本格的に就職活動がスタートしてきました。
説明会とは、企業が学生に対して事業内容や選考情報を話す場で、就活が本格的にスタートする3月頃に多く開催されます。
ホームページやパンフレットからはわからないリアルな会社の様子などがみれるため、選考を受ける企業のことを詳しく知るためにも、ぜひ説明会には参加してみましょう。
とはいえ、いざ説明会に参加することになると、たくさんの不安が出てくるのではないでしょうか?
「説明会って何を持っていけばいいの?」
「説明会は私服で行っても問題ない?服装について知りたい」
「説明会に参加する前に、マナーをおさえておきたい」
今回の記事では、このようなあなたの不安を解消していきます。
説明会のポイントをおさえて、就職活動のスタートダッシュをかけましょう!
必要な持ち物と確認すべきこと
まずは、事前に必要な持ち物と確認事項をみておきましょう。
説明会は、選考ではありません。しかし人事の方は、説明会のときから学生をみていると考えて、忘れ物や確認不足のないようにしっかり準備しておきましょう。
忘れ物厳禁!必要な持ち物リスト
説明会に持っていくべきものはこの8点です。
- 筆記用具
- メモ帳・スケジュール帳
- スマートフォン
- 学生証
- 提出予定の書類
- 履歴書・証明写真・印鑑
- クリアファイル
- 腕時計・ハンカチ
筆記用具
筆記用具はどの会社の説明会でも必要になります。就活用のバッグには筆箱を必ず入れておくようにしてください。
また説明会では、話のメモをとるだけでなく、企業に提出する大切な書類を書くかもしれません。シャープペンシル・ボールペンの両方を用意しておくとよいでしょう。
メモ帳・スケジュール帳
配布されたプリントの裏にメモをとるのはやめましょう。
説明会で聞いた話は、今後の選考でも見返す必要があるかもしれません。紛失してしまわないように、必ずメモ帳やノートへの記入をおすすめします。
また説明会では、選考スケジュールやイベントの案内をされる場合があります。すばやく予定を確認できるように、スケジュール帳も持っていきましょう。
スマートフォン
スマートフォンも忘れずに持っていきましょう。乗り換え案内のアプリや地図は、企業を訪れるときにとても役立ちます。
また、最近ではスマートフォンで説明会の予約・出席確認をおこなう企業もあります。
充電忘れにも注意が必要です。
学生証
必要なものとして記載されていなくても、就活中は学生証を必ず持ち歩きましょう。
会社までの交通費を支給してくれる企業の場合、交通費の支給に学生証が必要とされるかもしれません。うっかり忘れてしまわないように、学生証は財布などに携帯しておいてください。
提出予定の書類
説明会では、履歴書・エントリーシートの提出が求められる場合があります。
必要な書類を忘れてしまうと、希望していた日程での選考が受けられなくなってしまうかもしれません。家を出る前に、必要な書類が入っているか確認してください。
履歴書・証明写真・印鑑
念のため、履歴書や証明写真、印鑑も用意しておきましょう。
特に履歴書の提出が求められていた場合は、印鑑や予備の証明写真を持っておくと安心できます。もしものときに備えて、常に就活用のカバンに入れておきましょう。
クリアファイル
説明会では多くの書類を受け取ります。企業からもらった書類をきれいな状態で持ち帰るために、クリアファイルがあると便利です。
こちらから何か提出する際にも困らないよう、無色のクリアファイルをいくつかカバンに用意しておくとよいでしょう。
腕時計・ハンカチ
腕時計・ハンカチは、説明会に限らず、ビジネスマナーとして常に持ち歩くようにしてください。
特にハンカチは、お手洗いを使用する際だけでなく、夏場の就活で汗をかいてしまったときなどさまざまな場面で必要になります。
選考本番で忘れてしまわないように、今のうちから持ち歩く習慣をつけておきましょう。
1次選考もかねている?説明会の内容を調べておこう
説明会に参加する前に、どのような説明会なのか事前に調べておきましょう。
企業によっては、説明会と一緒に面接やグループワークを実施していたり、エントリーシートの提出を求められる可能性があります。
「エントリーシートの提出があるなんて知らなかった!」
「面接の準備をしておけばよかった...」
という失敗のないように、予約サイトや案内メールに記載がないかもう一度確認しておきましょう。
説明会後は座談会も!質問を用意しておこう
多くの企業では、説明会と一緒に座談会を開催しています。
座談会とは、人事担当者やそれ以外の社員の方に対してカジュアルに質問できる場です。
特に志望度の高い企業では、積極的に質問するようにしましょう。熱意のある学生として、人事担当者から顔と名前を覚えてもらえるかもしれません。
座談会で何を聞く!?座談会についてはこちらの記事をチェック!
