成長したい就活生必見!「危ないベンチャー」の見分け方を徹底解説

「○○さんって大手に行きたいの?それともベンチャー志望?」

就活生同士の会話の中で必ずといっていいほど聞かれる、「大手かベンチャーか」という話。

あなたも一度は耳にした事があるのではないでしょうか?

安定した大手企業と成長できるベンチャー企業、というイメージは、もはや就活生の中での共通認識といってもいいでしょう。

一方、そんな場面でよく言われるのが、「ベンチャー企業は危ない」という話です。たくさんの情報が飛び交う就活中、どこからともなくそんな話を聞いたら、不安になってしまいますよね。

この記事では、そんなベンチャー企業に関する情報をまとめて解説していきます。

平井よしの

ベンチャー企業が危ないと言われる理由から、優良なベンチャー企業の見分け方まで、気になる情報を盛り込みました。少しでもベンチャー企業に興味がある人は、ぜひこの記事を最後まで読んで、就活中の企業選びに生かしてくださいね。

そもそもベンチャー企業とは?

疑問を持つ人

まず、みなさんは「ベンチャー企業」という言葉の意味を正しく理解できているでしょうか?

ベンチャー企業の正しい意味を知らないままでは、ベンチャー企業への就職が危ないかどうかの判断を簡単に下すことはできません。

はじめに、ベンチャー企業とは何かを改めて解説します。

一般的に「新しいビジネスに挑戦する企業」

ベンチャー企業とは、革新的なアイデアや技術をもとにして、新しいサービスやビジネスを展開する企業を意味します。規模としては、小規模から中規模であることがほとんどです。「新興企業」という意味でもこの呼び方が使われます。

引用:https://boxil.jp/mag/a28/

以上のように、ベンチャー企業とは創業して間もない、革新的なビジネスを行う会社のことを指します。

ベンチャーとは日本語に訳すと冒険的という意味です。

その意味の通り、以前からあるビジネスではなく、新しいサービスや商品の提供を手がけるのがベンチャー企業。

まだ開拓されていない市場に乗り出し、新たなビジネスモデルを展開していることが大きな特徴であり、ベンチャー企業の強みです。

また、創業して間もないというのも、ベンチャー企業の特徴の1つです。

ベンチャー企業と中小企業は別物!

ベンチャー企業と中小企業を混同してしまう就活生が多いですが、実はベンチャー企業と中小企業は全くの別物なのです。

日本の企業の95%以上は中小企業だと言われていますが、その全てがベンチャー企業かといえば、そんなことはありません。

むしろ、ベンチャー企業はたくさんある中小企業のうちの一部です。

先ほど書いた通り、ベンチャー企業とは今までにない、新たなビジネスを始める企業。

既に収益が上がるビジネスモデルを展開している小規模な会社である場合は、ベンチャー企業ではなく中小企業という言い方をするのが正しいでしょう。

「メガベンチャー」は成長したベンチャー企業

就活生の中には、メガベンチャーという単語を耳にしたことがある人もいるかもしれません。

メガベンチャーとは、大企業に成長した「元」ベンチャー企業のことです。

有名どころでいくと、楽天サイバーエージェントがメガベンチャーにあたります。

ベンチャー企業と聞くと小規模な会社というイメージがあるかもしれませんが、メガベンチャーの企業規模はほとんど大手企業と変わりません。

メガベンチャーと大手企業の1番の違いは、新しいビジネスを行うベンチャー企業としてのスタートがあったかどうか。

メガベンチャーと大手企業を見分けるためには、その会社の事業が新しいものなのかどうかで判断するとよいでしょう。

平井よしの
楽天もサイバーエージェントも、就活生に人気の企業ですよね!大手企業同様、メガベンチャーも倍率が高いのが特徴です。

「ベンチャーは危ない」といわれる2つの理由

就活を注意するスーツの女性

ベンチャー企業の定義がわかったところで、次は多くの就活生が気になるであろう「ベンチャーが危ない理由」を解説していきます。

「ベンチャーはやめたほうがいい」という意見は多くの就活生が一度は耳にするものですが、その理由はどこにあるのでしょうか。

ここでは、ベンチャーが危ないと言われる理由の中でも大きなものを2つ紹介します。

後ほどその真偽についても解説しますが、まずは「なぜ多くの人がベンチャー企業を危ないと思っているのか」を押さえておきましょう!

