上司ガチャについて思うこと

「上司ガチャ」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

 

入社する会社を選ぶことはできても、上司を選ぶことはできない。

 

上司ガチャとは、どのような上司に当たるかどうかは運次第ということを、ソーシャルゲーム上の「ガチャ」に例えて作られた言葉である。

 

要するに、「いい上司に当たるか悪い上司に当たるかって、ものすごく大事なのに、選ぶことができないじゃん」ということだ。

 

優しく教えてくれて、上手に指導してくれて、ちゃんと叱ってくれる。このような上司のもとで働くことができれば、毎日仕事に向かうのが苦ではないし、しっかりと成長をすることもできる。

 

反対に、常にイライラしていて、理不尽に何度も怒鳴ってくるような上司の元では、仕事には行きたくないし、仕事が嫌いになってしまいそうだ。

ガミガミ怒る上司は、実は少ないかもしれない

わたしも、「上司ガチャ」が怖かった。

 

どれだけがんばって良い就職しても、結局は上司ガチャだ。社風に惹かれても、上司が最悪だったら働き続けられる自信がない。

 

わたしは昔から怒られることが嫌いで、とにかく怒られることを避けてきた。だからこそ、「社会=理不尽に怒られる」という印象が強く、就職したくなかった。

 

「御社に、理不尽に怒ってくる嫌な上司はいますか?」なんて質問ができるわけないし。

 

ただ、社会は意外と、「怖い上司」ばかりではないと覚えておいて欲しい。

 

最近では、会社のクチコミ情報が載っているサイトもたくさんある。就活は情報戦というが、企業の情報集めを怠らなければ、「ブラック企業かそうでないか」くらいはある程度判断がつくはずである。

 

ごくまれに「いい企業なのに、あの上司だけは怖くて、、、」という会社もあるかもしれないが、基本的にはブラック企業といわれる「厳しい会社」に怖い上司は多く集まっていると思っていい。

しのごの言わず、実力をつければ良い

わたしは就活時代、担当のメンターさんから「入社する企業なんて早く決めてしまえばいいよ」と言われていた。

 

最初にも言った通り、上司ガチャは運ゲーである。毎日駅でゴミ拾いをして、神様に祈ったって、ハズレを引くときはある。

 

だからこそ、いつまでも悩まず、入社する企業なんか早く決めてしまえばいい。どこに入社するかを決めてしまえば、実力をつけることに専念できる。

 

実力をつけるとは、内定者インターンに限った話ではない。大学4年生が、入社前に社会人力をつけるための場所はたくさんある。

 

上司ガチャは運ゲーだと言ったが、本当にくじ引きなどで決めているわけではない。配属はある程度、その人の適性や能力に合わせて決めている会社がほとんどだ。

 

実力をつけ会社から優秀と認められることができれば、配属先も「良い上司」のいる「良い環境」にしてもらえる可能性が高い。

 

もし上司ガチャでどうしようもなく悪い環境にあたってしまったとしても、実力さえつけていれば転職だってできる。

 

上司ガチャについて、入社前から色々言っても何も変わらない。いまあなたにできることは、入社後にいきる「社会人力」を身につけることなのだ。

「怒る」と「叱る」は違う。

かくいうわたしも、日々の業務で注意を受けることはある。

 

昔のわたしであれば

「どうしてわたしはこの程度のことすらできないのか」

「わたしは何をやってもだめな人間かもしれない」

とひどく落ち込んでしまっていたが、いまのわたしはへこまなくなった。

 

それはわたしが「怒られる」のではなく「叱られる」からである。

 

「怒る」と「叱る」は大きく異なる。「怒る」とは、ただ感情的になって文句を言うこと。「良くない上司」の典型例である。

 

反対に「叱る」とは、れっきとした目的がある。本人の成長のために、相手の良くないところや改善点を伝えることだ。

 

理不尽にただ「怒ってくる」という上司が、上司ガチャではハズレなのと同様、何も叱ってくれない上司もまた、ハズレかもしれない。

 

上司ガチャでの当たりとは、「叱ってくれる上司のいる環境」なのである。叱ってくれる上司がいないと、改善も何もない。

 

上司ガチャは運ゲーだし、あなたがどのような上司に当たるかは、入社するときにしかわからない。

 

もし「叱ってくれる上司」に当たったとしたら、それは大当たりであり、感謝した方がいい。

 

そして数年後、あなたが誰かの上司になったときには、どうか「叱ってあげられる上司」になれることを祈っている。

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