな特徴でしょう。

先ほどお伝えしたように、テストセンター公平・公正な評価をくだせるからです。

私も就活生のときは2、3社の選考に使いましたし、友人は8社にセンターテストの結果を出したと言っていました。Webテストだったら8回やらなければならないものが、1回ですむのはありがたいですよね。

使い回すときにチェックすべきことは以下の3つです。

チェックすべきこと
  • テストの種類は本当に同じか
  • 受けなければならない科目は同じか
  • 受けたテストの有効期限を過ぎていないか

テストセンターは複数回受けられる場合があるのですが、使い回せるのは直近に受けたテストの結果のみです。そのため、テストの結果に自信がある場合はむやみに再受験しないことをおすすめします。

出題される問題の範囲が異なる

テストセンターで最も使われているSPIですが、テストセンター以外にもWebテストとペーパーテストが存在します。そして、出題形式によって出題される問題の範囲が異なります。

例えば、企業が受けさせる頻度が特に多い分野である言語と非言語では次のように違います。

【言語】

出題分野 テストセンター Webテスト ペーパーテスト
二語の用法
語句の用法
語句の意味
熟語の成り立ち
空欄補充
空欄補充(三文)
空欄補充(三語)
文の並び替え
文節の並び替え
長文の読解

【非言語】

出題分野 テストセンター Webテスト ペーパーテスト
損益算
速度の計算
確率
割合
料金の清算
料金の割引
料金の分割
推論
集合
表の読みとり
資料読みとり
長文問題
通過算
濃度算
回路
もの流れと比率
命題と証明
数列
空間図形

1つの問題に制限時間がある

テストセンターでは1つずつの問題に制限時間があります。

Webテストでは非言語全体で〇分、言語全体で〇分というように時間が割り当てられていますし、ペーパーテストでも同じような時間設定なので、1問ずつ制限時間があるのはテストセンター特有のものでしょう。

Webテストに慣れているとテストセンターの制限時間に間に合わないことがあるため、気をつけなければなりません。

さらに、テストセンターは正答数によって問題の難易度が変化します。前半にたくさん間違えたり、制限時間をオーバーしすぎたりすると、後半の問題が簡単になります。

テストをしているときは順調に解答できていると思っても、意外と点数が伸びていないことがあります。簡単だと思って油断してしまうとさらに評価が低くなってしまう可能性があるので、最後まで気を抜かないようにしましょう。

テストセンターを予約する流れ

テストセンターがどのようなものか理解できたでしょうか。次は実際にテストセンターを予約する流れをご紹介します。ざっくりとした予約の流れは以下のようになります。

予約の流れ

①IDを発行してログインをする

②テストを受ける場所を選び、仮予約する

③自宅で適性検査を受けておく

難しいことはないのでポイントを押さえて、すぐ実践できるようにしておきましょう。余裕のある方は、読みながら予約してもよいと思います。

①IDを発行してログインをする(284文字)

まずは、テストセンターのIDを発行する必要があります。テストセンターを受けたことがない場合、選考を受ける企業のメールにテストセンターへのURLが記載されているので、そこからテストセンターのサイトに飛ぶことができるでしょう。

そして、そのサイトにて名前、生年月日、住所、メールアドレス等の基本情報を入力すれば、自身のテストセンターIDを得られます。念のため、記入した情報はメモしておいてください

自身のテストセンターIDを入手すれば、あとは指定のところにそのIDと受験を依頼された企業のIDを打ち込むだけでログインできます。自分で作ったIDと企業から指定されたIDの2種類が必要だと覚えていれば大丈夫です。

②テストを受ける場所を選び、仮予約をする

ログインができたらテストを受ける会場を選びましょう。先ほど、受験会場は基本7都市で、受験者が多くなる時期は全国に会場ができるとお伝えしたと思います。

とはいえ、まだ予約しなくても大丈夫だろうと高を括っていると、一瞬にして人気の時間帯が取られていき、最悪の場合、近くの会場の席がなくなってしまうこともあるので、早めに予約しておきましょう。

ちなみに一般的に就活解禁と言われている3月からテストセンターを受ける人が一気に増えはじめるので、2月の後半から会場を押さえることをおすすめします。私は2月の後半に受験しましたが、その頃には少しずつ席が埋まり始めていました。

