【例文】エントリーシートの趣味・特技欄での「書けない」を解消!

就職活動を始めるにあたって、最初に立ちはだかる課題の1つに、エントリーシートの執筆があります。

エントリーシートの項目の中でも、とりわけ趣味・特技の項目は難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし、エントリーシートに趣味や特技を書く項目があるのには、ちゃんとした理由があります。

今回の記事では、その理由を明確にしたうえで、趣味・特技に書く内容書き方を、例文を使ってご紹介します。

「何を書いたらいいかわからなくてつい手が止まってしまう...」
「結局、内容に困って適当なものを書いて終わってしまった...」

そんな人は、ぜひこの記事を読んで自分のエントリーシートを書いてみてください。
きっとあなたのエントリーシートは、もっとよいものになるはずです。

企業に趣味・特技を聞かれる理由

バインダーを手に持つビジネスマン

まず最初に、導入でも話した「企業がエントリーシートに趣味・特技の項目を作る理由」についてお話ししたいと思います。

企業としても何十人、何百人、場合によっては何千人という学生のエントリーシートをみるので、いらない質問や意味の無い質問はしません。

それでは、具体的に企業にはどういった考えがあるのでしょうか?
いくつか挙げられる理由を見ていきましょう。

企業が見たいのは「取り組み方」

企業が見たいのは、その就活生が何に取り組んでいるかではなく、どう取り組んでいるかです。

企業はすごい特技や奇抜な趣味を持っている人を採用したいというわけではありません。

自分の趣味や特技にどういった姿勢で臨んでいるのか自分のどういう特性を活かしているのか、企業が知りたいと思っているポイントは、実はそこなのです。

意外に思われるかもしれませんが、どういう結果を求めてどんな努力をしてきた人なのかをアピールする場が、この趣味・特技の項目なのです。

大切なのは趣味や特技の内容ではなく、そこでの努力の方向性であることを忘れないようにしましょう。

趣味や特技で学生の人柄を判断する

趣味や特技の項目を見ることで、学生の人柄がわかると言われる場合もあります。

何に興味があるのかを本人に聞いてみることで、本人の性格や物腰といった内面的な部分が見えるためです。

その就活生のありのままの部分、素の部分が垣間見える趣味・特技の項目は、企業がその就活生を理解するために必要不可欠な項目なのです。

自信を持って、自然体のあなたをアピールするといいでしょう。

面接の時のアイスブレイクに

趣味・特技の項目は、面接時のアイスブレイクとしても使われることがあります。

面接に来た学生は、採用担当者の前ではどうしても緊張してしまうものです。
なかには普段通りに話せない、緊張のせいでパフォーマンスが落ちてしまうといった就活生もいます。

そんな学生の緊張をほぐすために有効なのが、その就活生の趣味や特技をベースにした雑談です。

その人の答えやすい質問をあえて最初に持ってくることで就活生の緊張をほぐし、その後の面接をより良いものにすることができます。

また、「趣味の話から面接官と親しくなり、内定がもらえた」という先輩の声も実は多く寄せられています。

面接の時に困らないためにも、趣味や特技は自分の本当に好きなもの、得意なものを書くようにしましょう。

趣味・特技の違いとは

頭を抱える女性

企業が就活生に趣味・特技を聞く理由がわかったところで、次は実際に内容を考えてみましょう。

エントリーシートは企業によって様式や項目が大きく異なりますが、企業によっては、趣味と特技に1つずつ枠が与えられている場合もあります。

この記事内でも趣味・特技と並べてしまっている2つの単語ですが、具体的にどこが違うのでしょうか。

趣味と特技の違いを、例文も含めてご紹介していきます。

趣味の特徴

まずは趣味の特徴から説明します。

趣味とは、一般的に「純粋に好きなもの」を指します。あまり難しく考えず、自分の好きなものを書いて構いません。

就活においては、自分の人となりをアピールするためのものだと考えるとわかりやすいかもしれませんね。

もしそれでも自分の趣味が書けない場合は、後ほど趣味の見つけ方についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

趣味の例

次によく就活で使われる趣味や、先輩達が実際にエントリーシートや面接で使用した趣味を10個ほど紹介します。

うまく趣味を答えることができないという人は、この中から選んでみるのもいいかもしれません。

  • 読書
  • 映画鑑賞
  • カフェ巡り
  • 旅行
  • 山登り
  • 散歩
  • 釣り
  • ドライブ
  • 植物を育てること
  • ヨガ

