【頻出テーマ62選】グループディスカッションはタイプ別に対策しよう

就職活動といえば、どのような不安が浮かびますか?

エントリーシート、自己分析、面接、グループディスカッションなど、たくさん浮かぶのではないでしょうか?

今回は、特に不安を感じる学生が多いグループディスカッションについて、頻出テーマ対策方法をご紹介していきます。

「テーマを与えられたその場でディスカッションするなんて難しい...。」
「どんなテーマが出されるのかとても不安」

という方も、安心してください。

グループディスカッションには、いくつかの決まったタイプがあります

今回の記事を読んで、どんなタイプのテーマがあるかを事前に知っておきましょう。グループディスカッションの大きな型を知っておくだけでも、落ち着いて選考に取り組むことができます。

さらに、この記事ではテーマごとの対策方法もご紹介しています。ぜひ対策方法を頭に入れてから、グループディスカッションに挑戦してくださいね。

グループワークについて詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。

グループディスカッションで頻出されるテーマは4タイプ

グループディスカッション用ルーム

選考でグループディスカッションを行う理由は、書類や面接では伝わらない学生の良さや論理的思考力などの能力を評価するためです。

また、グループでおこなう課題を与えることで、協調性リーダーシップ能力なども見ています。

グループディスカッションに必要な能力は、入社後も大切な能力となります。そのため、人事の方々はグループディスカッションを通して、その学生が入社後活躍してくれるかを見ているのです。

選考でおこなわれるグループディスカッションは、次の4タイプに分類することができます。

  • 課題解決型
  • 選択型
  • 自由討論型
  • 資料読み取り型

それぞれのディスカッションの型ごとに、取り組み方や注意すべきことも大きく異なります。

課題解決型のディスカッションが多い企業や、毎年自由討論型ディスカッションを行う企業など、選考をおこなう企業によって傾向がある場合もあります。

過去の就職試験内容が掲載されている口コミサイトなどで過去にどんなテーマが出題されているかを調べて、事前に準備をしておきましょう!

ディスカッションの頻出テーマ①:課題解決型

資料を元にディスカッションする就活生

課題解決型のグループディスカッションとは、与えられた課題の解決方法を、時間内に提案するものです。新規事業の立案をテーマとする会社もあります。

ディスカッションに使える時間はさまざまです。15分程度の短い時間で案をまとめるタイプから、半日かけて具体的な案まで求められるものもあります。

課題解決型のテーマ例

  • コンビニの売上を2倍にするための施策を考えよ
  • 社員の満足度を上げるための施策を考えてください
  • AIが普及した社会に向けて、どんな能力が必要ですか?
  • 新幹線の新しいサービスを考えてください
  • 若者の物欲を高める施策を考えてください
  • 満員電車を減らすためにはどうしたらいいか
  • 残業を減らすにはどうするか?
  • 一つの時事問題を挙げ、それに対してこの会社には何ができるか考えよ
  • 留学生をターゲットにしたベンチャー企業のビジネスモデルを考えよ
  • 少子化問題への施策を考えてください
  • ブラック企業をなくすための施策を考えてください
  • 新幹線の新しいサービスを考案せよ
  • 災害対策として会社がしておくべきことは?
  • 日本のノーベル賞受賞者を増やすには
  • 消しゴムを1万円で売ってください
  • ルーミート(カンガルーの肉)を話題にする方法を考えてください
  • 回転寿司(すし)チェーンの売り上げを上げるには
  • 大学生にルームシェアを広めるにはどうすれば良いか

    選考突破のポイント

    課題解決型グループディスカッションの選考を突破するための4つのコツをご紹介します。

    前提条件を一致させる

    ディスカッションを始める前に、グループ内で前提条件を一致させておく必要があります。

    例えば「コンビニの売上を2倍にするための施策を考えよ」というテーマで考えてみましょう。オフィス街の中心にあるコンビニと住宅街にあるコンビニでは、元の売り上げやよく売れる物・時間帯が大きく異なります。

    同じコンビニであっても置かれている前提によって売上を2倍にする方法は変わってくるため、前提条件を一致させておくことが重要です。

    他にも、どのくらいの期間をかけて2倍にするのかなども決めておきましょう。

    前提条件には基本的に「正解」はありません。結論を出しやすくするために、自分たちが想像しやすい全体条件を選ぶといです。

    現状を詳しく把握する

    前提条件の一致ができたら、次に現状を詳しく把握しましょう。

    「コンビニの売上を2倍にするための施策を考えよ」というテーマに対して、オフィス街の中心にあるコンビニを選んだとします。

    ディスカッションを進めていくためには

    • 現時点の売り上げはいくらなのか?
    • 近くに競合他社はあるか?
    • どのような商品が何時ごろ売れるのか?