説明会のマナーと意識すべきポイント
まだ就活に慣れていない方にとって、説明会はとても緊張するものです。
説明会当日はどのようなことに気をつければよいのでしょうか?
ここからは、説明会でのマナーと、当日意識してほしいポイントをお伝えしていきます。
おさえておきたい説明会での就活マナー
説明会でおさえておくべきマナーはとても簡単です。
ここで紹介するマナーを確認すれば、説明会で失敗して恥をかいてしまう心配はありません。
受付・待機中のマナー
受付では、聞き取りやすいようにはっきりと名前を述べましょう。書類は両手で丁寧に受け取り、目を見て「ありがとうございます」と伝えます。
また、オフィスの中で出会った社員の方には必ず挨拶するのもマナーです。
会場に案内されたら、指示がある場合を除き前から間隔を空けずに着席しましょう。携帯電話は電源を切っておき、就活用のノートなどを見返しておくと好印象です。
質問をするときのマナー
座談会などで企業の方に質問する場合も、マナーに気をつけましょう。
質問はひとつに絞り、当てられた場合は大きな声で「大学名・名前」を述べます。このとき、質問内容は簡潔に話すことを意識してください。
また、自分のアピールにつながる質問や、説明会をしっかり聞いていればわかる質問もマナー違反になるので注意しましょう。
説明会終了後のマナー
説明会のあとには、アンケートの記入を求められる場合があります。
はやく帰宅するために、白紙のままの提出やアンケートを適当に書いて退出するのはNGです。
また企業によっては、アンケートの内容をエントリーシートと照らし合わせてみている企業もあります。説明会終了後のアンケートも選考の一部と考えて真剣に書きましょう。
最後は社員の方に挨拶をして、退出してください。
企業の説明は多角的な視点で聞く
会社説明会の内容は、ただ聞くのではなく自分の就活に役立つ材料として聞いてみましょう。
「どうしてこの企業に惹かれたのだろう?」
「この企業理念は、自分の〇〇したい想いと重なるかもしれない」
このように、説明を聞いてどう思ったか深堀りしていくことで、あなたの就活の軸が明確になったり自己PRに書く内容がみえてくるかもしれません。
また、人事担当者は、基本的にその企業の良いところを話します。自分に合った企業か判断するために、説明会の内容は多角的な視点で聞くことを意識してみましょう。
社員の様子をよくみておく
社員同士がどのように接しているかも、あなたが企業を選ぶうえで参考になるかもしれません。
風通しがいいことをアピールしている会社であれば、本当に風通しは良さそうか?
先輩に質問しやすそうな雰囲気か?
などは、休憩時間にも確認できることです。ぜひみてみましょう。
私服?スーツ?説明会でベストな服装は?
いざ説明会に参加するとき、不安になるのが服装ですよね?
説明会はどのような服装で行くのが正しいのか、その疑問を解決していきます。
スーツ指定の場合
スーツを着てくるように指定されている場合、「リクルートスーツ」を着用して行くのが一般的です。
また、カバンやコートにも気をつけましょう。カバンは黒系で自立し、A4サイズのファイルを入れることができるものがおすすめです。
カバン選びに悩んだらこちらの記事をチェックしよう。
服装自由の場合
実際、服装自由といわれたときもスーツを着ていく就活生は多くいます。そのため、迷ったらスーツを着ていくのがおすすめです。
スーツ以外の服を着用する場合も、清潔感を意識し、企業に着て行っても違和感のないオフィスカジュアルを意識した服を選びましょう。
まとめ
今回の記事では、説明会の準備から当日のマナー、服装までをご紹介しました。説明会への不安は解消されましたか?
説明会は、書類の提出が求められていたり1次選考を兼ねていたりします。前日には持ち物の用意だけでなく、どのような説明会なのか確認しておきましょう。
服装の指定がない場合も、迷ったらスーツを着るのがおすすめです。また、説明会でのマナーに難しいものはありません。不安な方はもう一度、マナーを確認しておきましょう。
説明会で、あなたにぴったりの企業に出会えることを祈っています。