趣味の例文

最後に、趣味の例文を2つほどご紹介します。

趣味を聞かれたからといって、趣味の名称を書くだけでは熱意のない学生だと思われてしまう恐れがあります。

例文
  • 私の趣味は読書です。ジャンルを問わず1年間で100冊以上本を読んでおり、友人とおすすめの本を貸し合ったりもします。自分の知らないことを知ることができたり、様々な登場人物に感情移入ができたりする点に魅力を感じています。
  • 趣味は山登りです。いろいろな場所の山に登って、自然とふれあうのが大好きです。良い運動になるだけでなく、頑張って上った頂上からの景色を見ることや、下山した後に友人達と話しながら余韻にひたれるところも、山登りのよいところだと思っています。

このように、趣味は自分の人となりをアピールできる貴重な場面です。

趣味の内容だけでなく、あなたがどんな事をしているのか、何に魅力を感じているのかを書きましょう。

特技の特徴

趣味について説明を終えたところで、次は特技について解説していきます。

特技は他の人にはなかなか真似できないということが1つの特徴です。
大会やコンクールなどで活躍していたこと、人に教えられること、長期間継続していることであれば特技になります。

特技は自分のプロフィールであると同時に、自分の適性を企業にアピールする貴重な機会でもあります。
ぜひ、自分の特技で企業に自分を売り込んでみてください。

特技の例

ここでは趣味同様、特技の例も10個ほどご紹介します。
定番の特技から先輩が使ったちょっと珍しい特技まで、幅広く紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

自分では見つけられなかった意外な特技が見つかるかもしれません。

  • 英会話
  • ピアノ
  • 料理
  • 早起き
  • ダンス
  • 初対面の人と話すこと
  • 節約
  • 顔と名前を覚えること
  • 茶道
  • プログラミング

特技の例文

ここでは特技の例文を2つほどご紹介します。

こちらも趣味と同じように、ただ得意なことを書いたり、単語で答えるだけでは意欲がないと思われてしまう可能性があります。

例文
  • 私の特技は英会話です。帰国子女ではありませんが、毎日教材やリスニング練習を行ったところ、英語圏の人との日常会話には困らない程度になり、TOEICでは750点を取りました。
  • 節約が得意です。電気代や水道代を浮かせるための工夫をしたり、安い食材をおいしく調理するのが好きです。大学1年生のときから3年間、ずっと今の生活を続けることができています。

このように、特技はあなたの武器ですから、しっかりと何が得意でどんなことができるのかをアピールしましょう。

ぜひ、答える際の参考にしてくださいね。

趣味・特技のよい例・悪い例

OKとNGと書かれたブロックが並べられている

趣味と特技の違いについて、少しはイメージが湧いたのではないでしょうか。

先ほどの見出しでは例をたくさん紹介しましたが、趣味や特技には非常に多くの種類があり、また何を趣味、特技にするかも人によって様々です。

「あれもこれも好きだけど、結局何を書くのがいいんだろう...」なんて悩みが出てくる人もいるかもしれません。

ここでは、趣味や特技の良い例・悪い例について説明していきます。
たくさん趣味がある人は、ぜひ企業に好印象を持ってもらえる内容をピックアップしてみてください。

企業に好印象を与える趣味・特技の例

まずは好印象を与える趣味・特技についてです。
大きく3つのカテゴリーに分けられるので、1つずつ見ていきましょう。

運動系

1つ目は運動系です。
野球やサッカー、テニス、バスケットボールなど、あなたが続けてきたスポーツについて書いてみるのもいいかもしれません。

中学生時代や高校生時代から続けている部活動なども、企業にとっては好印象です。

何か実績が必要なわけではないので、自分がそのスポーツを通してどんな価値を見出したのかどんなことができるようになったのかにフォーカスして書くことが大切です。

例文
  • 趣味はランニングです。毎日朝早くに起きて、家の周りを1時間ほど走っています。気分がリフレッシュできるし、気持ちよく1日を始められる点を魅力的に感じています。
  • 特技はテニスです。中学生のころから9年間テニスを続けており、大学の部活ではテニス部の部長を務めました。

