面接を受けたあと、合否結果がいつ頃届くのか気になりますよね。
という就活生の声を多く聞きます。
合格でも不合格でも、できるだけ早く結果を知りたいと思うのが心情で、なかなか連絡がこないとそわそわして落ち着かないですよね。
そこで、少しでもあなたの不安を解消できるように、この記事では面接結果の連絡が遅くなる理由や、連絡がなかなか来ないときの対処法をご紹介します。
面接結果が遅くても不採用とは限らない
面接結果の連絡が遅くても、通知が来るまでは不採用と確定したわけではありません。ここでは、面接結果の通知がどのような流れになっているのか解説していきます。
面接の結果通知は3日~2週間以内が多い
面接の合否の連絡が届くまでには、面接から3日〜2週間程度かかるのが一般的です。
企業によって、面接から結果通知までの期間は異なります。少なくとも面接の結果連絡にかかる時間だけでは、合格とも不合格とも言い切れません。まだ面接から数日しか経っていない場合は、焦らず連絡を待ったほういいでしょう。
また、結果はメールで届くケースが多いものの、企業によってはまず電話で合否が伝えられ、そのあとメールであらためて連絡が届くケースもあります。
最終選考は長引く可能性がある
最終面接の場合には1週間以上かかる傾向があります。面接結果の連絡が来るまでに2週間以上かかる場合もあるようです。
一次面接や二次面接と違い、最終面接では企業もその人に内定を出すか否か慎重に判断しなければならないことや、企業によっては、内定稟議など会議の場を設けなければならないことが要因です。
合否連絡が遅れている5つの理由
連絡がなかなか来ないと不安になりますよね。企業都合の場合もあるので、気持ちを落ち着かせるためにも遅れている理由を事前に知っておきましょう。
応募者数が多くて時間を要している
1つ目の理由は、応募者が多いことです。
面接を受ける人数は企業によって異なり、数十人の場合もありますし、数百人の場合もあります。面接官の人数も限られているため、人数が多いほど選考にも時間がかかっているのです。
応募者が多くなくても、面接官の人数が少ない場合、手が回らず連絡が遅くなるケースがあります。採用以外の業務を掛け持ちしている担当者もいるはずです。
結果が遅い理由を「落ちたから」と考えるのは早く、このような事情があることも理解しておきましょう。
人事や経営層のスケジュールが合わない
2つ目の理由は、人事や経営層のスケジュールが合わないことです。
日程調整など、これまでのやり取りに時間がかかっていたのであれば、結果連絡もある程度待たなければならないと思っておきましょう。
採用活動には多くの人が関わっており、関係する人数が多いほど意思決定に時間がかかりやすいです。
最終的な決定を下す際は上層部の承認が必要であるため、書類の手続きが滞っている可能性が高いです。特に大企業は手続きに必要な過程が多く、数日では完了しないケースがよくみられます。
合格者に先に通知を出してる
3つ目の理由は、合格者への連絡を優先している場合です。
不合格者への結果連絡が遅くなってしまうことがあります。これは内定辞退者が出たときのために、補欠枠としてキープされている可能性があるからです。
そのため、企業からの合否連絡が2週間以上かかってしまうことがあるでしょう。
辞退枠を埋めるために保留にされている
4つ目の理由は、内定辞退のリスクを避けるため、あらかじめ補欠枠を設けている場合です。
企業は、採用する人数をあらかじめ決めて採用活動をおこなっています。そのため、内定辞退者数を考慮して、採用予定人数より多めに内定を出すのが一般的です。
内定の承諾または辞退の確認が円滑でないと、なかなか補欠の合格者には連絡できず、結果の通知が遅いことがあるでしょう。
サイレントでお祈りされている
5つ目の理由は、サイレントお祈りをされている可能性があることです。サイレントお祈りとは、不合格者に不採用通知を出さないことをいいます。この場合は合格者のみに次の選考の連絡がされるのです。
応募者が多いと全員に連絡するだけでも時間がかかるため、やむを得ずサイレントお祈りをする企業も多いと考えられます。
面接結果を待つ間にしておくべきこと
面接終了後、結果の連絡をすぐにでもほしいと思う人が多いでしょう。
ですが、実際はなかなかそうもいきません。結果が遅いのは多少仕方ないともいえるため、待っている間に何をするかが重要になります。