    といった現状を把握する必要があります。

    ディスカッションに与えられた時間が短いと、これらのステップを飛ばしてしまうことがあります。しかし、前提条件と現状の整理は着実におこないましょう。

    原因を見つけ出す

    現状の把握をおこなうことができたら、売り上げが伸びない原因を見つけ出します。

    オフィス街の中心にあるコンビニの場合は、

    • 安くて美味しいお弁当チェーン店が隣にできてしまった
    • お昼の混雑時、レジの待ち時間が長い

    などの原因を予想することができます。

    課題を解決するための案を出し合っていく

    ここまでで前提と原因がはっきりしたら、いよいよ案を出していきます。ディスカッションを進めていく際のポイントは、実現するかどうか深く考えすぎないことです。

    「お昼の混雑時、レジの待ち時間が長い」という課題に対して、「電子マネーが使えるセルフレジを4台導入する」という案を出したとします。

    実際の店舗経営であれば、予算の問題などが出てくるかもしれません。しかし、グループディスカッションでは実現させられるかどうかはグループで話し合っても答えは出てきません。

    明らかに非現実的すぎる案でない限り、予算などの問題はおいておきましょう。

    ディスカッションの頻出テーマ②:選択型

    選択する付箋

    複数の選択肢のうちどちらが良いか話し合う、選択型のグループディスカッションがあります。

    テーマには、「犬と猫どちらを飼うべきか?」といった話しやすい内容もあれば、「高校を義務教育にするべきか?」といった比較的難しい内容のものもあります。

    話し合いを進める際には、自分がいいと思う方を、「理由」もつけて発言することを意識しましょう。

    例えば、「犬も猫もどちら飼いたい...」と思っていたとしても、グループディスカッションの場ではどちらか片方に決め、しっかりとした理由をつけます。

    また、2つの選択肢がある話し合いとして「ディベート型(討論型)」といったものもあります。ディベート型の場合はグループを半分に分けて、どちら側の意見を述べるかその場で指定されます。

    自分の考えとは逆の意見が当たる場合もあるため、冷静に意見を考える力も必要となってきます。

    選択型のテーマ例

    • 生まれ変わるなら「男性」か「女性」かどちらか?
    • 男性の育児休暇を義務化すべきか。
    • お店の24時間営業はあるべきか
    • テレビとYouTubeはどちらが有益か?
    • 飲食店を出すにあたって大事なのは「立地」か「美味しさ」か?
    • 将来、子供には大学に行くべきと言うか?言わないか?
    • 子供にスマホをもたせるべきか否か?
    • 小学生にとって重要なのは「理科」か「社会」か?
    • リモートワークについて賛成反対
    • 資本主義か社会主義どちらの国が幸せか?
    • 救急車の有料化に賛成か反対か
    • 朝食べるなら「和食」か「洋食」か?
    • 「お金」か「友情」どちらの方が大切か?
    • ダイエットするなら「食事制限」か「トレーニング」か?
    • 和食か洋食、どちらがいいか
    • うどんとそば、世界に売り出すならどちらか

    選考突破のポイント

    まず、前提の一致は必ずおこないます。

    グループディスカッションではどんなテーマであっても、「前提の一致」が重要になってくることを覚えておきましょう。

    選んだ理由は具体的に話す

    選択型のグループディスカッションでは、普段なんとなくで考えていることがテーマとして上げられる場合があります。

    それでも自分なりにグループを納得させられるような理由づけをしましょう。また、理由まで考えられていない人には「なぜ〇〇と思うんですか?」と質問して、議論を広げていくことも大切です。

    周囲の意見を尊重しつつ、グループを納得させる

    選択型のグループディスカッションでは、協調性も大切なポイントになります。

    相手の意見を否定するのではなく、「なるほど!そういった考え方も確かにありますね。」というように受け入れる姿勢を持ちましょう。

    無理に意見を通すのではなく、自分の意見で相手を「納得」させるために、的確な理由を述べることが大切です。

    多数決は絶対にNG

    グループでひとつの意見にまとまらなくても、多数決で決めることは絶対にしてはいけません。

    グループディスカッションは「話し合い」が基本です。意見を出し合って、どんな答えがグループにとって1番良いのか決めていきましょう。

    ディスカッションの頻出テーマ③:自由討論型

    資料をもとにディスカッションするビジネスマン

    自由討論型とは選択型とは異なり、答えが無限に存在するディスカッションです。

    「正解がないお題」であるために、その答えを選んだ「理由」が重要になってくるのが自由討論型ディスカッションの特徴です。

    自由討論型のテーマ例

    • どんな能力でも身につけられるとしたらどんな能力を身につけたいか?
    • 未来にいけるとしたら未来で何をしますか?
    • もてる男性(女性)の条件は?
    • 動物園の動物と野生動物はどっちが幸せ?
    • 嵐のメンバーで採用するなら誰にしますか?
    • 第一志望の会社に落ちてしまった友人に一言
    • 明日初デートに行く友人になんとアドバイスを送りますか。
    • 10年後の日本はどうなっている?
    • 働くことにはどんな価値がある?
    • 桃太郎、鬼退治に貢献したのは誰でしょう。
    • 100万当たったら、貯金以外でどのように使いますか?
    • インクの切れたボールペンの有効活用
    • タイムマシンで過去と未来どっちに行くか
    • ドラえもんの新しい秘密道具を考えてください
    • 無人島に持っていくものを3つ挙げてください
    • 幸せの定義を考えてください
    • 100年後の携帯電話はどうなっている?
    • 学生と社会人の違いは?
    • 良い企業とはどんな企業ですか?
    • 良い〇〇とはなんですか(鉄道、携帯電話、結婚式など)

