圧迫面接は、令和になった今でもあるらしい。
圧迫面接とは、面接官が就活生に対して威圧的な態度をとったり、意地悪なことを言う面接である。就活生のストレス耐性を見るためだと言われているらしい。
なんともムカつく話である。
就活生の時間をなんだと思っているんだ。
魅力的な会社だと思って応募し、時間をかけてエントリーシートを書き、グループワークも一生懸命超えてきた学生に対してそれはないだろう。就活生が真摯に向き合ってくれているのに、どうして企業側は就活生に向き合わないのか。
適当に圧迫して、ストレス耐性がなかったら切るなんて、最低だと思わないのだろうか。
確かに働くときにはたくさんの困難があり、ストレス耐性はあるに越したことはないが、ストレス耐性なんて、ワーク活動でも見ることができたはずだ。
圧迫面接のせいで素敵な人材すら落としていると思うと、その企業に同情してしまいそうになる。
さて、あれこれ文句を言っても、圧迫面接をする企業があるという事実は変わらない。事前に知ることもできないから、もし圧迫面接にあたってしまったら、耐え凌ぐしかないのだ。
そこで今回は、辛い就活を乗り越えるノウハウをみなさんにお話したい。
といっても、タイトルでネタバレ済みなのだが、「かわいい下着をつけること」である。
幸い、私自身は圧迫面接にあったことはないが、就活は辛いことばかりだった。
面接中に「熱意だけは伝わってくるけど、何が言いたいのかわかりません」と言われた。受ける企業にことごとく落とされるので、就活を辞めようと思ったこともある。
それを乗り越えられたのは「まあわたしかわいい下着つけてるし」という考え方だ。
これは、私の尊敬するひとりであるフリーアナウンサーの宇垣美里さんの考えを拝借している。
ふりかかってくる災難や、どうしようもない理不尽を、一つひとつ自主的に受け止めるには、人生は長すぎる。そんなときは、『私はマイメロだよ~☆ 難しいことはよくわかんないしイチゴ食べたいでーす』って思えば、たいていのことはどうでもよくなる
という、宇垣さんの「マイメロ理論」は有名なので聞いたことがあるひとも多いかもしれない。
宇垣さんはマイメロ理論以外にも、
悪くないのに謝るときは"私が美しすぎて、あなたより頭が良くて人間的に優れていてごめんなさい"と思いながら謝る
といった話もある。
わたしは、全ての社会人はこの理論を少し取り入れていいと思う。
就活に限らず、社会全体はいつだって理不尽だ。
社会には、あなた平気で傷つけてくる人がたくさんいることは、覚えておいて欲しい。故意に傷つけてくる人もいれば、自分を守るために傷つけてくる人もいる。
だから社会人に最も必要な力は、傷つけてくる相手から身を守る「自己防衛力」だと思っている。
理不尽に怒られたとき、威圧的な態度をとられたとき、「このおじさんなんか怒ってるけど、わたし今日、ピーチジョンの新作つけてるしな」と思っていた。
かわいい下着にこだわる必要もない。
「まあわたし、今日はDiorの香水つけてるし」
「イブサンローランのリップつけてる女に何言ってるんだろう.......」
応用はいくらでもできる。
私の1番のこだわりは髪色だった。
ぱっと見は就活生らしく黒い色に見える「青色」に染めていた。明るい場所で見ると若干青く染まっているのがわかる。
「就活しんどいけど、まあわたしの髪の毛青いしな」
就活の乗り越え方なんて、この程度でいいのだ。
社会人になった今も、仕事疲れたな嫌だなと思ったとき用に、爪を可愛い色に塗っている。
手元のかわいい爪をみると元気が出るのだ。我ながら単純で馬鹿らしくなるが、本当にテンションが上がる。
さて、あなたの「自己防衛策」はなんだろうか?
女性だったら、メイクやファッションでテンションが上がる人が多いと思う。
男性でも、ネクタイピンはお気に入りのブランドのものを使うとか、ディズニーリゾートで売っているキャラクターものの下着を履くとか、方法は数多ある。
嫌なことがあったときに、お酒をたくさん飲むとか友達に愚痴を言うとかもいいが、せっかくなら、自分で簡単に解決できるスキルをつけておくと良いだろう。