就職活動の中で面接はとても重要です。
しかし、
「面接って一体何が聞かれるんだろう」
「面接でのマナーが知りたい....。」
「何を準備しておいたらいいの?」
と悩んでいる就活生も多くいるのではないでしょうか?
面接でよく聞かれる質問は決まっています。そのため、頻出質問を知って面接の準備をしておきましょう。また、面接で必要なマナーは、今覚えておけばあなたが社会人になってからも必ず役に立つものです。
今回の記事を読んで、自信を持って面接に挑めるようになりましょう。
必ず聞かれる!頻出質問10選と答え方をご紹介
就活の面接で質問されることは企業によって異なります。
しかし、どんな企業でも聞かれることが多い「頻出質問」も存在します。
ここでは、就活でよく聞かれる頻出質問をご紹介します。答え方のポイントを確認しつつ、あなたの回答をぜひ作成してみてください。
ここで紹介する10個の質問の準備をしておけば、かなり自信を持って面接に挑めるでしょう。
自己紹介
「自己紹介をしてください。」
という質問は、多くの企業で面接の冒頭に聞かれます。
自己紹介をするときのポイントは、面接官の指示をよく聞くことです。
自分の強みや頑張ってきたことを述べるのは「自己PR」になってしまいます。自己紹介をするように言われた場合は、自己PRになってしまわないよう、話す内容に注意が必要です。
また、
「大学名・学部名・氏名から自己紹介を初めてください」
「30秒程度で自己紹介をしてください」
「1分程度で自己紹介をお願いします」
など、面接官からの指示は様々です。
しっかりと面接官の指示を聞いて、それに沿った内容を答えられるようにしておきましょう。
30秒用、1分間用、2分間用、と複数の自己紹介を用意しておくとスムーズです。
自己紹介の仕方をもっと詳しく知りたいなら、こちらの記事もチェック!
自己PR
自己PRでは、
「企業の求める人物像に合っているか」
「会社で活躍できる能力を持っているか」
の2点が見られています。
そのため、自己PRでは自分の強みを述べ、企業で活躍できる人材であることをアピールするのがポイントです。
たくさんの長所をアピールしたい気持ちがあるかもしれませんが、アピールポイントはひとつに絞り、端的に話すように心がけましょう。
企業によって、求められる人物像は異なります。座談会やOB訪問などに積極的に参加しておき、「この企業はどのような人物が求められているか?」を知っておくと良いでしょう。
大学で学んでいること
大学で学んでいることについての質問は、専門知識を必要とする理系の企業などで聞かれることが多いですが、文系の企業でも聞かれることがあります。
自分が学んでいる専門分野について詳しく話すのではなく、専門分野については概要を大まかに話します。その上で、その学問に対する自分の思いや、なぜその学問を選んだのか、学ぶ上で得たスキルなどを話すと良いでしょう。
自分の専攻している学科についての説明が難しいという就活生は、端的に説明できるように用意しておくと、面接で自信を持って話すことができます。
長所・短所
面接では、あなたの性格についても質問されることが多くあります。
長所と短所の答え方のポイントは、一貫性を持たせることです。
例えば、
「長所は、物事に熱中してひたむきに努力することができるところです。」
「短所は、物事に熱中しすぎるあまり、周りが見えなくなってしまう時があるところです。」
というように答えると、一貫性のある長所と短所になります。
短所を答えるのは少しためらってしまうかもしれませんが、
「短所はありません」という答え方はNGです。
誰だって短所はあり、その短所を自覚した上で改善しようとする姿勢が重要だからです。そのため、短所を答えたあとは、改善するために意識していることも付け加えるようにしましょう。
学生時代に最も頑張ったこと
エントリーシートで聞かれることの多い、いわゆる「ガクチカ」は面接でも頻出の質問です。
学生時代にどんなことを頑張ってきたのかを聞くことで、面接官はあなたの人間性や能力を見ています。
