人生で初めての就職活動。
一体どのような就活準備をおこなえばよいか不安な方も多くいるのではないでしょうか?
今回は就活の準備が不安なあなたに、自己分析・企業分析から、就活マナー、直前の準備までをご紹介します。
この記事を読んで、就活が本格的に始まる前に、どのような準備が必要になってくるかを把握しておきましょう。
そうすれば、直前になって慌てることなく計画的に進められるはずです。準備を万全の状態にして、余裕を持って選考に取り組みましょう!
まずは自分と企業を分析しよう
「自己分析」や「業界研究」という言葉は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
就活の準備をおこなうにあたって、まずは自分と企業の分析をおこないましょう。自己理解を深めたうえで企業のことをリサーチすれば、あなたがどのような企業を受ければよいか明確になります。
自己分析をする
自己分析は一番基本的な準備であり、選考の対策にもつながります。
自己分析とは、自分の強みや弱み、自分がどのようなことに興味を持っているのかを洗いだす作業です。
「自分は何をやりたいか」を明確にすると、目指すべき企業や業界がわかり、就活の軸も定まってきます。では、実際に自己分析はどのように進めていけばよいのでしょうか。
①モチベーショングラフを書く
自己分析の方法としてまずおすすめしたいのは、モチベーショングラフを書くことです。
モチベーショングラフとは、今までの人生で印象に残っているできごと、そのときの気持ちの上下を可視化したものです。
なぜ自分のモチベーションが変化するのかを探ることで、自分にはどのような働き方がぴったりなのか判断する材料のひとつになります。
人生の出来事すべてを書くのは大変なので、まずは高校から直近の学生時代までに限定して振り返ってみましょう。
②経験の深掘りをする
「エントリーシートや面接は、華やかな経歴や実績がないと受からないの?」
と不安な方もいるかもしれません。
しかし、企業が知りたいのは経験ではなく、あなたがその経験から何を得たかです
○○を頑張った
↓
その過程でどのような壁にぶつかった?
↓
どのような工夫をしてその壁を乗り越えた?
↓
その結果どのような結果につながって、何を得た?
このように掘り下げていきましょう。
過去の経験を深堀りすることで、あなたのアピールポイントも見つかるかもしれません。
業界・企業研究
自己分析によって自分の特徴が見えたら、次は企業が求める人物像との共通点を見つけいきます。
「この学生は会社のことをちゃんと調べてきたんだな......」
「この会社に合っているな」
と人事の方に思ってもらうためにも、業界・企業研究はしっかりとおこないましょう!
自己分析によって見えた自分の特徴と、企業が求める要素の共通点を見つけるためにも、業界・企業の理解を深めることが大切です。
企業研究をおこなうために、重要なポイントを紹介していきます。
①企業の特徴を調べる
まずは、それぞれの企業の特徴を調べておきましょう。
- 企業情報
「企業理念」「設立年度」「資本金」「本社・事業所の所在地」などの、企業の基本的な情報
- 事業内容
扱っている「商品」や「サービス」など、企業が営むビジネスの中身
- 制度
「人事・教育制度」「休暇・休業制度」「福利厚生」など、従業員の働き方について設けられた制度
- 採用情報
「採用人数」「初任給(初年度月収例)」など、その企業が現在、おこなっている採用についての情報
これらの情報を整理し、自分が会社に求めることとすり合わせをしてください。
②同業界での位置づけ、他社との違いを知る
その企業が属している業界を俯瞰して、同業他社との違いを確認しましょう。そうすることで、その会社の風土や魅力が見えてきます。
たとえば、資本構成に着目していくと、事業戦略・社風・福利厚生に違いが出てくることがわかります。
また、法人相手に事業をおこなうBtoBの企業なのか、一般消費者相手に事業をおこなうBtoCの企業なのかも需要です。
ほかにも、新しい領域にチャレンジすることを重視している企業もあれば、既存の領域を実直に展開している企業もあります。
同じ業界内で比較してみると、自分に合う社風や求める環境はどこかがみえてきます。自分の求める働き方を選択するために、他社との違いを理解しましょう。
③自分と企業のマッチング度合いを分析する
その企業が自分に合っているかどうかを確認することはとても重要です。
企業文化が自分に合っているかは、仕事の生産性だけでなく幸福度にもつながります。入社してから「なんとなく違う」とならないよう、企業分析の段階でよく考えておく必要があります。
社員の方が話す内容や、ホームページに載っているコンテンツを確認して、社風をイメージしておくとよいでしょう。
またOB訪問をおこなったり、説明会で質問したりすることでも、社風を知ることができます。
現在はzoomを利用してOBやOGの話を聞くことも可能です。ぜひいろいろなサービスを利用して、自分と企業のマッチング度合いを確認しておきましょう。
OB訪問についてはこちらをチェック!
