【体験談】新卒でもベンチャーは怖くない!いま就活生に伝えたいこと

就活生の誰しもが一度は聞いたことがあるであろう、「新卒でベンチャーはやめとけ」という言葉。

両親や友人、先輩にそんな言葉をかけられて、「やっぱり大手企業の方が安心なのかな...」なんて悩んでしまう就活生もいるんじゃないでしょうか。

かくいう私も、以前はその1人でした。

右も左も分からない就活の中で、そんな不安を抱えたままでいるのは辛いですよね。

この記事では、実際に「ベンチャーはやめておいたほうがいい」「大手の方が安心だよ」と周囲に言われ続け、それでもベンチャー企業に入社した私の体験談をお話ししようと思います。

ベンチャー企業との出会いから、内定者として入社に悩んだ時期、そして今、入社から半年経って思うことを全て書きました。

もしあなたが今、周囲の声で自分の就職に対して自信がなくなってしまっているなら、ぜひこの記事を参考に、今一度自分の進路について考えてみてください。

私の経験が、あなたの人生に役立つと幸いです。

ベンチャー企業との出会い

手を差し伸べる図

私が今いる会社と出会ったのは、大学3年生最後の3月でした。

もうすぐ4年生になろうかという時期まで就活生らしいことなど何もしていなかった私。

たまたま「人気の就活生向けイベント」で検索して見つけたある企業の対談イベントが、今の会社との出会いでした。

最初の印象は「給料低すぎ」!

まず最初の印象は、何より「給料が低い」ということ。

当時、「できるだけ給料が高くて、福利厚生がしっかりしていて、忙しくないところ」なんて怠惰な考えをしていた私にとって、今の会社の第一印象はお世辞にもよいものではありませんでした。

そもそも、私に「ベンチャー企業に入って成長したい」なんていう考えはほとんどなく、むしろ志望は大手寄りだったと言えます。

だからこそ、意識が高くて過酷そうなベンチャー企業なんて選択肢にない...そのはずだったのです。

心に引っかかった社長の「ある言葉」

ただ、そのイベントで話を聞く中で、魚の小骨のように引っかかった言葉がありました。

「今の日本は働くことが苦痛だって常識がある。7日間中、5日が苦痛で2日でそれをどうするかばかり考えている。人生の7分の5は苦痛なんですよ。それっておかしいと思いませんか」