ここからは、面接結果を待つ間にしておくべきことをご紹介します。
新たな企業を探していく
面接の評価は、基本的には相対評価となります。つまり、優秀な人でも、それ以上に優秀な人物がいれば内定を勝ち取れないこともあります。
そのため、就活の面接結果に絶対はないのです。面接を受けた企業が不採用になってから次を探していては、チャンスを失うことにもつながりかねません。
面接後は気持ちを切り替えて、エントリー数を増やし新たな企業に出会うなど行動を始めておきましょう。
気になる企業には積極的にエントリーし、通過した場合にはその企業を受けるうえで必要な対策をしっかりとおこなってください。落ちてもまた次の会社を探していく努力も大切です。
他社の選考は止めずに続ける
面接の結果を待っている間にも選考を止めずに続けていきましょう。効率的に活動していくためにも1つの企業に縛られることなく、他の選考をしっかりとおこなう必要があります。
就活ではさまざまな企業を受け、最終的に自分に合う企業を判断したうえで内定先を決める必要があります。その選択肢を増やすためにも積極的な行動が大切なのです。
ですので、面接の結果を待っている間も選考を続けましょう。
ESや面接練習など準備を進めていく
面接の結果を待っている間は、次の選考に備え、面接練習などの準備を進めてください。
エントリーシートや面接練習など、それぞれ受ける企業に合わせておこない、1つ1つの選考に全力で挑めるように準備しておきましょう。
こちらの作業に集中すれば面接の結果ばかりを気にしなくて済むので、精神的に楽になるでしょう。
合否待ちの間に、前回受けた面接の良かった点ともっと良くなる点を洗い出して、次の選考に向けて改善しましょう。
採用担当から伝えられた期間は結果を待つ
面接の最後には、「結果は〇日後を目処にご連絡します」など、返答期日を伝えてくれる企業もあります。企業へ合否結果の問い合わせをすること自体は問題ありません。ですが、提示された期間は待つ姿勢が大切です。
志望意欲が高い企業ほど結果を待つ時間が長く感じるでしょう。ですが、1日でも早く結果を知りたいと期日前に問い合わせをしてしまうと、印象を悪くすることがあるので注意しましょう。
採用となった場合に内定を承諾するか考えておく
第一志望の企業からの結果連絡を待つ間に、他の企業から内定通知を受けることもあります。このとき、合否連絡を待っている企業から内定をもらったら、入社するのかどうかも考えておいてください。
早く就職活動を終わらせたいと考える就活生は多いと思います。ですが、最初に内定通知が出たからと入社を決めてしまうと、入社後に後悔する可能性が高くなります。
内定を出してくれたことに感謝しつつ、第一志望の企業の結果がでるまで返事を待ってもらうように交渉することがおすすめです。
「他にも選考が進んでいる企業があるため、その結果を受けて決断したい」と正直に申し出れば、返事を待ってくれる企業は多いです。焦って決断を急がないようにしましょう。
連絡が遅いときの対処法
面接の合否結果は原則として、応募した側から問い合わせることは極力控えましょう。たとえ時間がかかっても、企業からの連絡を待つのが基本です。
ただし、あらかじめ聞いていた期日を過ぎても連絡が来ない、他社の内定を貰っていて返事を待たせている場合は、問い合わせても構いません。
しかし、問い合わせする前に次の3つの点を確認してみてください。
迷惑メールを確認する
1つ目は、迷惑メールフォルダを確認してみましょう。
面接結果の通知メールが届いているにもかかわらず、迷惑メールに入っていたということがあります。企業から面接結果がいつまで経っても届かない場合は、念のため迷惑メールのボフォルダも確認してみてください。
また、受信トレイ以外にいくつかフォルダを作っている人は、知らないうちに別のフォルダに分類してしまっていないか見直してみましょう。
留守番のメッセージや着信履歴を確認する
2つ目は、留守番のメッセージや着信履歴を再度確認してみましょう。
結果の電話があったのに、確認不足で連絡に気付かなかったということがあります。留守番電話にメッセージが残されていないかどうかや、該当しそうな着信履歴がないかチェックしておきましょう。