文化系

趣味や特技は、何も体を動かしたり、特別な活動のことだけではありません。

文化系の趣味では、読書や映画鑑賞、写真等が定番です。

文化系の趣味・特技には「落ち着いた」「クリエイティブな」といった運動系にはない特有の魅力もあります。

ぜひ、あなたの好きな家での過ごし方を思い返してみて、参考にしてください。

例文
  • 映画が好きで、週に3本は必ず見ています。 中でも1番好きなのは〇〇という映画で、演出やシナリオのすばらしさに感動し、もう7回も見てしまいました。
  • 特技は着物の着付けができることです。半年ほど前、祖母に教えてもらいながら着物の着付けの練習を始め、今では人にも着せることができるようになりました。

その他の趣味特技

文化系・運動系以外にも、就活で話せる趣味や特技はたくさんあります。

例えば暗算や節約、旅行、タイピング、初対面の人と話すこと、などです。
運転技術や対人スキルなど、ものによってはそのまま社会人として使える場合もあります。

もし何か自分の武器になりそうなものがあれば、積極的にアピールしていくとよいでしょう。

例文
  • 趣味は海外旅行です。これまでに6カ国を回り、現地の人とのコミュニケーションや、暮らしの様子などを自分の目で見て学んできました。
  • 特技はタイピングです。昔からパソコンが好きで良く触っていたので、ショートカットキーやツールをうまく使いこなすことができます。

注意!NGな趣味・特技

先ほども述べた通り、趣味や特技は基本的に何を書いてもOKです。
しかし、就活ではなるべく避けたほうがよい趣味や特技も存在します。

ここでは、できるだけ避けたほうがいい趣味や特技をご紹介したいと思います。

もしあなたがここに書かれているような内容を話そうとしているのであれば、企業が悪印象を抱く可能性があるため、やめておいたほうが無難です。

ギャンブル

競艇やパチンコなど、ギャンブルを趣味や特技として話すのは避けておいたほうがよいでしょう。

ギャンブルはどうしても悪いイメージと繋がりがちです。

「お金にだらしがない」「自制心がない」などといったよくない印象を企業側に与えてしまわないためにも、ギャンブル、賭け事などを書くのはやめましょう。

政治や宗教に関すること

また、政治や宗教について書くのも、よくない印象を与えかねないため、やめたほうがよいです。

座禅やゴスペルのような趣味であればそこまで心配しなくてもよいかもしれません。

しかし、一般的に政治や宗教といった個人の信仰・思想に関わることは基本的にNGです。

あまり深く話しすぎてしまうと、価値観や意見を押し付けていると受け取られてしまい、企業側からマイナスなイメージを持たれてしまう可能性があります。

特になし・うそ

学生が書いてしまいがちなのが、「特になし」という文言や嘘の趣味・特技です。

「特になし」と書いてしまうと、気分のリフレッシュやストレスの発散がちゃんとできるのかという不安を企業に与えてしまいます。

また、「特になし」と言い切ってしまうと「この学生は志望度が低いのかもしれない」と企業に判断されるリスクもあります。

とっさに思いつく趣味や特技がなかったとしても、何か回答するように心がけましょう

加えて、企業に良い印象を持ってもらうために、嘘の話をすることも避けたほうが賢明です。

何人もの学生を見ている採用担当の人は学生を見るプロです。
今後関わりが増える中で話の辻褄が合わなくなってしまうと、あなた自身の信用を失ってしまうことにもなりかねません。

今後のためにも、「特になし」や嘘の話を回答するのはやめておきましょう。

趣味や特技が見つからない...という人は

悩んでいる女性

ここまで読んで、「そうはいっても自分の趣味なんてやっぱりわからない!」と思った就活生もいるのではないでしょうか。

日頃何気なくしていることでも、いざ趣味や特技として語るとなれば、案外何が好きか、何が得意かわからなくなってしまうもの。

そんな人のために、ここでは趣味の見つけ方を紹介していきたいと思います。

休日の過ごし方を思い出す

まずは、休日の過ごし方を思い出してみましょう。

休日や長期の休み、家での暇な時間にしていることが、実は趣味だったりすることも珍しくありません。
家で自炊をするなら料理、外を歩くのが好きなら散歩など、日頃おこなっていることも見方を変えてみると立派な趣味になることもあります。