理由①倒産するリスクが高い

まず1番耳にする理由は「安定しない」「倒産する可能性が高い」というものではないでしょうか。

ベンチャー企業は、これまでにないビジネスを形にするという、一見夢のある企業です。

だからこそ、そのビジネスアイデアと時代がマッチしていなければ、社会で生き残っていくのは非常に難しいといえるでしょう。

生き残り、有名なメガベンチャーのように大成功する企業はほんの一握りと言われています。

統計上でもベンチャー企業が20年後に生き残っている確率は0.3%という数字がでているのだとか。

こんな話を聞いたら、ベンチャーはやめておいたほうがいいのかな、なんて思ってしまいますよね。

理由②ブラック企業である

2つ目の理由は、ベンチャー企業はブラック企業化しやすいというものです。

ここでは、ブラック企業という言葉を給料と休暇の面からそれぞれ解説します。

給料が低い

小規模企業は、大企業に比べて会社としての売り上げも少なく、給与が低いというデータがあります。

年単位で見ると、10万円以上差が付くことも少なくないそうです。

ましてや新しいビジネスを始めたばかりのベンチャー企業は売り上げを立てることも難しく、必然的に給料が少なくなってしまうと考えられます。

また、新しい事業を軌道に乗せるまでに時間がかかることから、初めの頃は収入が少なかったり、支払いが滞ったりする可能性があるとも言われているようです。

休みが取れない

休暇の面についても、ベンチャー企業はブラック企業だとよく聞くのではないでしょうか。

成長中のベンチャー企業は、人員と仕事量のバランスが崩れる可能性があります。

その場合、仕事量が多すぎて思うように休みが取れなかったり、何時間も残業をしたりしなければなりません。

激務のせいで休めない、有給がとれない、定時に帰ることができないといったイメージが、ベンチャー企業にはあるようです。

ベンチャーは本当に危ないの?

考え事をする就活生

さて、ここまで読んで「やっぱりベンチャーに行くのはやめようかな」と思ってしまった人もいるかもしれません。

しかし、大切なのは「どういうイメージがあるか」ではなく「実際にはどうなのか」です。そこでここからは、先ほど紹介したベンチャー企業の悪いイメージが本当なのかを解説していきます。

ベンチャー企業は危ないという意見や噂を聞いて不安になってしまった人は、ぜひ読んでみてください。

「ベンチャー=不安定」は間違い

結論からいうと、「ベンチャー企業だから安定しない」というのは間違いです。

今の時代、大手企業が安定しているという保障もありません。

実際に、新型コロナウイルスの影響で、多くの大手企業が倒産したり、売り上げの低下で雇用が難しくなった社員を解雇したりしました。

また、大手企業の終身雇用や年功序列の制度も時代と共に維持が難しくなってきており、大企業に入れば定年まで安心、という時代も終わりを迎えようとしています。

会社が個人を守れなくなってきている今、安定は会社の規模では測れなくなっているのが現状です。

安定を求めるなら、会社の規模よりも事業の内容や、社員の成長度合いを見た方が賢明でしょう。

平井よしの
大手=安心ではないんですね!

ベンチャーは良くも悪くも「本人次第」

先ほど述べた通り、ベンチャー企業は新しいビジネスを自分達で切り開いていく必要があります。

その仕事内容はもちろん、簡単なものではありません。だからこそ、目標や熱意のある人はその環境でどんどん成長し、会社に守られなくても生きていける人材になることができます。

しかしながら、目的もなく、ただ会社から言われるがままに動いている人は、成長することもできず、難しい仕事の中で忙しさだけが増していく...ということになりかねません。

ですので、ベンチャー企業は良くも悪くも本人の意識と頑張り次第だといえます。

逆に言えば、目的や成長したい理由が明確な人は、ベンチャー企業の中でも実力を身につけ、やりがいを持って仕事ができるでしょう。

要注意!危ないベンチャーの特徴

NGを出す就活生

とはいえ、「本当に成長できる環境なのか」は気になるところですよね。

残念ながら、ベンチャー企業の中でも、資金に不安があったり、事業に関係なくブラックな企業は存在します。しかし、そういった企業には必ず何かしらの特徴があるもの。

ここでは、そんな危ないベンチャー企業の特徴を紹介していきます。

ベンチャーでしっかり成長したい!と思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

募集職種がよくわからない

募集要項を読んでも、何の職種が募集されているのかわからない場合は注意が必要です。

ベンチャー企業の中でもブラックな企業は、辞めていく人員を補充するために人を集めたがる傾向があります。

その際、激務になることが予想される営業などの職種の名称をぼやかしたり、カタカナのよくわからない職種名をつけたりして、募集をしている企業も少なくありません。

募集要項を読んでもなんの職種を採用しているのか、いまいちわからない企業は避けた方が無難です。

出資先が不明

会社を創業したり、新しい事業を始めたりする場合は、まとまったお金が必要になります。

そのお金がどこからでているのか、いくらなのか、そのお金を出した企業や株主がわからない場合は注意が必要です。

創業者が資産家である、などの限られた場合をのぞき、お金がない中でどうにか会社を回している......いわゆる自転車操業である可能性があります。

また、高利のビジネスローンなどを組んでいたり、借金をしていた場合は、事業がうまくいかないと資金繰りができず、倒産してしまう危険性もあります。

その会社の出資先と資金額は、最低限チェックするようにしてください。

募集人数が多すぎる

募集人数が異様に多いのも、いわゆるブラックなベンチャー企業の特徴です。

離職する社員が多い分、新しい社員をたくさん入れることで補おうとしている可能性があります。

堅実な企業であれば、しっかりと事業の売り上げが立つまでは、やみくもに人数を増やしたりはせず、しっかり給料を払えるだけの人数を雇用します。

今いる社員が10数名なのに、いきなり50人、100人と雇用を拡大しているのであれば注意すべきです。

また、もしも給料の支払いに問題が無かったとしても、一気に従業員を増やしたことで教育が行き届かなかったり、サービスが低下してしまったりといったリスクが生じる可能性があります。

平井よしの
3年以内の退職率もわかりやすいデータの一つですね!

