【就活】多すぎは注意!平均エントリー数やポイントを紹介します!

いよいよ、就活が本格的にスタートしてきました。

企業を選定するにあたって、何社にエントリーするのが適切か、悩む方も多いのではないでしょうか?

「自分のエントリー数、少ないのかな?もっと見たほうがいいのかな?」
「エントリー数は多いのと少ないの、どっちが正解?」

今回の記事では、エントリー数に関するあなたの悩みを解決していきます。

この記事を読んで、「エントリー数は何社くらいが適切なのか」「注意するべきことは何か」などを確認して就活を乗り越えましょう!

この記事でわかること
  • 就活生の平均エントリー数
  • エントリー数が多い場合のメリットとデメリット
  • エントリー数が少ない場合のメリットとデメリット
  • 就活のエントリー時に注意すべき3つのポイント

就活生の平均エントリー数は?文理でも違う?

グラフと人型のフィギュア(5人)

就活において、いったい何社にエントリーするのがよいのでしょうか?

まずは平均エントリー数を押さえて、エントリー数の目安を知りましょう。

就活生全体の平均エントリー数は13社

エントリーには「プレエントリー」と「本エントリー」があります。

  • プレエントリー:企業に興味をもったことを示し、資料や選考情報を請求すること
  • 本エントリー:エントリーシートなどを提出し、選考に進む意思を伝えること

一般的に「エントリー数」とは本エントリーを指します。そのため、ここでの平均エントリー数とは平均の「本エントリー数」になります。

マイナビの調査によると、18卒から21卒までの就活生の平均エントリー数は13社でした。

どのくらいの企業にエントリーすればいいのか検討がつかない方は、10社〜15社を目安にエントリーするとよいでしょう。

文系と理系でも多少平均にも差があり、文系だと平均13社程度、理系だと8社程度です。
理系のほうが学問的に専門性が高くなる傾向があるので、エントリーする企業の数も絞られるのだと考えられます。

プレエントリー数は多くても30社が目安

プレエントリーをして説明会に参加してみた結果、「自分には違う」と感じてしまうこともあります。そのため、プレエントリー数は本エントリー数より少し多めにしておくのがおすすめです。

しかし、ただやみくもにプレエントリーをしてしまうと、情報が多すぎてどこに本エントリーすればよいかわからなくなってしまうかもしれません。

プレエントリーの目安は本エントリー数の1.5~2倍です。多くても30社以内に抑えるとよいでしょう。

30社はこのような内訳をおすすめします。

  • 興味ある業種:16社 興味ない業種:7社 苦手だと思っている業種:7社

なぜ興味のある業界のみではないかというと、エントリーをする時点での思い込みや偏見などをなくすためです。

エントリーする業界を決めるときに、「自分に向いていそう」「楽しそう」のような基準で企業を選ぶ人も多いと思います。
しかしこのときに、自分の主観で向いていそうな企業を選定してしまうと、あなたの隠れた才能が見えないものになってしまう可能性があリマス。

もし受けてみて「向いていないな」と思うなら、あなたの主観が正しく、それ以降は受けなければよいのです。
あなたの可能性を狭めないためにも、興味のない業界も受けてみてくださいね。

エントリーの通過率はどのくらい?

エントリーの通過率は企業によって大きく変わります。

エントリーシートではほとんどの学生が通過できるが、適性検査で志望者を大きく減らす企業もあれば、エントリーシートを見てほとんどの学生を落としてしまう企業もあるのです。

就活四季報には、主に大手企業の「エントリーシート通過率」が掲載されています。エントリー数に悩んだときは参考にしてみましょう。

また、就活生全体のエントリーシート通過率は50~60%といわれています。受ける業界によっても大きく異なりますが、ひとつの目安として覚えておくとよいかもしれません。