答え方のポイントとしては、
(1)なぜその活動に力を入れたのか
(2)どんな困難にぶつかって乗り越えたのか
(3)その活動を通してどんなことを学んだのか・得たのか
この3つの内容を話すことです。
また、活動を通して学んだことから企業への志望動機に繋がるとさらに良いでしょう。
挫折経験
「学生時代に最も頑張ったことは?」という質問の類似質問として聞かれるのが、「挫折経験」です。
社会に出ると、全てがうまくいくわけではありません。面接官は、挫折経験を問うことであなたがすぐに折れることなく忍耐強く努力できるかを見ているのです。
答え方のポイントは、「学生時代に最も頑張ったこと」と同様です。
なぜ頑張ったのか、困難に対してどのように対処したのかを話すことで、あなたの人間性をアピールしましょう。
志望動機
志望動機は、就活の面接で最も聞かれることの多い質問のひとつです。
面接を受けることになったら、その企業の志望動機は必ず言えるように準備しておきましょう。
書き方のポイントは、自己分析や企業分析を参考に自分の強みと企業の強みをリンクさせて話すことです。
ただ企業に対して魅力的に思った理由を述べるだけでは、あなたのアピールに繋がりません。
「自分がどんな思いを持っているのか?」
「企業に入ったらどんなことを叶えたいのか?」
といった内容を混ぜながら、志望動機を話しましょう。
すでにエントリーシートで志望動機を提出している場合は、同じ内容を話してかまいません。もし、深く聞いてほしい内容がある場合は、面接官に深掘る質問してもらえるように工夫して話すのもポイントです。
就活の軸
就職活動の面接では、
「企業選びの軸はなんですか?」
「どのような点で企業を選んでいますか?」
といった質問をされます。
自分の企業選びの軸を聞かれた際は、「なぜそのような軸になったのか」を述べ、そこからさらに企業への志望動機につなげることができます。
企業選びの軸を話すときは、できるかぎり具体的な言葉にしましょう。
「感謝される仕事であること」や「成長できる企業であること」といった軸は、抽象的すぎてほとんどの企業に当てはまってしまいます。
「どんなことに携わって感謝されたいのか」
「どのような点で成長したいのか」
のように、具体的に話せるように考えておきましょう!
キャリアプランについて
「弊社に入社したらどんな仕事を希望しますか?」
「10年後はどのような仕事をしていたいですか?」
「あなたのキャリアプランを教えてください」
などといった、あなたの未来に関する質問も、面接ではよく聞かれます。
答える際に最も重要なのは、その企業で叶えられるプランであることです。
例えば、営業職のない企業に対して、「10年後は、売り上げ1位の営業マンになることが目標です。」と話してしまうと、不合格にされてしまう可能性が高いです。
面接官はこの質問を通して、
- 将来のことをよく考えているか
- ミスマッチはないか
を見ています。
この企業に入ったからこそ叶えられるキャリアプランであるか、自分でも考えておきましょう。
逆質問
逆質問とは、面接の最後に聞かれることの多い
「聞いておきたいことはありますか?」
という質問です。
ここで、「質問はありません」と答えてしまうと、熱意のない学生と思われてしまう危険性があります。
面接に挑むときは、必ず質問を考えておきましょう。
企業について調べればわかることや説明会で話をした内容はNGです。
しかし、的を得た良い質問を行えば「熱意のある学生だな」という印象を持たれ、自身のアピールにも繋がります。
面接から内定に近づくためにも、逆質問は必ず用意しておきましょう。
覚えておきたい面接でのマナー
ここからは、実際の面接の流れに沿って面接で注意すべきマナーをご紹介します。
面接に行く前に必ず確認しておきましょう。
受付・待機するときのマナー
就職活動では、遅刻は厳禁です。電車の遅延なども考慮して、早めに会場付近に到着できるようにしておきましょう。
