ベンチャー企業のメリットとデメリットを押さえよう|業界研究

「ベンチャー企業」と聞いてどんなことをイメージしますか?

「やりがいがあって面白そう!」
と、ベンチャー企業に興味を持つ反面

「自分はベンチャー企業に向いているのかな…」
「ベンチャー企業に就職して失敗したらどうしよう…」
と、不安に思っている方もいるかもしれません。

実際に働くとなったら不安はもちろんありますよね。

そんなあなたに

  • そもそもベンチャー企業とは何か
  • ベンチャー企業のメリット・デメリット
  • ベンチャー企業選びで失敗しないためには

を詳しくお伝えしたいと思います。

そうです!この記事を読めば、今あなたが抱えているお悩み全て解決するのです!

最後には、あなたがベンチャー企業に向いているかどうか分かるチェックリストもご用意しました。
簡単なので、是非ご参考までにやってみてください。

この記事を読んで少しでもあなたのお役に立てたらとても嬉しいです。

そもそもベンチャー企業とは?

考える女性

そもそも、ベンチャー企業とはどのような企業を指すのでしょうか?

まずはベンチャー企業について、中小企業との違いにも触れながら説明していきます。

ベンチャー企業とは成長過程の企業を指す

実は、ベンチャー企業に明確な定義は存在しません。

ベンチャー企業は、新興企業(新しく設立された企業)と同じ意味で用いられることもあり、主に成長過程にある企業を指します。

一般的には、独自のアイデアや技術をもとにして新しいサービスやビジネスを展開する企業とされています。

企業規模にも決まりはありませんが、ほとんどが小規模から中規模になっています。

中小企業との違い

「ベンチャー企業と中小企業って何が違うの…?」
と思っている方も多いのではないでしょうか。

分かります。とても似ていますよね!
なので、簡単にベンチャー企業と中小企業の違いをご説明します!

定義が存在するかどうか

違いの1つ目は「定義が存在するかどうか」です。

ベンチャー企業は、最初にもお伝えした通り定義が明確に存在していません。

一方中小企業の定義は、「中小企業基本法」により、業種によって従業員数や資本金が決まっており、定義が明確になっています。

ビジネスモデルが既存のものかどうか

違いの2つ目は「ビジネスモデルが既存のものかどうか」です。

ベンチャー企業は、革新的なアイデアや技術を使って、自ら新しいビジネスモデルを作り、事業をおこないます。

一方中小企業は、すでに確立されたビジネスモデルに基づいて事業をおこないます。

知っている方もいるかもしれませんが、「ベンチャー企業」という名称の由来は「Venture(冒険)」です。
名前の由来からも、革新的な事業を追求する企業を示していることがわかりますね!

変化が多いか少ないか

違いの3つ目は「変化が多いか少ないか」です。

ベンチャー企業は成長速度が速い企業が多いです。
成長速度が速いため、会社がどんどん変化していきます。

一方中小企業は、成長が終わり安定している企業が多いです。
なので、比較的にベンチャー企業より変化が少ないといえます。

ベンチャー企業のメリット・デメリット

人差し指を立てる男性就活生

ベンチャー企業について少し理解してもらえましたか?

次にベンチャー企業のメリット・デメリットをご紹介したいと思います。これを読んでしっかり把握しておきましょう!

ベンチャー企業のメリット

まずは、ベンチャー企業で働くうえでのメリットを4つご紹介いたします。

成長の機会が多い

1つ目は「成長の機会が多い」ことです。

ベンチャー企業ではスピード感が求められ、なおかつ少人数で事業をおこなうことが多いです。

「実践を通して成長」することが多く、若いころから様々なことに挑戦できます。

実践を伴った知識を吸収する機会に恵まれているため、学んだことをすぐに活かせる場が作りやすいです。

もちろん仕事量も多く大変ですが、意欲があれば圧倒的なスピードで成長できる環境であることは間違いありません!