社長のその言葉は、私の常識を大きく覆すものでした。

私は社会人は大変だ、苦しいとばかり思い込み、そこに疑問を投げかけたことなんて一度もなかったのです。

同時に、「この人の考えはこれまでのどの大人とも違う。この人がトップを務める会社ってどんな会社なんだろう」という思いもこみ上げてきたのです。

それは私がはじめて「ベンチャー企業」に興味をもった瞬間でした。

選考内での成長を認められ内定を獲得

その後、私は興味のままにベンチャー企業の選考を進みます。

まだその頃は「絶対にこの企業に入りたい!」という熱意はなく、大手企業をメインに選考を受けながら、ぼんやりと就活を進めていました。

しかし選考を進む中で、「働くことに後ろ向きな、私のような学生を減らしたい」という思いが強まり、いつしか私の就活の軸は「働くをもっと楽しくしたい」へと変化。

私は「ラクに適当に働きたい」という怠惰な就活生から一転、働き方をより良くする会社に勤めたいと胸を張って面接で話せるまでになったのです。

そんな私の数ヶ月の成長を選考の中で感じ取ってもらえたのか、最終選考を終えた私には、見事合格通知が届いたのでした。

その時の私は有頂天で、憧れの会社で始まる社会人としての生活に、ただ胸を躍らせていました。

ベンチャー企業への不安で揺れた内定者時期

不安に思う就活生

憧れの第一志望から晴れて内定をもらった私は、会社のSNSや内定者研修のお知らせを何度も眺めては、そわそわと浮き足立っていました。

しかし、内定をもらった後、喜んで親や友人に報告した私は、そこで思ってもみない言葉を投げかけられることになります。

「大丈夫なの?」と心配する親、「ベンチャーなの!?」と驚いた友人

「ベンチャー企業?それって大丈夫なの?」はじめにそう言ったのは私の母でした。

母は私の就活に一貫して口を出さず、「あんたの人生なんだから自分で決めなさい」とほとんど放置のスタンス。

そんな母から告げられた、初めての不安そうな言葉に、私は戸惑いつつも「大丈夫だよ」と返しました。

しかし、程なくしてまた同じような言葉が投げかけられます。

今度は私の就活仲間でもある、大学の友人でした。

「え!ベンチャーは潰れやすいし、ブラックだって聞くよ。大手の方がいいんじゃない?」

私の怠惰な時期を知っているだけに、友人の驚きはもっともなものでした。

友人は私よりずっと早くから就活をはじめており、いろいろなサイトやOB・OG訪問で情報を集めていた、いわゆる優秀な就活生です。

親からだけでなく、そんな友人からも否定的な言葉を受けた私は、はじめて今の会社への不安を覚えました。

拭い去れない不安との葛藤

それからというもの、私は有頂天だった頃が嘘のように悩みました。

給料は低いし、社員さん達はいかにも仕事ができそうな雰囲気だった。私が入ってついていけるのかな、入社して後悔しないかな...。

連日「新卒 ベンチャー」でGoogle検索を繰り返し、出てくる否定的な言葉を見ては不安に駆られ、落ち込む日々。

コロナ禍だったこともあり、ほとんど友人や先輩と会うこともなかった私は、そこではじめてベンチャー企業が一般に「あぶない」と言われるものだということを知ったのです。

ベンチャーは潰れやすい、ベンチャーはお給料が安い、ベンチャーは求められるレベルが高い。

安心しようとネットで検索しても、どんどん不安は増すばかり。

やっぱり大手企業の方がいいのか、と再度就活を始めることを真剣に悩んだ日もありました。

背中を押してくれたのは同期の姿

そんな私の悩みを解決するきっかけになったのは、会社の内定者インターンでした。

私の会社のインターンはよくある日付指定型ではありません。

平日は毎日オフィスが開放され、内定者はいつでも好きな時にインターンに参加することができます。

私は当時地方の大学に通っていたこともあり、インターンには1週間に一度、いけるかどうかといった具合でした。

そこでは他の内定者と話す機会も多くあり、不安に駆られた私はひょんなことから自分の悩みを内定者達に打ち明けるようになったのです。

私の悩みを聞いた内定者の反応は様々でした。

「私も不安なんだ。周りのレベル、すごく高いよね」と共感してくれる子もいれば、

「その悩みなら、この前オフィスで社長がこんな話してたよ」と情報を共有してくれる子もいました。

しかし、反応は違えど、みんなが真剣に寄り添ってくれたことで、私はだんだんと気持ちを持ち直すことができるようになったのです。

インターンに何度も参加するうちに、「入社後どうなるかわからないけれど、この人達と同期になりたい。一緒に頑張ってみたい」と私の決意は再び固まりました。

半年ぶりにわくわくした気持ちを取り戻した私は、4月1日の入社日を晴れやかな気持ちで迎えたのです。

入社後、ベンチャーで良かったと感じた3つ理由

パソコンとノート

4月1日に胸を高鳴らせながら今の会社、すなわちベンチャー企業に入社した私ですが、就活生のみなさんが気になるのは「実際働いてみてどうなのか」ということだと思います。