      選考突破のポイント

      自由討論型グループディスカッションの選考を突破するための2つのコツをご紹介します。

      最初に前提条件を決めよう

      自由討論型のお題には、正解がありません。

      そのため、ひとりひとりに答えを聞くよりも先に、前提条件を決めておく必要があります。

      もし前提条件を決める前に全員に答えを聞いてしまうと、回答の幅が広すぎて結論を決めるのが困難になってしまうため、注意しましょう。

      「何分まで話し合う」かを決めよう

      前提条件を決めていても、グループの人数分だけ答えが出てきてしまうのが自由討論型のディスカッションです。

      「グループの結論が決まらないまま時間が終わってしまった」

      ということにならないように、何分前から結論出しを始めるのか決めておきましょう。

      ディスカッションの頻出テーマ④:資料読み取り型

      資料を読み込む就活生

      最後にご紹介するのが資料読み取り型のグループディスカッションです。

      こちらのタイプのディスカッションでは、最初にテーマに沿った資料が配布されます。他のテーマの場合とは異なり、資料に沿った情報を論理的に発言する必要がある点が特徴的です。

      また、テーマによっては「正解」が存在するのも資料読み取り型ディスカッションの特徴のひとつです。どんな回答を出すのが正しいのか、慎重に資料を読み取りましょう。

      資料読み取り型のテーマ例

      • 売上目標を1年以内に達成するため、最適な施策を次の3つから選択してください
      • 以下に示す10余名の職業の人をNTTデータに3人採用するなら誰か話し合って決めよ
      • ショッピングセンターのレストランが閉店します。新しい店舗として何を入れるべきでしょうか
      • 建物の建て替えに際して、3つの選択肢のどれを選択するか
      • ある街に建てるべき施設はABCのうちどれか
      • 新しいレストランの立地に関してA地かB地か適切な方を選びなさい
      • ある会社の1部門の売り上げが落ちています。会社としてはその部門を継続すべきか、それとも他企業に買収されるべきか考えよ。
      • 建物の建て替えに際して、3つの選択肢のどれを選択するか

        選考突破のポイント

        資料読み取り型グループディスカッションの選考を突破するための2つのコツをご紹介します。

        全ての資料に目を通そうとしない

        資料読み取り型ディスカッションは、資料を「速く」「正確に」読み取るのがポイントです。

        資料は大量に渡され、中にはディスカッションの内容には直接関係のない資料が紛れている場合があります。そのため、全ての資料にひとつひとつ目を通していると時間が足りなくなってしまうかもしれません。

        最初は資料にザッと目を通しましょう。結論出しをするためにはどの資料が必要なのか、見極めながら全体を確認します。

        意見を出すときは根拠を意識する

        資料を渡されている以上は、その資料を使って論理的に意見を出すことが求められています。

        資料に書かれている情報を元に発言しましょう。そのとき、資料のどこに書いてあるのかまで一緒に発言するとグループでの話し合いがスムーズになります。

        また、できるだけ資料に記載された数字を含んで発言するとより効果的です。

        次の2つの発言を読んでみてください。

        「〜が最近増加傾向にあるため、・・・」
        「〜がここ10年ではおよそ30%増加しているため、・・・」

        2つ目の発言の方が、より具体的に伝わったのではないでしょうか?

        数字を用いて発言することでより具体的に議論が進むだけでなく、発言が資料に基づいた論理的なものであることを伝えることもできます。

        グループディスカッションのテーマを押さえて、選考に備えよう

        いかがでしたか?

        グループディスカッションには、

        • 課題解決型
        • 選択型
        • 自由討論型
        • 資料読み取り型

        といった4つのタイプがあり、それぞれ対策の仕方が異なるということをお話してきました。

        企業によっては、出題されるタイプに傾向があります。事前に傾向を調べておき、有利にグループディスカッションに取り組みましょう。

        グループディスカッションを苦手とする就活生は多くいます。しかし、少し対策するだけで落ち着いて取り組むことができるのも、グループディスカッションの特徴のひとつです。

        この記事を読んだあなたは、すでに一歩前進することができています。

        今回紹介した対策方法を頭に入れて、ぜひ、実際にグループディスカッションに取り組んでみてください。

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