休日に限らず、まずは自分の普段の行動を振り返ってみてください。

趣味を作る

自分の趣味がどうしても思い当たらない場合は、思い切って新しいことを初めてみるのも1つの手です。

趣味と聞くと長い間続けていなければ評価されないイメージがありますが、新しいことにどんどん挑戦していくことは、好奇心の旺盛さや行動力を企業にアピールできます。

就活をきっかけにペン字講座や英会話を始めて、趣味を作ると同時に自分のスキルアップを狙うのもよいでしょう。

周りの人に相談する

自分で考えても一向にわからない人は、周りの人に聞いてみてください。
自分では気づかなかった何気ない習慣がいわゆる趣味だったり、人から見たら珍しいことだったりします。

また、自分がどんなときに楽しそうにしているのか、周囲の人のほうがわかっている場合もあります。

自分をよく知る友人や家族に、自分の趣味はなにか、どんなときに楽しそうにしているか聞いてみましょう。

第三者の視点を取り入れることで、自分では見つけられない趣味と出会えるかもしれません。

企業の目に留まる3つのポイント

赤い字でPOINT!と書かれているノート

続いてはいよいよ、趣味・特技をエントリーシートに書いたり、面接で話したりするときのコツについてお教えします。

どんなに内容がよくても、伝え方が悪ければあなたの魅力は伝わりません。

趣味・特技でしっかりあなたの良さを伝えるためにも、これから紹介する3つのポイントを意識して伝えてみてください。

シンプルに書き、詳しく話す

エントリーシートに書くときはシンプルに、そして面接で話すときはしっかりと詳しく話すのが就活の鉄則。

では、具体的には何を書いて、何を話せばよいのでしょうか?詳しく説明していきます。

書くときの注意点

趣味や特技を書くときは、趣味の内容と説明、そこに1文を加える形で簡潔になるように気をつけましょう。

コアな趣味や特技の場合は、名称を読んだだけではわからない場合もあります。

趣味や特技のあとには簡単な説明をつけ、そのあとに自分のアピールポイントを書くとよいでしょう。

例)
私の特技は、音楽を聞いて楽譜に起こす採譜です。3歳のときからピアノを習っていて、今ではどんな曲でも聞いただけで演奏することができます。

話すときの注意点

話すときは、書くときとは反対に詳しく説明する必要があります。

自分の趣味や特技について、何歳ごろからやっているのか、どんな実績があるかなど、すぐに答えられるようにしておきましょう。

また、趣味や特技に付随したエピソードや具体例なども頭にいれておくと、実際に話すときにさらに踏み込んだ話を進めることができます。

数字や5W1Hを意識する

また、趣味や特技を通して自分をアピールするのに大切なのは数字と具体性です。

ただ自分の趣味や特技について話すのではなく、インパクトのある数字を入れることが重要です。

「早起きが得意です」という話をするにしても、具体的に何時頃起きているのかが曖昧では、せっかくの特技がアピールしきれません。

そういった場合は、「早起きが得意で、目覚ましがなくても毎朝5時には起床します」など、具体的な数字を使うといいでしょう。
また、趣味や特技について話すときは、5W1Hを意識してわかりやすい話し方を心がけましょう。

自分らしさを大切に

3つ目のポイントは、自分らしさを発揮することです。

何度も書いてきたように、趣味や特技は自分の魅力を伝えることができる貴重な場です。

自分らしさを大切にして、背伸びせずに答えるのがベスト。

面接などで話す趣味や特技の話題は、就活生にとって比較的答えやすい質問になります。
気負いすぎず、自然な笑顔で楽しそうに話すと企業に好印象を与えることもできますよ。

ただし、話しやすい話題だからとつい話しすぎてしまうと企業からの悪印象に繋がってしまうので注意が必要です。

まとめ

エントリーシートの趣味・特技について、いかがだったでしょうか。

人によっては志望動機や自己PRよりも苦手意識のある項目だと思います。

しかし、趣味・特技の項目で自分の魅力や人柄、スキルをしっかりアピールすることができれば、他の就活生を大きくリードすることができます。

この記事を参考に趣味・特技の項目を充実させて、ぜひ素敵な就職活動のスタートを切ってくださいね。