ですので、ここからは私が実際にベンチャー企業に入社してよかったと感じることを3つほど、お伝えしたいと思います。

裁量権が大きい

まず1番に、ベンチャー企業ならではの強みである裁量権の大きさです。

私の会社は社員数が50人にも満たない、規模の小さな会社でしたが、それだけに任せてもらえる仕事の範囲は大きく、自分の責任感がぐんぐん育っていくのを感じました。

ほんの一例ですが、私の場合、入社後すぐに会社の広報を任されています。

「広報は平井さんに任せるから、好きにやってみるといいよ」という、社長からのお言葉つきでした。

わからないことは先輩に聞きながらでしたが、それでも確かに、「私の仕事だ」という誇りのようなものを胸に働き始めることができました。

その感情は、大手企業に就職していたら経験するのに数年、ひょっとしたら十数年もかかったかもしれません。

自由でのびのびとした社風

私が入社してよかっと思うことの2つ目は、ベンチャー企業ならではののびのびとした社風です。

人数が少なく、オフィスはワンフロアでしたが、その分コミュニケーションが取りやすく、仕事で関わりが薄い先輩とも気軽に話せる職場でした。

大企業のような「管理されている」感覚は全くなく、それどころか社長に直接「これがやりたいんですけど、いいですか」と聞けてしまえる環境。

裁量権の大きさと相まって、会社の一員として働けている実感を強く持てる会社でした。

まるで大学のサークル活動のような雰囲気で働ける会社は大手企業にはなかなかあるものではありません。

個性的な同期

そして忘れてはならないのは、この会社への入社を後押ししてくれた同期達です。

私の会社では、「辛いときに支えてくれる1番の存在は同期」という社長の考えもあり、内定者時代から多くの交流の場を設けてもらっていました。

そのおかげで、入社時には同期達とはすっかり仲良くなり、慣れない社会人生活の中でも支え合うことができたのです。

中には、「僕は大手だったら絶対に合格しなかった。可能性と熱意に投資してくれるこの会社だからこそ、こうして就職できた」と話す同期もいます。

大手企業とは違う軸で採用を行うベンチャー企業だからこそ出会える仲間や、見つけてもらえるあなたの良さも、きっとあると思います。

「新卒でベンチャー企業」が気がかりなら...

ここまで読んでくれたあなたには、私が親や友人の否定的な意見に負けずに就職したベンチャー企業で、楽しく働いているということがわかったと思います。

とはいえ、ベンチャー企業に対する不安はまだまだ根強く、実際にブラック企業と呼ばれるような実態を持つベンチャー企業があるのもたしかです。

ここでは、今ベンチャー企業という選択肢にためらってしまっているあなたへ、私からのアドバイスをいくつか書いておきたいと思います。

まずは自分の声を聞く

もしあなたが今、周囲の声に不安になってしまっているのなら、まずは一度、自分の声を聞いてみてください。

そのベンチャー企業に本当に行きたいのか、どんなところが魅力なのか、どういう思いで選考を受けているのか、などです。

本当にベンチャーに行きたいと思っているのかもしれませんし、ひょっとしたらそうではないのかもしれません。

大切なのは、あなたがどうしたいかを、あなた自身がわかっているということだと思います。

今、あなたが迷っているのなら、まずはあなた自身がどうしたいのかを自分で理解しましょう。

どんな社会人になりたいかを考える

あなたが入社する会社によって、あなたの人生は大きく変わります。

逆に言えば、あなたがどんな社会人になりたいのかによって、選ぶ企業は変わってくるのです。

ベンチャー企業に入り、大きな裁量権を得て活躍するのもよいですし、大手企業に入って、堅実にキャリアを積み重ねていくのもよいでしょう。

すべてはあなたがどんな社会人になりたいか、どんな働き方に魅力を感じるかなのです。

今一度、あなたがなりたい社会人像を思い描いてみましょう。

そこによしあしや、正解、不正解というものはありません。

大事なことですので、これも覚えておいてくださいね。

働いている社員の姿を見る

働いている社員の姿は、将来のあなたの姿です。

もし先輩社員が疲れていたり、楽しくなさそうならば、あなたがその会社に入ったとき、同じ状態になることが予想されます。

実はこれは、ベンチャー企業でも大手企業でも、同じことが言えるんです。

企業訪問や面接で企業に行く際は、ぜひ働いている社員の様子を観察してみてください。

たとえ創業間もないベンチャー企業だとしても、社員がイキイキと働いているなら、その会社はきっとブラックではない、優良な企業だとわかります。

まとめ

ベンチャー企業に新卒で入社した私の体験談、いかがでしたか?

もちろん世の中には数え切れないほどのベンチャー企業がありますから、「ベンチャー企業は絶対に安心」とは到底言えません。

しかし、周囲の声や「ベンチャーはやめておけ」という定説よりも、目の前の仲間や会社を見つめ続けた結果、素敵な社会人になれた就活生がいたことは本当です。

あなたがベンチャー企業にほんの少しでも不安を持ってしまう瞬間があったなら、この記事の内容を思い出してみてください。

あなたが理想の社会人になれることを、心の底から祈っています。

 

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