人生で初めての就職活動。
いったいどのように進めたらいいのかわからず、戸惑っている学生も多いのではないでしょうか。
今回は、最短で内定を獲得するためにおこなうべきことを4つのステップに分けて紹介します。就活をやるうえで最低限準備すべきポイントもおさえてはやめに準備しておけば、安心して就職活動を進めることができるはずです。
「そもそも就活って何から始めたらいいの?」
「周りから出遅れてしまったけど間に合うのかな?」
といった疑問も一緒に解決していきましょう。
今からでも間に合う!就活のやり方4ステップ
「就職活動をはじめる」=「企業にエントリーする」ではありません。企業へのエントリーをおこなう前に、自己分析や業界研究をおこなう必要があります。
ここでご紹介する4つのステップにしたがって、就活を進めていきましょう!
①自分について知ろう
まずは、自分を知ることから始めましょう。
自己分析は、エントリーシートを記入するエピソードを見つけるためだけにおこなうわけではありません。「自分が将来どのようなことをしたいのか」をみつけることで、どの企業を受けるべきかがわかるようになります。
本当に自分に合った企業を見つけるためにも、まずは自己分析を徹底的におこないましょう。
過去を深掘ろう
自己分析をおこなうにあたって、まずは自分の過去を深堀ってみましょう。
「学生時代はどのようなことに打ち込んだのか」
「達成できなくて悔しかったことはどのようなことか」
などを考えることで、自分の大切にしてきた価値観や考え方を見つけることができます。
過去を深堀りするときのポイントは、「なぜ?」「どうして?」と繰り返し自分に聞いてみることです。
「なぜ〇〇部で頑張ることができたのか」
「どうしてこんなに悔しい思いをしたんだろう?」
といったように深掘っていけば、自分について新たな発見があるかもしれません。
未来の自分を考えよう
過去の自分のエピソードを深掘ることができたら、次に未来の自分を思い描いてみましょう。
「どのような仕事がしたいのか」
「10年後はどのようなキャリアを送っていたいのか」
など、自身のキャリアを考えてみると、自分に合った会社のヒントが見つかるでしょう。
②業界研究をおこなおう
自己分析をおこなったあとは、業界や企業の研究をおこないましょう。
また、BtoB業界などこれまであなたが知ることのなかった業界も世の中にはたくさんあります。まずは多くの業界を調べてみることで、自身の視野を広げてみましょう。
広く浅く業界について知ろう
業界研究は、世の中にある業界を知ることで、自分が興味を持つことのできる業界を見つけるためにおこないます。
まずは、どのような業界があるのか「広く浅く」調べてみましょう。今まで知らなかった業界を知ることで、
「こんな業界もあったのか」
「今まで知らなかったけれど、この業界も面白そう!」
といった発見があるかもしれません。
狭く深く業界について知ろう
業界について広く浅く調べたあとは、興味の持った業界を「狭く深く」調べていきましょう。業界の動向や実際の業務内容を研究することで、面接やエントリーシートを記入するときにも役立ちます。
業界を深く狭く研究するときには、書籍を購入して調べるほか、ひとつの業界に特化した説明会やセミナーなどに参加する方法があります。
また、新聞やニュースで業界の動向を深く調べておけば、グループワークなどの選考でも役に立つ内容が得られるかもしれません。
さっそく業界研究をおこなってみよう!業界研究の記事はこちら!
③説明会に参加しよう
興味のある業界を絞ることができたら、説明会に参加してみましょう。
説明会にも、大きな会場で複数の企業が集まって開催される合同説明会や、会社に行って一つの企業について知ることのできる会社説明会などがあります。
いろいろな説明会に参加して多くの企業を知り、視野を広げてみましょう。
合同説明会に参加してみよう
合同説明会とは、企業ごとにブースや時間帯が区切られており、一度の参加で複数の企業の説明を聞くことができます。
また、企業の説明だけでなくエントリーシートの添削やグループワークの練習会などを実施しているブースもあるため、選考対策もおこなうことができるのが特徴のひとつです。
説明会について詳しく知りたい人はこちらもチェック!
座談会で質問してみよう
志望度の高い企業は実際に企業に行って、会社説明会に参加してみましょう。
会社説明会では、その企業をより詳しい説明を聞くことができるほか、座談会などで直接質問できるのがメリットです。
また、座談会で積極的に質問をすることで企業の人事担当者に顔を覚えてもらえるかもしれません、ぜひ積極的に座談会にも参加して、周りに一歩リードしましょう。
④選考対策をしよう
選考を受けたい企業が見つかったら、いよいよ選考突破のための対策を始めましょう。ひとえに選考といっても、エントリーシート、適性検査、グループワーク、面接など、さまざまな種類があります。
まずは、志望する企業がどのような選考を実施しているのか調べてみましょう。適性検査を実施していない企業や、グループワークが難しい企業など、さまざまな特徴が見えてくるはずです。
履歴書、エントリーシートを書いてみよう
まずは、履歴書・エントリーシートを記入してみましょう。
まだ志望する企業のエントリーシートがなく、何が問われるかわからない場合は、特に聞かれることの多い「志望動機」と「自己PR」を作成しておくと良いです。
事前におこなった自己分析をもとに、「なぜその企業で働きたいのか」「自分はどのような人間なのか」を文章に起こしてみてください。
また、エントリーシートが書き上がったら友人や先輩などに添削をしてもらいましょう。
客観的な意見を取り入れることで、より良い文章が仕上がるはずです。
魅力的な自己PRを書くには??自己PRの記事はこちらをチェック!