簡単に内定が出る

  • 一度の面接ですぐに内定が出る
  • 面接のはずなのに雑談のような雰囲気で終わる
  • 選考通過率が異常に高い

このような特徴がある企業も要注意です。

自社にあった人材を見極める企業であれば、選考の通過率は自然と低くなり、面接の回数も増えていきます。

選考過程が緩いということは、その企業は自社に合った人材を見極める気がない、もしくはその余裕がないほど人手が不足しているか、仕事量が飽和している可能性があります。

もちろん、企業が求めていたスキルをもっていて採用が確実な場合や、あなたの人柄が社風に完璧にマッチしていた場合に、面接の回数が少なくなったり、雑談混じりになってしまったりする可能性も十分にあります。

しかしながら、誰に対しても内定が出やすい企業は、たくさん採用して人材を使い潰していく、いわゆるブラック企業である可能性があります。

優良ベンチャーの特徴

良い就活生

先ほど書いた通り、ベンチャー企業にも良し悪しがあります。

激務に追われて社員が潰れてしまうような企業もあれば、自分一人で生きていけるくらいの成長を実現できる企業もあるのが現実です。では、成長できる環境を提供してくれる、優良なベンチャー企業とはどんな企業なのでしょうか。

ここでは、あなたの熱意に真摯に応えてくれる優良ベンチャー企業の特徴を紹介します。

あなたが気になっているベンチャー企業があてはまっているか、ぜひ確認してみてください。

ベンチャーキャピタルから出資を受けている

出資先が不明なベンチャー企業は避けた方がよいと書きましたが、有名なベンチャーキャピタルから支援を受けている企業であれば、ひとまずは安心してよいでしょう。

ベンチャーキャピタルは、ベンチャー企業の専門家が選んだ企業に出資をしています。

それはすなわち、これからの時代に必要とされる事業やビジネスであることが保証されているということです。

日本アジア投資、JAFCO、日本ベンチャーキャピタルなどのホームページでは、出資しているベンチャー企業が紹介されているので、あなたのいきたい企業の名前があるかどうか確認してみてくださいね。

参考になるホームページ

日本アジア投資ホームページ https://www.jaic-vc.co.jp/

JAFCOホームページ https://www.jafco.co.jp/

日本ベンチャーキャピタルホームページ https://www.nvcc.co.jp/

社員がイキイキしている

今働いている社員は、入社後のあなたの姿そのものです。

ベンチャー企業のように小規模な会社であれば、オフィスがワンフロアであるケースが多く、実際に働いている社員を見ることができます。

そこで社員がイキイキと楽しそうに働いているのであれば、入社後のあなたも楽しく働けることでしょう。

業務の中で実際どのくらいコミュニケーションがとれているのか、遠目から見てみるのも手です。

また、実際に社員から話を聞いてみたいと申し出るのもよいでしょう。働いている社員の表情や様子なども、しっかり観察してみてください。

平井よしの
OB訪問のアプリなどを利用して、社員の方と話してみるのも良いと思います!人事の方からは聞けない「ホンネ」が聞けるかもしれません。

成長産業の中で成長している

そのベンチャー企業が、この先生き残れるかどうかに大きく影響するのが事業内容です。会社として生き残っていくためには、衰退している産業に参入しても成長は見込めません。

その会社の事業内容が成長産業の中にあるものなのか、今一度確認してみてください。

成長産業の中にある事業であれば、業界自体も成長しているわけですから、事業自体の成長も見込めます。

一般的に、日本の成長産業はITや医療だと言われています。その企業の事業内容の将来性についても、考えてみるとよいでしょう。

まとめ:ベンチャー企業は危なくない!

ここまでお伝えしてきた通り、すべてのベンチャー企業が危ないというわけではありません。

ベンチャー企業ならではの成長できる環境や、風通しの良い企業はたくさんあります。

ただし、いわゆるブラック企業と呼ばれるような性質を持ったベンチャー企業も多くあるので、応募する際にはしっかりその企業を見極める必要があります。

避けるべきベンチャー企業の特徴は以下の4つ。

避けるべきベンチャー
  • 募集職種がよくわからない
  • 出資先が不明
  • 募集人数が多すぎる
  • 簡単に内定が出る

反対に、優良なベンチャー企業の特徴は以下の3つ。

優良ベンチャー
  • ベンチャーキャピタルから出資を受けている
  • 社員がイキイキしている
  • 成長産業の中で成長している

ベンチャー企業に少しでも興味のあるあなたの不安を解消できていれば嬉しいです。

この記事の内容を生かして、ぜひあなたの志望する企業をチェックしてみてくださいね。

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