経営者との距離が近い

2つ目は「経営者との距離が近い」ことです。
多くのベンチャー企業では、経営者との距離が近く、同じフロアや隣の席で仕事をする光景は珍しくありません。

経営者と共に仕事ができるということは、疑問に思ったことや仕事に関する提案などをすぐに直接伝えることができます。

大企業では経営者と顔を合わせることがないというところも少なくありません。
なので経営者との距離が近いことは、ベンチャー企業の魅力であるといえます!

社内の風通しが良い

3つ目は「意思決定のスピードが速い」ことです。

ベンチャー企業はスピード感が圧倒的に違います!

大企業の場合は権限規定があり、業務の内容や企画の費用規模によって決裁者が変わることがあります。

大きな組織ほど細かく分けられていることが多く、「この企画の決裁者は誰なのか」を探すだけでも苦労することが少なくありません。

しかし、ベンチャー企業の場合は権限規定を細かく制定している企業はほぼありません。
なぜなら、ベンチャー企業の意思決定のプロセスは非常にシンプルで、意思決定者=社長だからです。

そのため、意思決定のための改まった会議などもなく、その場で同じフロアや隣の席にいる社長に聞いて、即決まりということも普通にあります。

このようにベンチャー企業はとても勢いがあり、意思決定のスピードが速いのです!

様々な業務を経験できる

4つ目は「様々な業務を経験できる」ことです。

中小規模が多いベンチャー企業は、仕事量に対して十分に人数がいるとは限りません。
そのため、細かく一人ひとりがおこなう業務が区切られていないことがほとんどなのです。

決まった業務ではなく、様々な業務を経験することができるため、広い分野でスキルを伸ばしていくことができます!

新卒のうちから、様々な業務を経験できることはベンチャー企業の大きな魅力だと思います。

ベンチャー企業のデメリット

続いて、ベンチャー企業で働くうえでのデメリットを3つご紹介いたします。

固定給が低い傾向がある

1つ目は「固定給が低い傾向がある」ことです。

もちろん全ての企業に当てはまるというわけではありません。
ですが、総じて固定給が低かったり不安定な傾向があります。そのため、特に最初は収入が少ない可能性があります。

その代わり、ベンチャー企業は実績を出せば出すほど昇進・昇給アップのチャンスに溢れています!最初は大変かもしれませんが、自分の成長が目に見えてわかる嬉しさがあると思います。

福利厚生が整っていない場合がある

2つ目は「福利厚生が整っていない場合がある」ことです。

ベンチャー企業は成長過程の企業なため、まだ完璧な会社ではありません。
なので、大企業や中小企業と比べて福利厚生が整っていない場合があるのです。

ですが、まだ完璧ではない会社を一緒に作っていくことに、楽しさややりがいを感じられるということでもあります!

ベンチャー企業の福利厚生では、社員の朝食を会社で用意したり、会社内に仮眠スペースを用意したりする企業もあります。
このように、ベンチャー企業ならではの福利厚生を味わえることはメリットといえるかもしれませんね!

倒産のリスクが高い

3つ目は「倒産のリスクが高い」ことです。

基本的に新しいサービスやビジネスを展開するベンチャー企業は、そのサービスやビジネスが社会に受け入れられずに終わってしまうことも珍しくありません。

資金の少ないベンチャー企業では、一事業の失敗によって倒産を余儀なくされるケースもあるのです。

ベンチャー企業でなくても倒産してしまう時代ではあります。ですが、割合にすれば倒産する企業は圧倒的にベンチャーを含む中小企業のほうが多いことを覚えておく必要があります!

ベンチャー企業選びで失敗しないためには?

頭を抱える女性

ベンチャー企業にはメリットもデメリットもあり、他の企業と異なる点がたくさんあることがわかっていただけたかと思います。

しかし、ベンチャー企業の中にも様々なベンチャー企業があります。そこで一番難しいのが企業選びですよね。

そんなあなたに、ベンチャー企業選びで失敗しないためのポイントを二つ紹介します!
あなたもこれを読んで、自分にぴったりの企業を選びましょう!