エントリー数が多いメリット・デメリット

手書きの電球とはてな

エントリー数は、多ければよいわけではありません。エントリー数が多いことで生じるデメリットもあるのです。

ここからはエントリー数の多さによる、メリットとデメリットを確認していきましょう。

メリット1:経験値がたまって就活力が上がる

多くの企業を知ることで、自分にはどのような社風が合っているのか明確になったり、選考の緊張感に慣れたりというメリットがあります。

また、説明会の質疑応答などでは、採用市場の動向から高評価の学生像まで、就活に活きることを学べるでしょう。

さらに、エントリー数が多い学生のほうが、平均の内定数は多い傾向にあります。

エントリー数を増やせば必ず内定を得られるとは限りませんが、多くの経験を積めるのはメリットといえます。

メリット2:企業選びの幅が広くなる

自分が知っている企業だけにエントリーするのは危険です。

運悪くすべてに落ちてしまうことや、行きたいと思っていた業界が理想と違うことがあります。

そんなとき、とりあえずエントリーしただけで興味の無かった業界や企業の話を聞いてみると、「意外と自分の理想に合っていた」ということもあるかもしれません。

また、エントリーを多めに出しておくと、もし志望していた企業・業界の選考がうまくいかなかったときでも、方向転換が簡単です。

デメリット1:スケジュール管理が大変

エントリーが多いと、届くメールや電話の数が増えるため、重要な連絡を見逃さないよう注意が必要です。

さらに、複数の企業の選考が重ならないようにも気をつけなければなりません。また、1日に複数のイベントに出るときには、その分体力も必要になります。

面接などが重なり、忙しくなる時期のことを考えると、あまりに多くの企業にエントリーするのは避けた方がよいでしょう。

デメリット2:1社に使える時間が減ってしまう

エントリー数が多いと、それぞれの企業の研究に時間をかけることが難しくなります

複数の企業から内定をもらえても、最終的には入社する1社を選ばなければなりません。そのときに企業研究をしっかりできていなければ、判断材料が少なく困ってしまいます。

また多くエントリーすれば、それだけたくさん落とされてしまう可能性も高くなります。

たくさんの企業にエントリーする場合は、うまくいかなかったときの覚悟も必要かもしれません。  

金丸理紗
私も当時は、たくさん受けなきゃいけないのか!と焦って、ダブルブッキングをしてしまってました…。多すぎも管理が大変なんですよね…。

エントリー数が少ないメリット・デメリット

履歴書とペン

エントリーが多いメリット・デメリットがあれば、少ないメリット・デメリットもあります。

ぜひ自分に合ったエントリー数を決める参考にしてください。

メリット1:対策を入念にできる

エントリー数が少なければ、1社に使える時間が増えます

企業のホームページに載っているような情報だけでなく、OB訪問などをおこなうことでより細かな情報まで調べることができるのです。

多くの情報を集めることで、会社が求める人物像に合ったアピールができるでしょう。

採用担当者も「そこまで調べているのか」と学生の志望度の高さを評価するため、熱意や意欲を大事にする会社からは高評価を得やすくなります。

メリット2:準備期間が長いため、自信が持てる

入社意欲が高い企業の準備に集中することで、「どのような質問がきても大丈夫だ」と自信を持てるようになります。

また興味のない会社の対策をする時間を、面接・グループディスカッション対策、ビジネスフレームワークの勉強などに使うことで、選考への自信にもつながるでしょう。

就活はとにかく準備が重要です。1社に対してしっかりと準備をおこなえるのは、エントリー数を少なくするメリットといえます。

デメリット1:うまくいかなかったときのリスクが大きい

何より大きなデメリットは、選考がうまくいかなかったときのリスクが大きいことです。

最初にまとめて落ち続けたとき、新しく企業を探そうと思っても、すでに多くの企業で募集が終わっている可能性があります。

そのため、エントリーした企業の選考を受けながら、新しく別の業界の研究をおこなうことになるかもしれません。

デメリット2:選考の経験も少なくなってしまう

エントリー数が少ないと、選考本番の経験が少なくなってしまいます

面接を受けるのが初めての学生と10回目の学生とでは、選考への慣れや緊張感が異なるでしょう。

経験をたくさん積んでいる学生の方が、堂々とした話し方ができたり、選考のコツをつかんでいたりするはずです。

エントリー数を絞る場合は、就活対策のセミナーやイベントにたくさん出て、面接やグループディスカッションなどの練習をしておくことをおすすめします。

これだけは押さえて!就活のエントリー時に注意すべき3つのポイント

紙に何かを書く男性

ここからは、企業にエントリーするときにおさえておきたい3つのポイントをご紹介します。

業界は絞りすぎず、広めにみておく

「私は旅行業界しか興味がないから、それ以外は受けない!」
「絶対に広告系に行きたいから、他の業界は見るつもりがない」

という就活生も多くいます。

しかし、エントリー時はできるだけ業界を絞らず、いくつかの業界をみておくことをおすすめします。

業界を完全に絞ってしまうと、選考を受けていくなかで、「もしかして、私がやりたいことはこの業界ではないかも...?」と思ってしまったときに取り返しがつきません。また、突然その業界の風向きが悪くなり、採用を中止してしまうこともあります。

エントリーのときは「今は別の業界の方が興味があるけど、ここもなんとなく面白そう」と思える業界も混ぜておくとよいでしょう。

エントリーシートは早めに完成させる

エントリーシートは締め切りより早めに完成させることを心がけましょう。

エントリーシートは、業界に関わらずほとんどが同じ時期に締め切ります。そのため、エントリー数が多いほど、直前に慌てて作成しなければなりません。

しかし、エントリーシートでよく問われる質問はある程度決まっているので、事前に回答を作成しておくと安心です。

早めに完成したエントリーシートは友人同士で添削をおこなったり、大学のキャリアセンターでみてもらうことをおすすめします。また、OB訪問でみてもらうのもよいでしょう。

エントリーシートの自己PRに困っているかたはこちらの記事をチェック!

手帳を使用してスケジュール管理をしよう

就活中は、一日に複数の予定が入ってきます。また、エントリーの締め切りにも注意しなければなりません。

普段手帳を使わない方は、ぜひ就活用に手帳を用意しましょう。

パソコンやスマートフォンで管理できるタイプより、紙の手帳がおすすめです。

紙の手帳であれば、電話で選考日程の連絡が来たときに、通話しながら日程を確認できます。また、メモ機能がついているので、就活中の情報をまとめて管理することもできます。

就活生用に作成された手帳もたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ:就活のエントリー数は20社程度がおすすめ!

エントリー数に関する不安は解消できましたか?

エントリー数は多すぎても少なすぎてもよくありません。就活生の平均エントリー数は13社であるのを参考に、10〜15社を目安にエントリーする企業を検討してみてください

エントリー数が多いと1社にかける時間が少なくなってしまい、少ないとうまくいかなかったときに全滅してしまう危険性が高いことをお伝えしました。

また、エントリーするときには早めにエントリーシートの作成を進めておくことも大切です。大学の予定やアルバイトなどのスケジュールとも相談しながら、エントリーする企業を選んでくださいね。

あなたの就活がうまく行くことを願っています!

エントリーシートの書き方について、詳しく知りたいという方はこちらチェック!

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