適性検査の対策をしよう
適性検査とは、学生の基礎能力や性格などをはかるために実施されており、検査は大きく「能力検査」と「性格検査」の二つに分かれています。
能力検査では、国語・数学・英語・一般教養などの学力が問われます。企業によって扱う科目や難易度も異なるため、志望企業ではどのような能力検査がおこなわれているのかリサーチしておきましょう。
性格検査は、あなたの能力を問うものではないため特別な事前対策は必要ありません。自分に本当に合った企業に入社するためにも素直に回答するようにしてください。
適性検査を突破するには?この記事を読んで対策をしよう!
グループワーク対策をしよう
選考では、グループワークを実施されることが多くあります。
まずは、どのような役割があるのかなど、グループワークの基礎知識を学びましょう。
グループワークのコツが知りたい!こちらの記事をチェックしよう
また、グループディスカッションの頻出テーマをおさえることで自分がどのような取り組み方ができるか考えてみましょう。
グループワークを苦手とする就活生は多くいますが、何度も練習おこなえばグループワークは突破できるようになります。zoomでの練習会を実施している企業もあるため、ぜひ積極的に参加してみましょう。
グループディスカッションの頻出テーマと対策はこちらの記事から
面接練習をしよう
就職活動では、面接もとても重要になってきます。面接は適性検査やグループディスカッションを突破したのち、選考の後半で実施されるため、内定を獲得するためには突破必須となる選考です。しっかり対策をおこなってください。
面接練習をおこなう前に、面接のマナーや頻出質問をおさえておきましょう。面接の記事はこちら!
大学のキャリアセンターや就職支援課でも面接の練習を実施している場合が多くあります。最初は緊張するかもしれませんが、何度も繰り返し練習をおこなうことで、本番では堂々と話すことができるはずです。
【就活準備】今すぐやるべき最低限の準備とは?
ここからは、いますぐできる就活の4つの準備をご紹介します。
就職活動は準備が命です。選考の直前になって焦ることのないように、準備しておきましょう。
スーツと時計を準備しよう
就職活動で常に必要となるのが、「リクルートスーツ」です。
まだスーツを持っていない学生は、今すぐリクルートスーツを用意しましょう。
スーツは黒を基調としたシンプルなものを購入します。男性の場合はイメージに合わせてネクタイも複数用意しておくのがおすすめです。
また、同時に就活用のかばんも用意しておきましょう。就活用のかばんは黒でポケットが多く、床に置いたときに自立するものを選べば問題ありません。
さらに、就活で使用できる腕時計の用意も必須です。
普段は時間をスマートフォンで確認している学生もいるかもしれませんが、グループディスカッションなどの時間管理は腕時計が必須です。メールの送受信ができるスマートウォッチも使用を禁止している企業があるため注意しましょう。
デジタルではなくアナログのものを選び、装飾の少ないシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
身だしなみを整えよう
就職活動では、第一印象が非常に重要です。
多くの学生がしっかりと身だしなみを整えているなかでおこたってしまうと、一気にあなたの印象が悪くなってしまうかもしれません。
男性も女性も髪色は地毛に近い暗めの色に染め、清潔感のある髪型を意識しましょう。お辞儀をしたときに髪が顔にかからないようにするのがポイントです。
また、爪の伸ばしすぎもNGになります。
スーツも汚れていないか、ほつれなどがないかも確認しておきましょう。
証明写真を撮影しよう
履歴書やエントリーシートで必要な証明写真は、できるだけはやい段階で準備しておきましょう。
就活の証明写真は専門の写真館などで撮影するのが一般的とされてきましたが、街中のスピード写真で撮影したものも使用できます。
写真館で撮影すると、ヘアメイクや明るさの加工もおこなってもらえたり、撮影のプロに表情や顔の角度のアドバイスをもらったりできるメリットがあります。また、枚数無制限で焼き増しをおこなってもらえるため、たくさんの証明写真が必要な方にはおすすめです。
スピード写真は、その場ですぐ撮影できるほか写真館で撮影するときに比べて半額以下の料金で撮影できます。ただし、近年はオンラインでエントリーシートを提出する企業が増えており証明写真のデータが必要になってきます。スピード写真で撮影する場合は、撮影データも受け取ることができるか確認しておきましょう。
証明写真を撮りにいく前にこちらの記事で好印象をゲットするポイントを押さえておこう!
就活のマナーを覚えよう
就職活動では多くの社会人と接するため、マナーが身についているかも問われています。
企業の方と話をするときは敬語で話すのはもちろん、服装などにも気をつけましょう。先ほどご紹介した身だしなみもマナーのひとつです。
就活で必要なマナーは社会人になってからも必要になってくるので、ぜひこの機会にマナーも身に付けておきましょう。
普段使い慣れていないメールについてのマナーはこちらから!
まとめ
今回の記事では、あなたが最短ルートで内定を獲得していくために知っておくべき就活のやり方をご紹介しました。
まずは自己分析や業界分析をしっかりとおこなうことで、自分にはどのような業界が向いているのか吟味しましょう。説明会や座談会に参加することでいろいろな企業の話を聞いてみることも大切でした。
選考にもたくさんの種類があります。志望する企業がどのよう選考を実施しているのか調べてから選考対策にも取り組んでみましょう。
スーツ・時計の準備や証明写真の撮影は、今すぐできるためはやめに準備を進めておきましょう。マナーもその日にすぐ身につくものではないため、日頃から意識するようにしておくことをおすすめします。
就活のやり方を押さえて、あなたも内定を獲得しましょう!
就活のやり方がわかって、早速エントリーしよう!と思ったときに、どれくらいの会社にエントリーするべきなのか気になりませんか?
就活生の平均エントリー数などが知りたい方はこちらの記事もチェック!