キャリアビジョンを明確にしておく

1つ目は「キャリアビジョンを明確にしておく」ことです。

最終的に自分がどうなっていたいか、どう働いていたいかを明確にしておきましょう。

具体的なキャリアビジョンを描くことができたら、そこから逆算して、今の自分には何が足りないのか、何をどのように成長していけばいいのか考えてみてください。

そうすると、選ぶべき企業が見えてきます。ベンチャー企業の成長ステージや企業が持っている技術・知識などを参考にして、最もキャリアを積めるような選択をしていきましょう!

ですが、明確なキャリアビジョンが思いつかない方もいると思います。その場合は、エージェントのいる就活支援サービスに相談してみることをおすすめします!

このサービスでは、就職希望者の経験や状況に対してアドバイスおこなうため、キャリアプランに関する相談もできるのです。

その他にも、先輩や友達など自分の相談しやすい人に相談してみて、一緒に考えてみるのもいいと思います。
誰かに相談することで、自分だけでは気づけなかった考えが出てくることもあるので、是非試してみてください!

会社の雰囲気や理念を理解する

ベンチャー企業は、経営者を始めとした創業メンバーの考え方によって社風や企業の雰囲気は大きく変わります。

さらに、ベンチャー企業は経営者との距離が近いので、考え方や理念に共感できないとハードな仕事についていけません。

実際に企業に行って会社の雰囲気を確かめたり、その企業にはどのような人がいるのか知ることはとても大切です。

「上司や先輩は未来の自分である」という言葉があります。
自分が将来、上司や先輩みたいに「なりたい」と憧れの気持ちを抱くかどうかはとても大切です。

なので、その企業にはどのような人柄でどのような考えを持った人たちがいるのか知っておきましょう。

さらに、経営者の考え方を知るために、企業サイトの経営者のメッセージを熟読したり、経営の経歴やプロフィールも把握しておくことも大切です。

自分はベンチャー企業に向いている?!8個のチェックリスト

チェックリスト

自分はベンチャー企業に向いているのかわからない…
興味はあるけど、ベンチャー企業に入るのが不安…

この記事を読みながら、そのような悩みをお持ちではありませんか?

最後に、どのような人がベンチャー企業に向いているのかわかる簡単なチェックリストをご用意しました。

ですが、これに当てはまらなかったからといって、ベンチャー企業に向いていないというわけでは決してありません!あくまで、「ベンチャー企業にいる人はこういう人が多い傾向にあるよ」というだけです

「ふーん、そうなんだ!」と心理テスト感覚で是非やってみてください!

8個のチェックリスト
  • 将来独立してみたい
  • 好奇心旺盛である
  • 環境や仕事の変化に柔軟に対応できる方だ
  • 自分のアイデアを皆に共有するのが好きだ
  • 安定よりも変化や刺激を求める方だ
  • 何事にも失敗を恐れず、挑戦する方だ
  • できるだけ早く多くのスキルを身につけたい
  • マニュアルに沿って仕事をすることがあまり好きではない

皆さんはいくつ当てはまったでしょうか?
当てはまったものが多ければ多いほど、ベンチャー企業に向いているかもしれません!

ですが、全部当てはまらなくていいのです。
ひとつでも当てはまっていたら、是非ベンチャー企業を視野に入れてみてくださいね!

まとめ:ベンチャー企業にはメリットもたくさん!

両手をあげて喜ぶ就活生

いかがでしたか?

  • ベンチャー企業とは何か
  • ベンチャー企業のメリット・デメリット
  • ベンチャー企業選びで失敗しないためには

    についてご紹介しました。

    そして最後に、自分がベンチャー企業に向いているか分かる簡単なチェックリストもご用意しました。

    ベンチャー企業に限らず、どの企業にもメリット・デメリットが必ずあります。その環境が向いている人もいれば向いていない人もいるのは当たり前です。

    いずれにしても、今一度自分と向き合って「自分に合った環境や企業を見つける」ことが大切だと思います!

    そして、この記事を読んで少しでもベンチャー企業に興味をもってもらえた方がいれば、ベンチャー企業も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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