③自宅で適性検査を受けておく

会場を選んだら仮予約は完了なのですが、受験当日までもう1つしなければならないことがあります。それは適性検査です。

適性検査をしたことがある方は多いと思うのですが、あらためて説明しておくと、適性検査は簡単な質問に答えさせることで受験者の特性を分析するものです。

Webテストでは、非言語や言語と連続しておこなうことが多いので、勘違いされている方もいるのですが、テストセンターでは適性検査だけ自宅で受験するので気を付けましょう。

また、適性検査を受けるときにしっかりと自分が受験する科目を確認しておきましょう。ほとんどの場合は言語と非言語なのですが、まれに英語が指定されていることがあるからです。

テストセンターに行く服装・持ち物

適性検査ができたら予約完了になり、受験日当日を待つだけです。受験に行く前にはしっかりと持ち物や服装を確認しましょう。持ち物や服装のポイントは次の3つです。

ポイント
  • 受験票を忘れないようにする
  • 自分の画像がある身分証明書を用意する
  • 服装に決まりはない

ぜひ、家を出るときのチェック項目にしてくださいね。

受験票を忘れないようにする

実は、大学受験とは異なり受験票は必須ではありません。しかし、受験番号を忘れてしまうと、非常に面倒です。そのため、受験票の番号をしっかり確認しましょう。

受験票は、予約を完了したあとに出てくる画面や予約完了メールについているので、それを印刷してください。印刷する余裕がない方は名前、自分のID、会場、テストの名前、日時をメモ用紙に書いて持っていっても大丈夫です。

私もメモを持っていきましたが、まったく問題ありませんでした。受験会場でメモをしている人もいましたが、会場によってはできないところもあるので、事前準備しておくのが無難です。

ちなみに受験票のスクリーンショットは認められません。必ず紙にメモをしましょう。

自分の写真がある身分証明書を用意する

受付では、受験票と同時に自分の身分を証明するものを提示する必要があります。そのため、身分証明書もあらかじめ用意しておいてください。

自分の写真が添付されている必要があるので、その点は間違えないようにしましょう。

具体的には運転免許証やパスポートが最適でしょう。学生証にも顔写真が載っているものがありますが、正式な身分証明書ではありませんし、学年が変わるタイミングで有効期限が切れるものもあるので、おすすめしません。

服装に決まりはない

就活の一環であるテストセンターですが、服装に決まりがあるわけではありません。テストの結果を企業に送ればよいだけだからです。

私が受験に行ったときはほぼ全員が私服で受験をしていました。もちろんスーツで行ってはいけないわけではありません。

3月を過ぎてくると面接や説明会の合間にテストを受ける学生も増え、受験会場にスーツを着た人が多くなってきます。

このように服装に決まりがあるわけはないので、自分の都合や受験しやすい服装でテストに臨むようにしましょう。

テスト当日の流れ

では、テスト当日の流れをご紹介します。基本的に会場にいる担当者の指示に従えば問題ありません。

ただ、事前に当日の流れをイメージしていれば、当日も落ち着いて受験できると思います。当日は次の流れで行動しましょう。

当日の流れ

①受付を済ませ荷物をロッカーに入れる

②指示に従って受験をする

③終了したら静かに退出する

より細かく説明していくので、注意すべきポイントを押さえて、当日に戸惑わないようにしましょう。

①受付を済ませ荷物をロッカーに入れる

まず、会場に到着したら受付を済ませましょう。受付では先ほどご紹介した受験票と写真つきの身分証明書を提示します。

受付を完了させるとロッカーの鍵がもらえるので、指定されたロッカーに荷物を入れて、開室するまで待ちましょう。待ち方も周囲に迷惑をかけなければ自由です。

携帯を触っている人もいれば、高校の期末テストのようにギリギリまで問題集を読んでいる人もいます。自分に合った待ち方でOKです。

②指示に従って受験する

受験時間になると担当者から入室してくださいと指示が出ます。声がかかったら待ち時間で使っていたものをロッカーにしまいパソコンのある部屋に入りましょう。ティッシュや目薬などの備品は許される場合があるので、担当の方に確認するとよいと思います。

受験会場に入るときには座る場所が書かれたファイル、メモ用紙とペンが渡されます。そして、席に着いたらログインの指示が出るまで待ちましょう。私がテストをおこなったときはログインができた人から自分のペースで解答していきました。