「絶対にそんなことはない」と思っても、企業に問い合わせる前に、自分のミスで連絡を見落としていないか、十分確認するようにしてください。
面接を受けた企業の電話番号を、あらかじめ登録しておくこともおすすめです。
合格者のみ連絡すると言われていないか確認する
3つ目は、合格者のみ連絡すると言われていないか確認してみましょう。
企業によっては、面接結果は合格者のみに送信することもあります。就活生の間では、「サイレントお祈り」とも呼ばれていますね。
サイレントお祈りの場合は、事前に口頭かメール、もしくはマイページに「選考結果は合格者のみへ連絡します」と伝えていることがほとんどです。
そのため、面接の結果が来ないからとすぐに問い合わせするのではなく、事前に選考結果の連絡方法について伝えられていないか確認しましょう。
企業へ問い合わせする際の注意点
メールも電話も確実に来ていないことが確認できたら、企業に面接結果について問い合わせをしても問題ありません。
こちらから連絡する際は、失礼にならないように丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
ここでは、企業への問い合わせの際に注意すべき点について解説します。
結果の通知が遅いという文句は言わない
連絡が遅れていることに対して企業側の事情を理解したうえで、丁寧な言葉遣いで確認しましょう。連絡が遅れているのは、企業側も十分承知しているはずです。
などと感情的になり、批判的な問い合わせをすると、よい結果にはつながりません。
目的はあくまでも「面接の状況確認」だということを忘れずに連絡してくださいね。
合否を直接聞かない
問い合わせのなかで、合格か不合格かを直接尋ねるのはやめましょう。
合否を聞きたい気持ちも理解できますが、そのような状況で「早く教えてください」と言われると、自分勝手な人だと思われてしまい、企業に悪い印象を与えかねません。
連絡が来ないときの確認は、あくまでも状況を把握する目的で、合否を直接聞くものではありません。いつ頃どのような方法で連絡をもらえるか、丁寧な言葉で確認しましょう。
私情で合否の結果を早く出すように促さない
他社から内定が出たような場合、全ての企業からの結果を知って比較したいと考えてしまうかもしれません。
しかし、自己都合だけで結果を急がせるのは避けてください。応募者側にも都合があるように、企業にも都合があります。
一番理想なのは、内定が出た企業に別の企業の結果待ちであることを伝え、待ってもらうことです。
ただし、時間に猶予がなく早急な決断を強いられる場合には、結果待ちの企業に状況を説明し、いつ頃合否の連絡をもらえるか確認しましょう。
テレワークを想定してメールを送る
最近はテレワークを導入する企業が増えているので、企業に電話しても担当者が不在の場合があります。
メールであれば、担当者がテレワークで仕事をおこなっていても連絡がつながらないといった心配もありません。
また、電話は、採用担当者の仕事を中断させてしまうことがありますが、メールであれば仕事を中断させることなく相手方のペースで確認をしてもらえます。ただし緊急を要する確認の場合は、最初から電話で確認しても問題ありません。
メールで連絡を入れても返信がないときは、1〜2営業日が経過後、電話で連絡するとよいでしょう。もし電話で連絡する場合には、始業開始直後や昼休憩直前などは避けてください。
まとめ:合否連絡が遅くなることも多い
今回の記事では、面接の合否結果が遅い理由や対処法についてご紹介しました。
面接終了後、結果の連絡をすぐにでもほしいと思う人が多いでしょうが、実際はなかなかそうもいきません。
面接の合否連絡が遅いと不安になってしまう人は多いですが、面接官も色々な業務に追われて忙しいことを忘れないでくださいね。
企業からの連絡が遅くて面接結果がはっきりしないと、次の企業への応募など就職活動が進めづらいということもあるでしょう。
企業側もさまざまな理由のもと、合否連絡が遅くなることはあります。
面接の合否連絡が来ていないということは、合格の可能性が残されているということです。
待っている時間だからこそポジティブに考えて、今できることをしっかりとおこなっていきましょう。
時間を上手に使い、効率的に動ける人ほど就活を成功させやすいです。一つ一つ思い悩み過ぎずに、別の企業の選考の準備をして過ごしてくださいね。