冬場のコート類は、建物に入る前に脱ぎ、畳んでおきます。
また、携帯電話の電源はオフにしておくと良いでしょう。
受付では、学校名と名前、面接に来た旨を話し、案内された待機室に向かいます。待機室では、携帯電話を触るのは避け、面接で話したいことをまとめておいた紙などを見て確認しておくと良いでしょう。
万が一お手洗いに行きたくなってしまった場合も、勝手に移動してはいけません。必ず企業の方に声をかけてから行くようにしましょう。
入室・退室するときのマナー
名前を呼ばれたらドアの前に行き、3回ノックします。
「どうぞお入りください」と言われたら「失礼します」と言って入室しましょう。
入室後、すぐに椅子に座ってはいけません。
まずは椅子の左側に立ち、面接官から「どうぞおかけください」と言われてから椅子に座ることは必ず覚えておきましょう。
また、座る前にも「失礼します」と言うと良いです。
面接終了後は、立ち上がって「ありがとうございました」と一礼してからドアの方に向かいます。
退出前にも一度振り返って、面接官の方を向き「失礼しました」と礼をして、面接室を退出しましょう。
面接でのマナーとして言葉遣いや敬語も準備しておきたい方はこの記事もチェック!
面接前日はこれを準備しておけば安心!
面接の準備は、前日にしておきましょう。
前日に確認しておくべきことや、持っていくべきものなどを確認して当日に備えておくと安心できます。
面接会場・時間を確認しておく
面接会場の場所や時間については、もう一度メールを見て確認しておきましょう。
面接の会場は説明会の時と少し異なるケースもあります。
また、「駅から徒歩5分」と記載されていても、実際は歩くと10分ほどかかる場合もあるため、会場には早めに着くように電車の時間を調べておきましょう。
また、面接では企業について質問されることもあります。説明会でもらった資料に目を通したり、企業のホームページを確認すると良いでしょう。
ニュースを見ておく
面接では、
「最近のニュースで気になったことはありますか?」
と聞かれることがあります。
時事の質問にも答えられるように、ニュースはチェックしておきましょう。
就職活動中は、業界研究も兼ねて新聞に目を通すと良いですが、忙しくて時間がないという場合も、最低限面接の前日と当日の朝はニュースを見ておくと安心です。
面接に必要な持ち物はこれ!
指定がない限り、面接に必ず必要なものはありません。
しかし、「あれを持ってきておけばよかった」と焦ることのないように、面接には最低限以下のものを持っていきましょう。
- 携帯電話
- 充電器
- 筆記用具
- 手帳
- 腕時計
- 替えのストッキングなど(女性)
携帯電話は、会場までの地図を確認するためや、緊急時に企業の方と連絡をとるために必要です。充電器も忘れないようにしましょう。
また、次回の選考の案内やイベントの情報などを教えてもらえるかもしれません。手帳と筆記用具は必ず用意しておきましょう。ストッキングは破れやすいため、替えのものを用意しておくと安心です。
持ち物が用意できたら、身だしなみにも気を使いましょう!
就活の服装については、こちらをチェック!
まとめ
今回の記事では、就職活動の面接でよく聞かれる質問と答える時のポイントや、面接のマナーについてご紹介しました。
面接は企業によって聞かれることが異なります。そのため、どのように対策したらいいかわからない就活生も多くいるかもしれません。しかし、今回紹介した頻出質問の答えを用意しておけば、自信を持って面接に挑むことができるはずです。
また、面接に必要なマナーは決して難しいものではありません。必ず面接の前日には、今回ご紹介した面接のマナーや確認事項をチェックしておきましょう。
面接は就活生の誰もが通る道です。しっかりと準備すれば、内定に近づく一歩に繋がるはずです。
しかし、内定を取るための最終面接はまた違う緊張感がありますよね。
最終面接のやり方や準備について詳しく知りたい方は、この記事もチェック!