選考の準備をはじめよう
自己分析と業界・企業分析が終わったら、本格的に選考の準備をはじめましょう。
ここでは、適性検査の対策とマナーについてご紹介しています。どちらも早いうちから準備をしておくことで、選考本番では自信を持つことができるはずです。
適性検査の対策
適性検査は、選考の早い段階で実施されます。
企業によって実施するタイミングは異なりますが、足切りを目的として書類選考と同時におこなわれることが多いので、早めに対策しておきましょう。
ここでは、適性検査で企業は何を知ろうとしているのか、そしてどのような種類があるのか説明していきます。
適性検査では何が測られるのか
適性検査は、基礎学力を問う「能力検査」とストレス耐性や価値観などを問う「性格検査」の二つに分かれています。
能力検査は一般的に言語分野(国語など)と非言語分野(数学など)がありますが、出題内容はいずれも高校までに学習する内容です。
苦手な分野がある場合は、基礎の部分をしっかりと見直しておくとよいでしょう。
適性検査の主な種類
適性検査は、主に
- SPI
- eF-1G
- クレペリン検査
- TAL
- Cubic
- 玉手箱
- CAB・GAB
の7種類です。
それぞれ出題方式や難易度、回答時間が異なります。
志望する企業がどの試験を実施しているのか調べて、早めに対策をおこないましょう。
適性検査について詳しく知りたい方はこちら!
就活マナーの習得
就活マナーは、面接時の振る舞いや企業との連絡の際に必要に重要です。企業側は、社会人としてのマナーができるかどうかを判断するため、就活生のマナーもチェックしているのです。
そのため、これからご紹介する“よい印象を与えるためのポイント”は、要チェックです!
企業とのコミュニケーション編
就活では、電話や面接などで企業の方とコミュニケーションを取る機会が多くあります。
コミュニケーションの場面では次のことを意識しましょう。
- 笑顔ではきはきと答えること
- 敬語はしっかり使い分けること
- 簡潔に答えること
電話・面接問わず、企業の方は、時間を確保してあなたと向き合ってくれているということを忘れてはいけません。
電話のマナーについて詳しく知りたい方はこちらをチェック!
身だしなみ編
就活では、身だしなみを整えて印象をよくすることが大切です。
例を挙げると、
- スーツは、濃紺やブラックもしくはダークグレーを選ぶ
- 派手なカラーを避け、清潔感のある髪型を意識する
- 女性はナチュラルメイクを意識する
など、身だしなみにもたくさんのマナーがあります。
身だしなみでマイナス評価を受けてはもったいないです。事前に、就活の時の身だしなみについて理解しておきましょう。
最後に選考直前の準備をしよう!
最後に、選考直前にすべき準備について確認しておきましょう。
せっかく自己分析や企業研究を念入りにしても、本番で活かせないと非常にもったいないです。
就活が解禁したときにスムーズに選考を受けられるよう、ここでは3つのポイントをご紹介します。
買っておきたい就活グッズ10選
就活が本格的に始まる前に、就活グッズをそろえておきましょう。
- スーツ
- 印鑑
- かばん
- 履歴書
- 筆記用具
- 証明写真
- 靴・パンプス
- スケジュール帳
- 就活用のノート
- 手鏡やくしなどの身だしなみ用品
就活グッズ選びで大切なのは、ビジネスの場に合っているかです。
身につけるものは、社会人と接するのにふさわしいかという視点で検討していきましょう。
エントリーシート・履歴書の準備
就活が解禁するとエントリーシートの提出が重なり、締め切りぎりぎりになってしまうこともあります。
自己分析と企業研究で志望業界が絞れてきたら、エントリーシートの作成準備を進めておきましょう
代表的な質問は、志望動機・自己PR・学生時代に力を入れたことです。
書き終わったら、家族や先輩など第三者に読んでもらって、わかりづらいところがないか添削してもらうのもよいでしょう。
魅力的な自己PRを書くためには?こちらの記事も要チェック!
面接対策
企業の方は面接で、学生の何を見ているのでしょうか?
多くの企業では一次面接で、必要不可欠なコミュニケーション力があるか、働くことへの意欲や積極性があるかを見る傾向が強いといわれています。これらをクリアした学生を対象に、二次面接や三次面接で、個々の性質や教養、能力などを知るために、時間をかけて深掘りしていくケースが多いです。
面接は誰もが緊張してしまうもの。面接を突破するために、就活イベントなどの面接練習に参加しておくことをおすすめします。
大学のキャリアセンターで面接対策をしてくれる場合もあるので、確認してみてください。
面接が不安なあなたにはこちらの記事もおすすめです!
まとめ
いかがでしたか?
就活をスムーズに進められるかは事前準備にかかっており、これは他の就活生との差別化にもつながります。そして、就活の事前準備はすぐに終わるものではないので、早めに行動して着実に準備を進めることが大切です。
余裕を持って就活を進めることができれば、過度な緊張もせず落ち着いて選考にいどめるはず。
事前にしておくべきことを正しく把握し、念入りな準備をして就活の攻略を目指しましょう!