③終了したら静かに退出する

テストは一斉に終了するものではありません。終了した人から退出していきます。まだ受験している人がいるので、静かに退出しましょう。

座席表やメモに使った紙とペンは、退出後に集められます。それらが回収されたら、ロッカーから全ての荷物を取り出して、各自自由に帰ります。

以上がテストセンターを受験する流れです。

テストセンター対策のポイント

流れがわかったところで、次にテストセンターで点数を取るためのポイントをお伝えします。それは以下の2つです。

ポイント
  • 制限時間を作って取り組む
  • 1つの問題集を徹底的に使い倒す

テストセンターはどれだけ真剣に勉強したかが如実にあらわれます。しかし、裏を返せば地道に取り組めばその分、成果は出やすいです。これから紹介する方法をしっかり押さえて1点でも多く点数を取りましょう。

制限時間を作って取り組む

まず、勉強するときは細かく制限時間を作って取り組むことが大切です。他の受験方式との違いでもお伝えしましたが、テストセンターは1問ごとに制限時間があるからです。

練習問題の時点から制限時間を作ることで、問題を速く解く習慣が身に付きます。そのため、時間が足りなくて点数を落としてしまうというミスを減らせるでしょう。

制限時間内で解けなかった問題やそもそもわからなくて解けなかった問題にマークをつけておくと、自分の苦手な問題がわかるので効率的です。

1つの問題集を徹底的に使い倒す

また、さまざまな問題集を買うのではなく、1つの問題集を何周もしましょう。1つの問題集では不安で、何冊も問題集を買ってしまう方がいますが、あまりおすすめしません。

さまざまな問題に手を出したために何が重要なのかがわからなくなる場合があるからです。逆に1冊の問題集をくり返し使うと、知識や問題パターンをしっかり脳に定着させられます。

テストセンターの問題は、コツさえつかんでしまえば簡単な問題がたくさんあります。そのため、むやみにいろいろな問題を解くよりも、1つ1つの問題を何回もくり返して解答のコツを着実に押さえていくほうが点数が伸びるのです。

同じ問題集を3周すれば、大半の問題は答えられるようになるので、ぜひ粘り強く勉強してください。

おすすめの問題集

世の中には多くの問題集があるのでどれを選べばよいかわからなくなるときがありますよね。そのような悩みを抱えている方のためにタイプごとにおすすめの問題集をご紹介しようと思います。

【初心者向け】『これが本当のSPI3だ』

「SPIを勉強したことがない」

「とにかく基礎を身に付けたい」

と思っている方にはSPIノート会が出している『これが本当のSPI3だ』をおすすめします。

この問題集の特徴はとにかく解説が丁寧にされていることです。そのため、習ったことを忘れてしまった方や勉強に自信がない方には非常に使いやすい問題集だと思います。

他の問題集と比べると問題数が少なく、難易度も低いですが、この問題集に載っているものを完璧に押さえれば、テストでも大抵の問題は答えられると思います。

【中級者以上向け】『SPI&テストセンター実践問題集』

『これが本当のSPI3だ』では物足りない方や合格難易度が高いと言われている企業を狙っている方には『SPI&テストセンター実践問題集』がおすすめです。

問題数も多いですし、問題のレベルも平均かそれ以上です。この問題集を極めれば本番でもスラスラと解答できるでしょう。

ただ、基礎を押さえていない方からすると問題が難しすぎたり、解説が雑だと感じたりする場合があります。

途中で諦めて、新しい問題集を買うのはもったいないので、買うときには中身を読んで、自分のレベルに合っているかを確認しましょう。

まとめ:テストセンターの流れを押さえておこう

今回はテストセンターについてご紹介してきました。テストセンターを受けるのが初めての方はわからないことも多いと思うのですが、疑問や不安は解消できたでしょうか。少しでもテストセンターへの理解が深まったのであればうれしいです。

最後にもう一度予約から受験終了の流れを確認しようと思います。

まとめ

【予約】

①まずはIDを発行してログインをしよう

②テストを受ける場所を選び、仮予約をしよう

③自宅で適正検査を受けておこう

【当日】

①受付をし、荷物をロッカーに入れる

②指示に従って受験をする

③終了したら静かに退出する

この流れを押さえておけばこれから受験予約や実際に受験をするときでも、戸惑うことなく行動できるでしょう。

また、テストセンターの対策やおすすめの問題集もご紹介したので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。

谷川清健
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